アナログ原稿をスキャンする|清書をデータへ取り込む
公開日
清書をデータへ取り込むと、端が切れたり傾いたりします。同じ自作原稿を三通りの条件で取り込み、条件と結果を突き合わせる手順を扱います。紙の色の調整はここでは主題にしません。
取り込んだら端が切れていた
清書を取り込んだあとで、端が欠けていたり傾いていたりすることがあります。
取り込んでから気付くからです。 そのときには紙を片付けています。
そこで、条件と結果を突き合わせます。 どの置き方で何が起きるかが決まります。
取り込みで見る六つ
| 見るところ | そこで決まること |
|---|---|
| 原稿準備 | 折れと汚れ |
| 向き | 上下と表裏 |
| 解像感 | 線の粗さ |
| 切れ | 端が入るか |
| 傾き | まっすぐか |
| 取り込み後の確認 | 直すか撮り直すか |
原稿準備と向きは、取り込む前に決めます。 あとから直すと手間が増えます。
解像感・切れ・傾きは、取り込んだ結果に出ます。 三つとも見れば取りこぼしません。
最後の確認で、直すか撮り直すかを決めます。
取り込む前にすること
結果に出る問題の多くは、置く前に決まります。 先にやることを並べます。
紙を平らにします。 反りがあると、端だけ浮いて切れます。
枠を確かめます。 原稿の外枠が、取り込む面のどこまで入るかを先に見ます。
向きを決めます。 上下と表裏です。置いてからでは直せません。
汚れを取ります。 消しかすは取り込むと線として残ります。
| 前にやること | やらないと |
|---|---|
| 平らにする | 端が切れる |
| 枠を見る | 外が入らない |
| 向きを決める | 回す手間 |
| 汚れを取る | 線が増える |
三通りの取り込み結果
三枚の原稿は、同じ一枚をこちらで置き直したものです。 実在の作品ではありません。
この図では、斜めの条件だけが 9 度回っています。 切れはありません。
端を外した条件だけが 30 だけ切れています。 こちらは回っていません。
まっすぐの条件は、回転も切れもありません。
見る順を決めて突き合わせる
六つを順に見ると、どこで起きた問題かが決まります。
傾きは置き方、切れは位置で起きます。 直す場所が別です。
順を決めておくと、一度見たところへ戻れます。 見落としが減ります。
図の番号は見る順で、機器の設定値ではありません。
一度で決まらなくてよい
条件を先に書き、結果と突き合わせる。 撮り直すかどうかはそのあとで決まります。
撮り直すか直すかの分かれ目
結果を見たあと、直すか取り込み直すかを決めます。 分かれ目を置いておきます。
端が切れている。 取り込み直します。切れた部分は後から足せません。
傾いている。 どちらでも直せますが、回すと線が少し鈍ります。時間があれば取り込み直します。
線が粗い。 取り込み直します。後から細かくはできません。
汚れが入っている。 消せる場所なら直します。線と重なっていれば取り込み直します。
| 出たこと | 選ぶ側 |
|---|---|
| 端が切れた | 取り込み直す |
| 傾いた | どちらでも |
| 線が粗い | 取り込み直す |
| 汚れ | 場所しだい |
迷ったら取り込み直します。 紙が手元にあるうちは、そちらのほうが早く済みます。
向きは取り込む前に決める
上下や表裏は、置いた時点で決まります。
あとから回すと、紙の端の形で分かってしまうことがあります。 置き直すほうが早い場合があります。
複数枚を続けて取り込むときは、向きを揃えておきます。 並べ直す手間が減ります。
原稿の端に目印を付けておく方法もあります。
紙の色の調整はここではしない
取り込んだ直後は、紙の色が残っています。
白をどこに置くかは別の調整です。 この記事では触れません。
先に切れと傾きを直しておくと、あとの調整がやりやすくなります。 この記事の工程が前に来ます。
色の調整は別の記事が受け持ちます。
レイヤーの記事は取り込んだあと
線画・塗り・台詞を層に分ける記事は、データになったあとの構成を扱います。
あちらはデータの中、ここは紙からデータへ移すところです。
取り込みが済んでから、層に分ける作業が始まります。 こちらを通ってから、あちらへ進みます。
層の分け方で迷っている場合は、そちらを開きます。
フォルダの記事は置き場の側
原稿と書き出しを分ける記事は、できたデータをどこへ置くかを扱います。
あちらは置き場、ここは取り込む工程です。
取り込んだデータの置き場を先に作っておくと、混ざりません。 重ねて使えます。
置き場から整えたい場合は、そちらへ進めます。
取り込んだあと三つを見る
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 端 | 切れていないか |
| 傾き | まっすぐか |
| 線 | 粗くないか |
一枚だけ、傾きを見る
いま取り込んだデータが一枚あるなら、端の線が枠と平行かを見ます。
平行でなければ置き方の問題です。 直すより置き直すほうが線は保てます。
平行なら次は端の切れを見ます。 二つ見れば、あとは解像感だけです。