複数の漫画アイデアから最初の一作を選ぶ方法
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案がいくつかあって決めきれないとき、描きたい核心・必要なページ数・要る準備・いま進めやすいか・終わりまで見えるかを並べて見比べます。点数の高い案が正解になる表ではなく、捨てるための表でもありません。
どれも書けそうで、どれも始められない
案がいくつか手元にあると、どれから手を付けるか決まらないことがあります。
比べる軸がないまま、頭のなかで並べ替えている状態です。 順位が毎日入れ替わります。
そこで、案を横一列にして見比べます。 違いが見えると、選べるようになります。
核心・分量・準備・進めやすさ・見通し
| 軸 | 見ること |
|---|---|
| 核心 | 何を描きたいか |
| 分量 | 何ページ要るか |
| 準備 | 何を調べるか |
| 進めやすさ | いま手が動くか |
| 見通し | 終わりが見えるか |
軸は入れ替えて構いません。 自分の事情に合うものへ差し替えます。
空欄が残ったままでも見比べられます。 むしろ空いた欄が判断の材料になります。
数字にしなくて構いません。 言葉のままで並べられます。
三つの案を横に並べてみる
並べた三案は、この記事の中だけの企画です。 外へ出したことのない案です。
表そのものは順位を出しません。 選ぶのは自分の側です。
軸ごとに強い案が違って構いません。 全部の軸で勝つ案は出てきません。
並べただけで決まらなければ、それで構いません。 見えたことのほうが残ります。
見通しの軸だけ、先に見る
最初の一作は、終わりまで行けることが効きます。
終わりが見えている案から始めると、一本仕上がります。 そこで手順が身につきます。
見えていない案を外さなくて構いません。 順番を後ろにするだけです。
先が読めない案に手を付けても構いません。 描きながら形が決まる案もあります。
企画選びで決めつけないこと
手元に置きたいのは、同じ軸で横に並べることと、終わりまで見えるかを一度見ることの二つです。
選ばなかった案は残しておく
表から外した案を消す必要はありません。
軸そのものが入れ替わる日が来ます。 手が動く範囲や、使える時間は変わります。
そのときに並べ直せば足ります。 表は作り直せます。
外した理由を一行だけ添えておくと、次に見たときに早く済みます。
準備の欄に書くこと
五つの軸のうち、準備の欄がいちばん具体に書けます。
調べないと書けないものを挙げます。 場所、仕事、道具の扱いなどです。
描けるようになる必要があるものを挙げます。 描いたことのない対象です。
人に聞く必要があるものを挙げます。 自分だけでは埋まらないところです。
| 準備の種類 | 効いてくるところ |
|---|---|
| 調べる | 着手までの時間 |
| 描けるようにする | 描いている時間 |
| 人に聞く | 相手の都合 |
空欄なら、すぐ始められる案です。 準備が少ないこと自体が選ぶ理由になります。
核心の欄が書けないときは
描きたい核心が言葉にならない案があります。
その場合は空けておきます。 無理に言い当てなくて構いません。
他の軸から見えることもあります。 調べるものを挙げていくうちに、核心のほうが出てきます。
空いたままの案を選んでも差し支えありません。
同じくらいに見えたときの決め方
並べても差が出ないことがあります。 そのときの決め方を置きます。
いちばん短く終わる案から始めます。 一本仕上がると、次の案の見積もりが正確になります。
いま手が動く案から始めます。 準備の欄が空いている案です。
忘れそうな案から始めます。 時間が経つと熱が落ちる案があります。
選べないまま止まるより、どれか一つを始めるほうが早く進みます。
選んだ案が合わなければ、表へ戻れます。 決めたことは取り消せます。
案を出す手順との違い
欄に分けて材料を書き出す記事は、別の記事が受け持っています。
あちらは案そのものを増やす話で、こちらは手元の案を並べて順番を決める話です。
案が一つしかないなら、この表は要りません。 そのまま始めれば足ります。
増やしたくなったら、あちらへ戻れます。
仮定から広げる記事との位置
一つの思いつきを段で下へ伸ばす記事は、別に置いてあります。
あちらは一案を場面まで育てる話で、こちらは育った案どうしを見比べる話です。
育ちきっていない案が混ざっていても並べられます。 見通しの欄が空くだけです。
一案を育てたくなったら、そちらへ移ります。
選んだあとに書き留めること
一案を選んだら、選んだ状態を残しておきます。
選んだ理由を一行書きます。 途中で迷ったときに読み返せます。
外した案の順位も書いておきます。 次に選ぶときは、並べ直さずに済みます。
選んだ日を書きます。 手が動かない日が続いたら、選び直す合図になります。
表そのものを捨てません。 軸ごと作り直すより、書き足すほうが早く済みます。
軸・点・見通しを見る
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 軸 | 自分の事情か |
| 点 | 付けていないか |
| 見通し | 一度見たか |
| 外した案 | 残してあるか |
| 売れ行き | 断定してないか |
見通しの欄だけ、三案ぶん書いてみる
いま案が三つあるなら、見通しの欄だけを横に書きます。
終わりが見えているかどうかを、一言ずつ書きます。 理由は要りません。
三案ぶん並んだら、今日はそこで閉じられます。 残る四つの軸は、また日を置いてからで足ります。