縦読み漫画とは|スクロールで読む形式の特徴
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面が並ぶ形と、縦に一本続く形。進む向き・区切り・見える範囲・間の空き・横の幅・終わりという六つで、縦に続く並び方そのものを見ていきます。新しい古いは付けず、作り方にも入りません。
縦へ続いていく並び方
漫画には、上から下へ、縦に続いていく並び方があります。縦読みと呼ばれている形です。
読んでいる側から見ると、次へ進む向きが縦になるというところが、まず目に見える違いになります。
同じ面積で並べている
この記事で言いたいのは、次の一つです。
図の二つは、面積も線の太さも同じにしてあります。 変えたのは並び方だけです。
左右の位置にも意味はありません。 先に置いたほうが基本、ということもありません。
格子の数も縦の区切りも、図の都合です。 そう並べる決まりがあるわけではありません。
見ているのは、どちらへ続くかという一点です。 そこが並び方の違いになります。
向き・区切り・範囲・空き・幅・終わり
| 見るところ | 縦読みで変わること |
|---|---|
| 進む向き | 縦へ続く |
| 区切り | ページ単位とは限らない |
| 見える範囲 | 画面で変わる |
| 間の空き | 読む速さが変わる |
| 横の幅 | ほぼ一定 |
| 終わり | どこまでか分かりにくい |
六つとも、読んでいれば気づけることです。 作り方を知らなくても分かります。
全部そろって出てくるとも限りません。 一つだけ効いていることもあります。
区切りはページ単位とは限らない
面が並ぶ形では、区切りがページのところに来ます。 めくるたびに区切りが入ります。
縦に続く形では、区切りがそこに合うとは限りません。 途中で切れることも、長く続くこともあります。
図でも、縦の区切りを格子の行とそろえていません。 そろえると、ページと同じ単位に見えてしまいます。
見える範囲が変わる
一度に目に入る範囲は、画面によって変わります。 同じ並びでも、見えている量が違います。
そのぶん、読む速さも変わります。 少しずつ見えるときと、まとめて見えるときがあります。
図の窓に数値は書いていません。 どのくらいが正しいという話ではないためです。
画面の向きを変えたとき
読んでいる画面を横にすると、見える範囲が変わります。
横にすると、一度に見える縦の長さが短くなります。 上下が詰まって見えます。
縦のままだと、続きが長く見えます。 進む向きと同じだからです。
どちらで読んでも、並び方は変わりません。 見えている量が変わるだけです。
読みにくく感じたら、向きを戻せば済みます。 作品の側の問題ではありません。
間の空きと、横の幅
何も描かれていない空きが、縦に長く続くことがあります。 そこで読む速さが落ちます。
横の幅は、だいたい一定のまま進みます。 広がったり狭まったりが起きにくい形です。
この二つは、読んでいるうちに自然に効いてきます。 意識しなくても構いません。
終わりが見えにくいこともある
どこまで続くのかが、途中では分かりにくいことがあります。 面の数が見えないためです。
それ自体は不便とは限りません。 区切りを気にせず読み進められる、という見方もできます。
読むのをやめる場所も、自分で決めることになります。 そこも並び方から来ています。
どこまで読んだかを覚えておく
区切りがページ単位でないぶん、読んだところが分かりにくくなります。
話数で覚えます。 何話まで読んだかは、たいてい表示に出ています。
場面で覚えます。 最後に見た絵を覚えておけば、戻ったときに探せます。
読む場所が覚えてくれることもあります。 続きから開ける仕組みがあります。
分からなくなったら、少し戻って読み直せます。 縦に続く形では戻るのも簡単です。
呼び名の話は別のところ
縦に続く形には、別の呼び名が使われることもあります。 その呼び名の由来や範囲は、ここでは扱いません。
呼び名と並び方を、そのまま同じものにはしません。 同じ並び方でも呼ばれ方が違うことがあります。
呼び名を扱う記事のほうが、そこは詳しく書いています。 ここでは並び方だけに留めます。
作る側の話には踏み込まない
面が並ぶ形と行き来する
同じ作品を、別の並び方で読めることがあります。
縦で読んだものを、面の並びで読み直すと区切りが変わります。 中身は同じでも、切れる場所が動きます。
切れる場所が変わると、間の感じ方も変わります。 どちらが正しいということはありません。
両方で読んでみると、並び方そのものが見えてきます。
片方でしか読めない作品もあります。 その場合は、そのままで足ります。
作りごとの場面で確かめる
見方を試すために、場面を四つ書きました。 実在の作品やサービスのものではありません。
四つのどれにも、優れている劣っているとは書いていません。 目に入った形だけを控えています。
進む向き・区切り・見える範囲を見る
最後に確かめるのは、この五つです。
| 確かめること | どうするか |
|---|---|
| 進む向き | 縦か横か見る |
| 区切り | どこにあるか見る |
| 見える範囲 | 変わったか見る |
| 新旧 | 付けない |
| 呼び名 | 混ぜない |
埋まらない欄があっても進めます。 進む向きが見えていれば足ります。
続く向きを見るところから
縦読みを知るのに、専門の言葉は要りません。新しいかどうかではなく、どちらへ続くかを見ること。
縦へ続いていたか、区切りがどこにあったか、見える範囲が変わったか。そこが分かれば、この形は読めています。
呼び名や作り方まで踏み込まなくて構いません。 並び方だけでも、十分に読めます。