漫画原稿の修正版を管理する|どれが最新か分かる命名
公開日
版の番号と日付をファイル名に入れ、変更内容を一行ずつ残す方法を扱います。命名の決まりを一つに固定せず、最新が名前だけで分かるかどうかを見ます。
どれが最新か、開かないと分からない
似た名前のファイルが並び、開いて中を見るまで見分けられないことがあります。
数が多いからとは限りません。名前の中に、順番を決める場所を作っていないだけです。
名前の中に順番の場所を作る
名前を四つに区切ると、どこを見れば順番が分かるかが決まります。
版の場所は一箇所だけにします。 二箇所あると、どちらが効くか分かりません。
日付は年から書きます。 名前の並び順と時間の順がそろいます。
どの名前にも丸や印は付けていません。 唯一の付け方を決めないためです。
名前の四つの場所
| 場所 | 入れるもの |
|---|---|
| 作品名 | 短い呼び名 |
| 話数 | 何話目か |
| 版 | 何度目の形 |
| 日付 | 保存した日 |
版は数字だけにします。 言葉を入れると順番が崩れます。
日付が同じ日に二つ出ることがあります。 そのときは版の数字で決まります。
版を上げる場面
保存するたびに版を上げると、数字がすぐ大きくなります。 上げる場面を決めます。
人に渡したとき。 渡した形が残ります。戻る先として要ります。
大きく直したとき。 コマを組み替えた、台詞を入れ替えた、といった直しです。
一日の作業を終えたとき。 区切りとして分かりやすい形です。
| 場面 | 版を上げるか |
|---|---|
| 人に渡した | 上げる |
| 大きく直した | 上げる |
| 少し描き足した | 上げない |
どれを採るかは自分で決められます。 決めていないと、数え方が回ごとに変わります。
版と変更記録は一対一
版が一つ増えるたびに、記録も一行増えます。 数はいつも同じです。
一行は短くて足ります。 何を直したかが分かれば十分です。
記録は別の場所に置けます。 作品のそばの覚え書きで構いません。
記録に書くこと
変更内容の一行は、あとで戻る先を選ぶための行です。
どこを直したかを書きます。 ページ番号か、工程の名前です。
何をしたかを書きます。 足した、消した、入れ替えた、のどれかで足ります。
理由は書かなくて構いません。 戻るかどうかの判断には使いません。
渡した相手がいれば書きます。 どの版を誰が持っているかが分かります。
| 書く | 書かない |
|---|---|
| 場所と操作 | 直した理由 |
| 渡した相手 | 出来ばえの感想 |
迷う付け方と並べてみる
版の場所がないと、後から足すしかなくなります。 名前が伸びていきます。
どちらの付け方にも印は付けていません。 一人で描く短い作品なら困りません。
途中から切り替えられます。 次に保存するときから数字を入れれば足ります。
渡すときの名前
人に渡すファイルの名前は、手元の名前のままにしません。
版と日付は残します。 相手がどれを受け取ったか分かります。
作業用の語は外します。 「途中」「仮」などが残っていると、受け取る側が迷います。
渡した名前も記録に書きます。 同じ版を二度渡すことを防げます。
相手が付け直す場合もあります。 そのときも、こちらの記録は元の名前で残します。
分からなくなったとき
たどれなくなるところを、三つ書き添えます。 どれもこの記事で作った名前での話です。
三つとも、古い版を捨てていません。名前の付け方を決め直しただけです。
版の場所と記録の対応を確かめる
版の場所が一箇所だけか。 二箇所あると決まりません。
版と記録の行数が合っているか。 合えば一対一です。
最終という言葉を使っていないか。 後で直せなくなります。
名前に版の数字を入れる
版を管理するのに、特別な道具は要りません。次の保存のとき、名前の後ろに版の数字を一つ入れること。
日付はその前に入っているか。直した内容を一行書けるか。 そこまで残れば、開かずに最新が分かります。
前の名前が残っていても構いません。 次から数字が続いていれば、それで並びます。