気になる漫画家の更新を追うには
公開日
作品を読んで名前を覚えたあと、次の知らせをどこで受け取るかは自分で決めることになります。公式サイト・出版社・作品ページ・本人の発信が互いにつながっているかを確かめ、確かめられたところだけを頼りにする手順をまとめました。なりすましの断定はしません。
名前を覚えたあとが分からなくなる
一作読んで、描いた人の名前を覚えた。次に何か出たときに、それをどこで知るのか。
発表する場が一つとは限りません。公式のサイト、出版社の紹介、作品が載っているページ、本人が出している発信。 どれかにだけ出ることもあれば、いくつかに同じ知らせが出ることもあります。
公式導線でつながっているかを見る
やることは、つながりをたどって確かめるだけです。
| 確認する場所 | 見ること |
|---|---|
| 公式サイト | 発信先へのリンク |
| 出版社 | 作者紹介があるか |
| 作品ページ | 作者への導線 |
| 発信 | 公式へ戻れるか |
| 告知 | 出どころが誰か |
大事なのは、発信の中身ではなく、そこへの行き方です。 何を書いているかだけを見て本人だと決めると、同じことを書いている別の場所と区別が付きません。
どちらの側からも行けるかを見ます。 公式のサイトからその発信先へリンクがあり、その発信先からも公式に戻れるなら、確かめられたことになります。
線を引くのは、確かめられた組だけ
ここがこの記事の要です。
| 線の状態 | どう扱うか |
|---|---|
| つながっている | 公式として扱う |
| 片方だけ | もう一方も見る |
| 引いていない | 決めつけない |
確かめられていないところには、何も書かない。 これだけで足ります。バツも赤も付けません。空けたままにしておけば、あとで確かめ直せます。
線が少ないことは、悪いことではありません。 公式のサイトを持たない人もいますし、作品ページから先がつながっていないこともあります。確かめた分だけを頼りにします。
本人と、出版社や編集部を分ける
同じ知らせでも、出どころが違います。
本人が出した言葉と、会社として出した知らせは、別のものです。 どちらも公式ではありますが、同じ人の発言として控えてしまうと、後で食い違います。
名前が同じでも、結び付けない
ここは慎重にいくところです。
筆名、前に使っていた名義、別の名義、たまたま同じ名前の人、複数人で使っている場所。 どれも、こちらでまとめません。
認証の印だけで決めない
見かけることのある印についてです。
ファンの発信と、なりすましの扱い
分けておきたいところが二つあります。
好きで集めている人の発信を、悪いものとは決めつけません。 知らせが早いこともありますし、そこで作品を知ることもあります。ただし、本人の公式とは分けて控えます。
そして、なりすましだとこちらで断定しません。 書けるのは「公式導線では確かめられなかった」までです。そこで止めておけば、間違ったことを言わずに済みます。
確かめられない場所は、頼りにしないというだけです。 その場所について何かを言う必要はありません。
通知と経路をひとつに頼らない
続けて追うときの話です。
知らせの届き方は、場所ごとに違いますし、変わります。 ここで「こうすれば必ず届く」とは書きません。
だから、たどれる経路は二つ以上残しておきます。 公式のサイトと作品ページ、あるいは出版社の紹介と本人の発信。片方が使えなくなっても、もう片方から名前をたどり直せます。
経路が切れたときに、どこからたどり直すか
経路は二つ以上残しておく、と書きました。それでも両方が使えなくなることがあります。 そのとき何から始めるかを決めておくと、名前を見失わずに済みます。
| 切れたところ | たどり直す先 |
|---|---|
| 発信が止まった | 作品ページ |
| サイトが開けない | 出版社の紹介 |
| 作品ページが消えた | 書誌の著者名 |
発信が止まったときは、作品ページのほうへ戻ります。 発信を続けない人もいますし、場所を移すこともあります。止まったこと自体からは、活動をやめたかどうかは分かりません。 作品ページに新しい話が載っていれば、そちらが生きている経路です。
公式のサイトが開けなくなったときは、出版社の紹介を見ます。 個人のサイトは畳まれることがありますが、出している側の紹介はそのまま残っていることが多いところです。 そこから今の発信先へリンクが張り直されていることもあります。
作品ページが消えたときは、書誌に載っている著者名から探し直します。 掲載が終わることは珍しくありません。名前の表記だけを正確に控えておけば、そこを起点にもう一度たどれます。 だから、控えるものの中でいちばん保っておく価値があるのは表記です。
どの経路も見つからないときは、そこで止めます。 見つからないことを「活動をやめた」と書き換えません。探し当てようとして公開されていない場所へ向かうのは、この記事の範囲の外です。
控えを見直す間隔は決めなくて構いません。 ただ、何か知らせを見たときに、その出どころが前と同じかどうかだけ見ておくと、切れたことに早く気づけます。
追うのは公開された活動の情報だけ
範囲をはっきりさせておきます。
入口横断・呼び名確認・投稿サイト・自主制作の記事との境目
持ち場が近いものがいくつかあるので、境目を書いておきます。
入口を見比べる記事が、この上にあります。 そちらで扱うのは作品へ行き着くまでの経路で、 ここで扱うのは名前が分かったあとの続け方です。
呼び名の出どころを確かめる話とは別です。 あちらは「新人」と書かれているのが誰の言葉かを確かめる話で、こちらはその人が新しいかどうかを一切見ません。
投稿できる場所の中で作品を探す話とも分かれます。 あちらは一つの場所の画面の使い方で、 こちらは場所をまたいで公式の発信をたどる話です。
作者自身が作品を公開している場所を探す話とも違います。 あちらはどこで読めるかまで行く話で、 こちらは知らせをどこで受け取るかで止まります。
架空の4例で確かめ方を並べる
確かめ方を並べるために、作り物の場面を4つ挙げます。 実在の人や場所ではありません。
4つとも、確かめられた分だけを残しています。 足りないところは、そのまま空いたままです。
見る前に確かめる5つ
控える前に、目を通しておきたいところです。
| 見る前に | 確かめること |
|---|---|
| 公式 | 導線でつながるか |
| 出どころ | 誰の発信か |
| 名義 | 公式に結ばれるか |
| 経路 | ひとつに絞らない |
| 告知 | 更新の出どころ |
全部そろうことのほうが少ないです。 そろわないところは空けておき、確かめられた経路だけを使えば足ります。
結局、更新を追えるかは「印の有無」ではなく「導線」で決まる
気になった漫画家の更新を追うときにやることは、結局ひとつです。いま見ている場所が、公式の側とつながっているかを確かめること。
作品ページから作者へ行けるのか、公式のサイトから発信先へ行けるのか、出版社の紹介に名前があるのか。どこから始めても、たどり着く先は同じです。
そして、確かめられなかったところは空けたままにします。 埋めようとして推し量ると、そこから先はぜんぶ当てになりません。空いていること自体は、困ることではありません。