書籍になっていない漫画を探す方法
公開日
「まだ本になっていない」ことは、探して見つからなかったというだけでは確かめられません。作品の公式ページ・作者の公式・出版元の書誌・正規の公開先を別々に見て、どれについても見た日を一緒に控える手順をまとめました。見当たらないことを、無いこととしては書きません。
「本になっていない」は確かめにくい
画面で読んで気に入った作品がある。手元に置きたくなって、本になっているかを調べます。
ここで困るのは、「本になっていない」ことは、そのままでは確かめられないという点です。探して出てこなかったとしても、それはそのとき見た範囲で見つからなかったというだけです。
| 確かめる場所 | 何を見るか |
|---|---|
| 作品の公式 | 掲載の状況 |
| 作者の公式 | 本人の知らせ |
| 出版元の書誌 | 出ているかどうか |
| 正規の公開先 | いま読める場所 |
確かめる場所と、見た日
ここがこの記事の要です。
どの控えにも、見た日を一緒に書きます。 これだけで、後から見直したときに使えるものになります。
日付の無い控えは、次に見たときには使えません。 状況は変わるので、いつの話なのかが分からない記録は、結局また一から調べ直すことになります。
日付は、その場所を見た日です。 本が出た日でも、作品が公開された日でもありません。
控えは三つの状態で残す
| 控えの状態 | どうするか |
|---|---|
| 見つかった | そのまま控える |
| 見当たらない | 無いとは書かない |
| まだ見ていない | 空けたままにする |
見つかったなら、見た場所と日付を控えます。
見当たらなかったなら、「その日、そこでは見当たらなかった」と控えます。 これは「無い」とは違います。
まだ見ていないところは、空けたままにします。 埋めようとすると、見ていないことを見たことにしてしまいます。
四つの場所を、どの順で見るか
確かめる場所は四つありますが、どこから見てもよいわけではありません。 順番を決めておくと、途中で目的が済むことがあり、残りを見ずに終われます。
| 見る順 | そこで分かること |
|---|---|
| 作品の公式 | 掲載の状況 |
| 正規の公開先 | いま読めるか |
| 出版元の書誌 | 本の有無 |
| 作者の公式 | 本人の知らせ |
最初は作品の公式です。 掲載の状況が書かれていることがあり、本のことまで一緒に出ている場合もあります。 ここで両方分かれば、残りの三つは見なくて済みます。
次は正規の公開先です。 いま読めるかどうかは、本の有無より先に知りたいことのはずです。読める場所が見つかれば、この記事の目的はそこで果たされています。 本が出ているかどうかは、そのあとでも構いません。
三番目が出版元の書誌です。 本の有無についてはここがいちばん確かですが、読めるかどうかとは別の話なので順番は後になります。 見当たらなければ、見当たらなかったと控えます。
最後が作者の公式です。 本人の知らせに出ていることもありますが、四つの中でいちばん見つかりにくい場所でもあります。 ここまで来て見つからなければ、そこで止めて構いません。
この順は、読みたいことが先に済む並べ方です。 本を手元に置きたいなら、三番目を先に見る順に入れ替えても構いません。 大事なのは順番を決めておくことで、決めていないと同じ場所を何度も見ることになります。
ここから先は導けない
左側はどれも、見て分かることです。 右側は、そこからは決まりません。
画面で読めることと、本として出ているかどうかは別々に決まります。 両方ある作品も、片方だけの作品もあります。
無料で読めることも同じです。 出し方の話であって、本の有無の話ではありません。
出版元の書誌を別に見る
出している側が並べている一覧が、本の有無についてはいちばん確かなところです。
作品の公式ページには、掲載の状況が書かれていることがあります。そこに本の話が無くても、出版元の側には出ていることがあります。 逆もあります。
どちらか一方だけを見て決めません。 両方を見て、見た場所ごとに日付を添えて控えます。
見つからないなら、見つからなかったと控えます。 そのうえで、読める場所のほうを探します。
いま読めることと、これからも読めること
未書籍化と新しさは関係がない
本になっていないことは、描き始めたばかりであることとは別です。
長く描いている人の作品でも、本にならないまま公開されているものはあります。出す形を選んでいるだけのこともあります。
本になっていないことを、作品の出来の話にもしません。 出す形と、読んでどう感じるかは別のことです。
見つからないときに書けること
調べても分からないことがあります。
そのときに書けるのは、「どこを見て、いつ見て、見当たらなかったか」までです。 それ以上を書くと、確かめていないことを書くことになります。
控えとしては、それで十分に役に立ちます。 次に調べるとき、同じところをもう一度見ずに済みます。
ほかの探し方との仕切り
似た持ち場があるので、仕切りを書いておきます。
複数の入口を見比べる記事は、この上にあります。 そちらが並べるのは商業連載以外の作品へ行き着く経路で、 ここで控えるのは一作品の本の有無と公開の状況です。
作者が自分で公開している作品を読む話とも分かれます。 そちらは公開の場所そのものをたどる話で、 ここは本の有無に左右されずに読める場所へ行く話です。
新しく出たものを探す話とも別です。 そちらは出たばかりのものを見つける入口の話で、 ここはすでに知っている作品について調べる話です。
架空の4例で控え方を並べる
控え方を示すために、仮の場面を4つ挙げます。 実在の作品や売り場の話ではありません。
4つとも、「無い」と書いていません。 見た範囲を、見た日と一緒に残しているだけです。
手をつける前に見ておく
調べ始める前に、目を通しておきたいところです。
| 手をつける前に | 見ておくこと |
|---|---|
| 公式 | 掲載の状況を見る |
| 書誌 | 出版元も別に見る |
| 日付 | 見た日を書く |
| 断定 | 無いと書かない |
| 先のこと | 続くと決めない |
五つ全部がそろうことはめったにありません。 見た分だけを、日付と一緒に控えます。
結局、本の有無は「見つからなかった」ではなく「見た場所と日」で残す
本になっていない漫画を探すときにやることは、結局ひとつです。見た場所と、見た日を一緒に書くこと。
公式のページを見たのか、出版元の一覧を見たのか、作者の知らせを見たのか。どこを見たかが分かれば、次はそこを飛ばせます。
そして、見当たらなかったことも控えに値します。 「無い」とは書けませんが、「その日そこには見当たらなかった」は、確かに調べた記録です。