気に入った漫画家の過去作を探す方法
公開日
名前で検索する前に、その人の作品がまとまって並んでいる場所があるかを見ます。公式の著者一覧は、ある公開先と無い公開先があり、あっても役割や全作品かどうかまでは書かれていないことがありました。一覧に載っていることと今読めることも別に扱います。
一作を気に入ったあと、次が分からない
一作読んで、この人の絵が好きだと思った。話の運びが好きだと思った。それで、次に何を読めばいいのかで止まります。
名前を検索欄に入れてみると、同じ名前の別の人や、話題にしている人の書き込みが混ざってきます。 探しているのは、その人が作った別の作品です。
先に見たいのは、その人の作品がまとまって並んでいる場所があるかどうかです。 あれば、そこを起点にできます。
著者の一覧という場所を探す
作品のページに作り手の名前が出ていたら、それが押せるかどうかを見ます。
押せるなら、その先にその人の作品が並んでいることがあります。押せないなら、名前はただの表記です。 そこから先は別の手を考えます。
| 見るところ | 何が分かるか |
|---|---|
| 著者一覧 | あるかないか |
| 並ぶ作品 | 載っている分 |
| 役割表記 | あるかないか |
| 作品の詳細 | たどれるか |
| 販売や配信 | 別に確かめる |
この五つが埋まれば、その一覧は使えます。 埋まらない欄は、埋まらないままにしておきます。
同名・似た絵柄・並ぶ数を同じ人の目印にしない
見たいのは、公式の一覧に同じ人として載っているかどうかだけです。
公開先ごとに違っていた
ここは実際に確かめました。公開先をいくつか見比べると、著者の一覧があるところと、無いところがありました。
ある公開先では、作品に添えられた名前がそのまま押せて、その人の著作の節に複数の作品が並んでいました。 並んだ作品からは、それぞれの詳細へ進めました。
別の公開先では、名前は作品に添えられた表記のままで、押せませんでした。 まとまった一覧にあたるものが見当たりませんでした。
さらに別の公開先も、名前は表示されているだけでした。 役割の言葉は書かれていましたが、そこから人ごとの一覧には行けませんでした。
一覧があるとは限らない
一覧が無くても、手が無いわけではありません。作品のページに出ている表記をそのまま控えておけば、別の公開先で同じ表記を探せます。
ただし、表記が同じだから同じ人、とは決めません。 控えるのは表記であって、人ではありません。
並んでいても、どの仕事かまでは分からない
ここでずれが起きます。
見比べたなかでは、こういうものがありました。作品のページには役割が書かれているのに、著者の一覧のほうには役割が書かれていません。
つまり、一覧に並んでいる作品が、自分の気に入った仕事と同じ関わり方とは限りません。 絵が好きで探しているのに、一覧には話のほうで関わった作品も混ざっている、ということが起こります。
一覧で作品名を拾ったら、その作品のページ側で役割の表記を見ます。 一覧と詳細で書かれていることが違うのは、珍しいことではありません。
「全作品」とは書かれていない
見比べたかぎりでは、その一覧がその人の全部かどうかを断っているものはありませんでした。
だから、この記事では全作品とも完全な一覧とも書きません。 そこに載っている分が、そこで分かる分です。
出している所が複数あるなら、一覧も複数あり得ます。 片方に載っていない作品が、もう片方に載っていることもあります。
見つからなかった作品を、存在しないことにしません。 見つからなかった、というだけです。
並んだ作品から、どれを先に読むか
一覧が見つかって作品が並んだとして、そこから一つ選ぶところが残ります。 並び順は出している側が決めたものなので、上から順に読む理由はありません。何を先に読むかで、得られるものが変わります。
| 選び方 | 向いているとき |
|---|---|
| 発表順にたどる | 変化を見たい |
| 同じ役割のもの | 絵や話が好き |
| 同じ題材のもの | 同じ気分で読む |
| 今読めるもの | すぐ読みたい |
発表順にたどると、その人の変わり方が見えます。 古いものから読むか、新しいものから遡るか。どちらでも構いませんが、順番が分かる一覧でないとできません。 日付が出ていなければこの選び方は使えません。
同じ役割で関わった作品から読むと、気に入った要素が続きます。 絵が好きなら絵を担った作品、話が好きなら話を担った作品。一覧に役割が書かれていないことが多いので、詳細側で一つずつ見ることになります。 手間はかかりますが、外れにくい選び方です。
同じ題材の作品から読むと、同じ気分のまま続けられます。 ただ、同じ人が同じ題材を繰り返すとは限りません。 題材が毎回違う作り手なら、この選び方では一つも選べません。
今読めるものから読むのが、いちばん早いです。 一覧には読めるかどうかが出ていないので、並んだ作品を順に開いて、読める形になっているものを拾います。 選ぶ手間を減らしたい日はこれで足ります。
選び方は途中で変えて構いません。 一作読んでから、次は別の軸で選ぶ。一覧はそのまま残るので、戻ってやり直せます。
「過去作」は一つの意味ではない
| 言い方 | 指しているもの |
|---|---|
| 前に出た本 | 刊行が前 |
| 旧シリーズ | 続きの前 |
| 今は無い | 手に入らない |
どれも過去作と呼ばれます。 けれど、探しているものはそのうちのどれか一つのはずです。
前に出たものが読みたいのか、続きものの前の巻が読みたいのか、いま手に入らないものを知りたいのか。 先に決めておくと、一覧の見方が変わります。
載っていることと、今読めること
名前のことは、公式が結んでいるところまで
別の名義を使っている作り手はいます。ただし、結び付けるのは公式がそう書いているときだけです。
表記が似ている、書き方の癖が近い、同じころに出ている。どれも、同じ人だと決める理由にはなりません。
その人が公にしていないことは、この記事では調べません。 作品と、作品に添えられた表記と、公式の一覧。見るのはそこまでです。
そして、あるアカウントが本人のものかどうかを見分ける話は、この記事の持ち場ではありません。 そこは別の記事の仕事です。
この記事が引き受けない範囲
重なって見えるものを、先に外しておきます。
これからの知らせを受け取る話は、別の記事です。 あちらは次に出るものを追う話で、 こちらはすでに出たものをさかのぼる話です。
アカウントが本人かを確かめる話も別です。 この記事は公式の一覧に同じ人として載っているところまでしか見ません。
話を作った人を起点に別の作品を探す話も、別に立っています。 あちらは欄そのものの読み方が中心でした。
何人かで作った一冊を探す話とも分かれます。 そちらは一冊に複数の作り手がいる場合の見方です。
賞の調べ方は、また別の記事が受け持ちます。
一覧で確かめる5つ
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 名前 | 押せるかどうか |
| 一覧 | 作品が並んでいるか |
| 役割 | 詳細側で見たか |
| 範囲 | 全部と思っていないか |
| 可否 | 読めるか別に見たか |
結局、過去作に届くかは「名前の検索」ではなく「一覧の有無」で決まる
やることは結局ひとつです。気に入った作品のページで、作り手の表記をそのまま一つ控えること。
それが押せるなら一覧へ進み、押せないなら控えた表記を別の公開先で探します。どちらの道でも、確かめられたところまでで止めておきます。
一作を気に入ったという事実は、もう手元にあります。あとは、その人の名前が並んでいる場所を一つ見つけるだけです。