漫画を共同制作するときの作業分担を決める
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共同制作は誰が何を渡すかで止まります。架空チームについて担当・工程・渡すもの・状態・確認者・戻す条件を並べ、受け渡しが一本につながるかを確かめます。役割は属性で固定しません。
渡したはずが止まっている
分担を決めたのに、途中で作業が止まることがあります。
誰が何をするかだけを決めているからです。 何を渡すかが決まっていません。
そこで、受け渡しの側から決めます。 渡すものが決まれば動きます。
受け渡しで決める六つ
| 決めるもの | そこで決まること |
|---|---|
| 担当 | 誰がやるか |
| 工程 | どこまでやるか |
| 渡すもの | 何を渡すか |
| 状態 | 渡せる出来ぐあい |
| 確認者 | 誰が見るか |
| 戻す条件 | どうなったら戻すか |
渡すものと状態が対になります。 名前だけ決めても、どこまで出来ていれば渡せるかは決まりません。
確認する人は渡す人と別にします。 同じだと確認になりません。
戻す条件を先に書いておくと、戻すときに揉めません。
誰から誰へ渡すか
このチームは、この記事のために組んだ架空の三人です。 実在の人や団体ではありません。
担当は記号で置いています。 誰がどの工程に向くかを、人の属性で決めていません。
どの行でも、確認する人は渡す人と別になっています。 三人いれば必ず作れます。
渡すものは行ごとに違います。
状態をどう書くか
「できたら渡す」では、渡す側と受ける側で食い違います。 書き方を決めます。
見れば分かる形で書きます。 全ページ揃っている、台詞がすべて入っている、といった形です。
数で書けるものは数で書きます。 ページ数、コマ数、話数です。
「きれいに」「ちゃんと」は使いません。 受ける側が判定できません。
| 書き方 | 判定 |
|---|---|
| 全ページ揃う | できる |
| ちゃんと描く | できない |
状態が書けない工程は、まだ分けきれていません。 工程をもう一段小さく割ります。
確認する人は渡す人と別
前の受け手が、次の渡し手になります。
このつながりが切れていると、誰かの手元で止まります。 表を作った時点で気付けます。
三人で一周して戻る形にもできます。 人数が増えれば行を足すだけです。
矢印の上が、その受け渡しの工程です。
分け方に唯一解は無い
渡すものと状態を決め、確認者を分ける。 ここまでで止まらなくなります。
戻す条件を先に書く
受け取ったものに不足があったとき、戻す基準が要ります。
戻す基準は、見れば分かる形で書きます。 線が抜けている、指定が読めない、版が古い、といった形です。
戻す条件は渡す側とも共有します。 渡す前に自分で確かめられます。
条件に合わなければ、そのまま進めます。
待ちが起きたときに見る場所
止まったときに見る場所を、先に決めておきます。
つながりが切れていないか。 受け手が次の渡し手になっているかを見ます。
状態が書けているか。 渡す側が判定できないと、渡せません。
確認者が渡す人と同じになっていないか。 同じだと確認が省かれます。
戻す条件が書けているか。 書けていないと、戻すかどうかで止まります。
四つのうちどれかが空なら、そこが原因です。 人の側ではなく表の側を直します。
人が増えたら表を足す
四人目が入ったら、行を足すだけで済みます。
つながりが切れていないかだけ見ます。 受け手が次の渡し手になっているかです。
同じ工程を二人で持つ場合は、渡すものを分けます。 重なると戻す先が決まりません。
人数に上限はありません。
レイヤーの記事は一人の作業
線画・塗り・台詞を層に分ける記事は、一つのデータの中の構成を扱います。
あちらは一人の手元、ここは人と人のあいだです。
層が分かれていると、渡すものも切り分けやすくなります。 二つは重ねて使えます。
データの中で困っている場合は、そちらを開きます。
制作の手順の記事は工程の並び
アイデアから完成までを並べる記事は、工程そのものを扱います。
あちらは工程の中身、ここは工程の切れ目で何を渡すかです。
工程が決まっていないと、受け渡しの場所も決まりません。 先に読むのはあちらです。
工程の並びが手元にあるなら、この記事はその上に重ねられます。
決めたあと三つを見直す
| 見直すところ | 確認すること |
|---|---|
| つながり | 切れていないか |
| 確認者 | 渡す人と別か |
| 戻す条件 | 見れば分かるか |
一工程だけ、受け渡しを書く
いま止まっている場所が一つあるなら、そこの受け渡しだけを書きます。
渡すもの・状態・確認者・戻す条件の四つで足ります。 残りは後で構いません。
書いて渡せば動きます。 動かなければ、状態の書き方を細かくします。