COMISTA JOURNAL漫画を描く

漫画制作のフォルダを整理する|原稿と出力を分ける

公開日

作業中の原稿と書き出したデータを別の置き場に分けるフォルダ構成の雛形を作ります。この構成が唯一の正解ではなく、名前も数も作品に合わせて変えられます。

「漫画制作のフォルダを整理する」を表したイラスト

どれが出す用のデータか分からない

入稿の直前に、どのファイルを送ればよいか迷うことがあります。

ファイルが多いからとは限りません。作業中のものと出す用のものを、同じ場所に置いているだけです。

作品フォルダの下に四つの置き場を並べたフォルダ構成の図
四つの置き場は役割で分けてあります

置き場は役割で分ける

置き場を分ける手がかりは、そのファイルを誰が使うかです。

自分だけが使うものと、人に渡すものは別の置き場です。 中身が同じでも分けます。

四つでなくても構いません。 二つで足りる作品もあります。

どの置き場にも丸や印は付けていません。 唯一の構成を決めないためです。

四つの置き場

置き場 入れるもの
素材 借りない自作素材
作業中 描きかけの原稿
書き出し 人に渡すもの
保管 終わった回

書き出しに入るのは、出せる形になったものだけです。 途中のものは入れません。

保管は触らない場所です。 終わった回をそこへ移すと、作業中が軽くなります。

置き場の名前の付け方

名前が読めないと、置き場を分けた意味がありません。

役割の名前にします。 「作業中」「書き出し」のように、何が入るかで付けます。

日付や版を名前に入れません。 中のファイルの側で管理します。

並び順を決めたいなら、頭に数字を付けます。 01、02 のように桁をそろえます。

同じ名前を作品をまたいで使います。 作品ごとに違う名前だと、探すときに迷います。

名前に入れる 入れない
役割 日付
並びの数字 版

同じ絵でも置き場が違う

描きかけと書き出し済みの同じ原稿が別の置き場にある図
絵は同じでも置き場が違います

絵は同じでも置き場が違います。 使う相手が違うためです。

書き出したら、作業中のほうは残しておけます。 消さなくて構いません。

枠の形も置き場ごとに変えてあります。 見分けるためです。

保管へ移す時期

保管の置き場は、作っただけでは軽くなりません。 移す時期を決めます。

出し終えたとき。 その回の作業は終わっています。

次の回に取りかかるとき。 前の回が作業中に残っていると、開く数が増えます。

移すのは一回ぶんまとめてです。 ファイル単位で移すと、対応が崩れます。

移したあとも消しません。 保管は残す場所です。

移す前に、書き出しの置き場が埋まっているかを見ます。 出せる形が無いまま移すと、後から作り直しになります。

混ざるとどうなるか

一つの場所に全部が入っている状態と分けた状態を並べた図
どちらにもばつ印は付けていません

一つの場所に全部あると、最新が分からなくなります。 名前で見分けるしかありません。

どちらにもばつ印は付けていません。 短い作品なら一つでも困りません。

分けるのは、渡す相手ができたときで足ります。 最初から作らなくて構いません。

置き場が増えすぎたとき

分けるほど整うわけではありません。 増えたときの戻し方を決めておきます。

開く回数で数えます。 一度も開いていない置き場は、要らない可能性があります。

中身が三つ以下の置き場は、上の置き場へ戻します。 分ける意味が出ていません。

似た名前の置き場は一つにします。 「素材」と「資料」のような組です。

減らしたあとは、書き出しの置き場だけは残します。 渡す相手がいる限り、そこは分けたままにします。

探せなくなったとき

散らかりやすいところを、三つ見ておきます。 どれも自作の構成での話です。

三つとも、ファイルを消していません。置き場のほうを決め直しただけです。

作業中と書き出しが分かれたか確かめる

フォルダを分けたあとに確認したい5項目のチェックリスト
置き場の数を数える表ではありません

書き出しに途中のものが入っていないか。 入ると迷います。

作業中と書き出しが別になっているか。 同じなら分けます。

置き場の数が探せる数か。 多すぎると使えません。

書き出しの置き場を一つ作る

フォルダを整えるのに、決まった構成は要りません。作品のそばに、書き出しの置き場を一つ作ること。

そこに入るのは出せる形だけか。作業中のものと混ざっていないか。 そこまで分かれれば、入稿で迷いません。

置き場が二つのままでも構いません。 渡すものが分かれていれば、それで通ります。

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