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4コマ漫画の形式|連作と一作完結の違い

公開日

四つのコマでひと組になる形です。そのひと組が単独で立つのか、続けて並ぶのか。区切り・役割の置き方・続き方・人物・読む向き・扱うことという六つで見ていきます。役割は位置では決まりません。

「4コマ漫画の形式」を表したイラスト

四つのコマでひと組

漫画の中に、四つのコマがひとまとまりになっている形があります。4コマと呼ばれているものです。

読んでいる側から見ると、四つ読んだところで一区切りになるというところが、まず目につきます。

四つのコマをひと組として囲み、役割の札を線で結ばずに横へ置いた図
札はコマと線で結んでいません

役割は位置で決まらない

この記事で言いたいのは、次の一つです。

図では、役割の札をコマと線で結んでいません。 どの位置がどの役割、という対応を作らないためです。

札を四つ置いたのも、コマが四つだからではありません。 数がそろっているだけで、並びに意味はありません。

コマに番号も振っていません。 番号を振ると、順番に役割があるように見えます。

役割の呼び方も、作品や人によって変わります。 ここで挙げたものが決まりではありません。

ひと組が単独か、続くか

同じひと組を、単独で置いた形と三つ続けて並べた形の図
どちらも同じ大きさのひと組です

ひと組だけで立っているものがあります。 その四つで読み終わります。

ひと組が続けて並んでいるものもあります。 同じ人物が何度も出てくることがあります。

どちらも同じ大きさのひと組です。 続くほうが大きい、という図ではありません。

続く形での読まれ方

続けて並んでいると、前の組を覚えたまま次を読むことになります。 そこで積み重なりが出ます。

ただし、前の組を知らないと読めない、とは限りません。 どこから読んでも成り立つものもあります。

どこまでが一つの流れかは、読みながら決まっていきます。 決めずに読み進めても構いません。

単独で立つ形での読まれ方

ひと組で完結しているものは、その四つの中だけで読み終わります。 前後を知らなくても読めます。

それが物足りないということはありません。 四つで収める形そのものが選ばれています。

同じ人物が別の組にも出ていることがあります。 それでも、その組だけで読めることがあります。

区切り・役割・続き・人物・向き・扱うこと

ひと組を見る六つを同じ大きさの札で並べた図
笑いを数える図ではありません
見るところ 何が分かるか
ひと組の区切り どこで切れるか
役割の置き方 位置では決まらない
続くかどうか 次の組があるか
人物 組をまたぐか
読む向き 縦か横か
扱うこと 笑いとは限らない

六つとも、作品ごとに違います。 そろって当てはまるものはあまりありません。

順番もありません。 どこから見ても構いません。

読む向きで切れ目の見え方が変わる

四つの並べ方は一つではありません。

縦に四つ並ぶ形。 上から下へ読みます。ひと組の切れ目が縦に来ます。

横に四つ並ぶ形。 左右のどちらから読むかは作品によります。

二つずつ折り返す形。 面の中に四つが収まります。

並べ方 切れ目の見え方
縦一列 下端で切れる
横一列 端で切れる
二段 面で切れる

どの並べ方でも、四つでひと組という点は変わりません。

完結の範囲とは別のこと

ひと組の切れ目を見つける

続けて並んでいるとき、どこまでが一組か迷うことがあります。

四つ数えます。 いちばん確かな見分け方です。

人物や場所が変わるところを見ます。 そこで組が変わっていることがあります。

余白が広くなるところを見ます。 組と組のあいだが空くことがあります。

題が付いていることもあります。 一組ごとに小さな題が置かれる形です。

分からなければ、四つ読んで区切って構いません。 それで読み進められます。

笑いの形とも限らない

四コマと聞くと笑いを思い浮かべることがあります。 そう読めるものは確かに多くあります。

それでも、笑いのためだけの形ではありません。 静かな場面や、続きものの一部として使われることもあります。

扱っていることは、読んでみるまで分かりません。 形だけでは決まらないところです。

短さとも別のこと

コマの数は四つですが、読む時間は中身によります。 文字の量も、間の取り方も作品ごとに違います。

短い形式だから軽い、ということもありません。 四つに収めるために選ばれているものがあります。

長さで比べる話ではありません。 ここで見ているのは、ひと組がどこで切れるかです。

四つでないひと組もある

同じように区切られた形でも、コマの数が四つとは限りません。

三つで一組の形があります。 区切りの見え方は同じです。

五つ以上で一組の形もあります。 そこも数が決まっているだけです。

数が変わっても、ひと組で読み終わる点は変わりません。 見るところも同じです。

数が一定でない作りもあります。 その場合は、切れ目のほうを見ます。

四つという数そのものを条件にしないでおけます。

作りごとの組で見る

見方を確かめるために、組を四つこしらえました。 どれも実在の作品ではありません。

四つとも、位置と役割を結び付けていません。 区切りがどこに来たかだけを控えています。

区切り・役割・続きを見る

手を動かすのは、次の五つだけです。

四コマを見るときに確認したい5項目のチェックリスト
空いた欄が残っても構いません
見るところ 確かめ方
区切り 四つで切れるか
役割 位置で決めない
続き 次の組があるか
人物 組をまたぐか
決めつけ 笑いと決めない

空いた欄が残っても構いません。 区切りさえ見えていれば読めます。

ひと組の区切りを見るところから

4コマを読むのに、用語を覚える必要はありません。役割を当てるのではなく、どこでひと組が切れるかを見ること。

四つで切れていたか、次の組があったか、人物が続いていたか。その三つが追えていれば、別の四コマでも同じ要領で読めます。

役割の名前を覚えなくても構いません。 区切りさえ見えていれば、読み進められます。

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