漫画のネタが出ないときの整理方法
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頭の中で考え続けるかわりに、人物・場所・困りごとなど六つの欄へ別々に書き出します。引いた札を組み合わせ、つなぐ一文を足して案にするまでを、架空の例でたどりました。札を引くだけでは案になりません。
出ないのは、材料が足りないからとは限らない
机に向かっても何も浮かばないとき、材料そのものが無いとは限りません。
頭の中で全部を一度に組み立てようとして、詰まっていることがあります。 人物も場所も出来事も、同時に考えています。
そこで、別々の欄へ分けて書き出してみます。 一つずつなら、思いつくことがあります。
人物・場所・困りごと・変化・関係・物
| 欄 | 書くこと |
|---|---|
| 人物 | どんな人か |
| 場所 | どこにいるか |
| 困りごと | 何に詰まるか |
| 変化 | 何が変わるか |
| 関係 | 誰との間か |
| 物 | 何が出てくるか |
六つに順番はありません。 埋めやすい欄から書けば十分です。
欄が欠けたままでも手は動きます。 空欄が残っていても先へ行けます。
一つの欄に一つとも限りません。 思いついただけ並べておきます。
発想カードを並べてみる
並べた札は、説明のためにその場で書き起こしたものです。 実際の案ではありません。
そこから三枚を選びます。 選び方に決まりはなく、気になったものを取れば足ります。
離れている札どうしを取ると、思いつかなかった組み合わせになります。 そこが狙いです。
選ばなかった札は消しません。 あとで別の組み合わせに使えます。
引いただけでは案にならない
三枚を選んだだけでは、まだ並んでいるだけです。
そこへ、三つをつなぐ一文を書きます。 誰が、どこで、何に詰まるのか。その一文が案の始まりになります。
つながらないと思ったら、札を入れ替えます。 無理につなげる必要はありません。
選んで並べれば作品になる、という手順ではありません。 つなぐところは自分で書きます。
材料の集め方で決めつけないこと
手元に置きたいのは、欄を分けて書き出すことと、つなぐ一文を自分で書くことの二つです。
札に何を書くか
欄に書き出すとき、札の形を決めておくと組み合わせやすくなります。
一枚に一つだけ書きます。 二つ書くと、片方だけ選べません。
短く書きます。 長い札は、ほかの札と組み合わせにくくなります。
評価を書きません。 「良さそうな設定」ではなく、何であるかを書きます。
| 書き方 | 例の形 |
|---|---|
| 人物 | 夜勤の見回り |
| 場所 | 閉めたあとの店 |
| 物 | 返し忘れた鍵 |
思いついた順に書きます。 並べ替えは後で足ります。
組み合わせは一通りではない
同じ三枚からでも、つなぎ方はいくつもあります。
誰を中心にするかを変えるだけで、出てくる場面が入れ替わります。 札はそのままで構いません。
一つ書けたら、そこで止めなくても大丈夫です。 別のつなぎ方も書き出しておけます。
正解を選ぶ場面ではありません。 手を付けやすいものから進めます。
三枚をどう選ぶか
選び方に決まりはありませんが、取っかかりを置きます。
違う欄から一枚ずつ取ります。 同じ欄から三枚取ると、話になりません。
遠いものを混ぜます。 近い札どうしだと、思いついていた形に戻ります。
気になっている札を一枚は入れます。 全部を無作為にすると、書く気が続きません。
三枚でつながらなければ、一枚だけ入れ替えます。 全部替えると、また最初からになります。
四枚以上は取りません。 一文にまとめられなくなります。
出なかった札は残しておく
選ばなかった札は、消さずに置いておきます。
別の三枚に混ざる日が来ます。 そのときのために、欄ごとに残します。
古くなった札もそのままで構いません。 見返したときに別の意味が出ることがあります。
捨てる判断を先にしないほうが、あとが楽になります。
六つの欄が埋まらないとき
六つのうち、埋まらない欄が出ます。
困りごとの欄が空きやすいところです。 人物と場所から逆に考えると出てきます。
変化の欄も空きます。 困りごとが決まってから書けます。
空いた欄は空けたまま進めます。 三枚選ぶのに、六つ全部は要りません。
同じ欄ばかり埋まるなら、そこが自分の書きやすいところです。 別の欄から選ぶと、いつもと違う組になります。
欄そのものを入れ替えても構いません。 自分の作りに合う欄で足ります。
日常から拾う手順は別の記事
見たことを材料にする手順は、別の記事が受け持っています。
あちらは観察から書き換えまでの段を追う話で、こちらは欄へ分けて組み合わせる話です。
入口が違うだけで、どちらから始めても構いません。 札が足りないと感じたら、そちらを先に見る手もあります。
同時に走らせなくても大丈夫です。
工程をひととおり通す記事との位置
六つの工程を順にたどる記事が、別にあります。
あちらは最後の一枚まで通す話で、ここで扱うのはその最初の材料を出すところだけです。
案が出たあとの組み立ては、そちらへ引き継ぎます。 ここでは一文までで止めます。
先に全体を見ておくと、どこで詰まっているかが分かりやすくなります。
欄・組み合わせ・つなぎを見る
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 欄 | 空いたままか |
| 組み合わせ | 一通りで止めてないか |
| つなぎ | 一文を書いたか |
| 出どころ | 人が特定できないか |
| 数 | 多さで測ってないか |
六つの欄を一つだけ埋めてみる
いま何も浮かばないなら、六つのうち一つだけを選びます。
思いついたものを三つ書き出します。 良し悪しは見ません。
そこで一度手を止めて構いません。 残りの欄は、別の日に埋めても間に合います。