連載漫画とは|話ごとに続く物語の読み方
公開日
話・巻・シリーズという三つの単位は、区切りがぴったり重なりません。同じ長さの帯を三本並べて、切れ目のずれと呼び方の揺れを見る記事です。一対一に決めず、公式の定義も持ち出しません。
話ごとに続いていく
漫画には、何回かに分けて出されるものがあります。連載と呼ばれている形です。
読んでいる側から見ると、一回分を読み、また次の一回分を読むという進み方になります。
三つの単位は重ならない
この記事で言いたいのは、次の一つです。
図の三本の帯は、長さも高さもまったく同じです。 変えたのは、区切りの位置だけです。
区切りはわざとそろえていません。 そろえて描くと、一対一に見えてしまうためです。
区切りの数も図の都合です。 作品の実際の話数や巻数ではありません。
上下の並びにも意味はありません。 上が大きい、下が小さいという図ではありません。
話は掲載、巻は本、シリーズは全体
| 単位 | 何のまとまりか |
|---|---|
| 話 | 一回分の掲載 |
| 巻 | まとめた本 |
| シリーズ | 続きものの全体 |
三つとも、だいたいこのあたりを指します。 きっちり決まった範囲ではありません。
同じ語でも、作品によって指す範囲が変わります。 そこは読みながら合わせていきます。
区切りはそろわない
話の切れ目と、巻の切れ目は、ぴったり重なりません。 話の途中で巻が終わることもあります。
巻の切れ目とシリーズの切れ目も同じです。 一つのシリーズが何巻にもまたがります。
重ならないことは、乱れではありません。 出し方とまとめ方が別だから、そうなります。
呼び方は揺れる
同じものを別の言い方で呼ぶことがあります。 媒体によっても、作品によっても変わります。
どれが正しいという決まりはありません。 この記事でも決めません。
揺れたままで読めます。 呼び方より、どこで区切られているかを見れば足ります。
読むときに見る六つ
六つとも、数えるためのものではありません。 どこで切れているかを見るだけです。
そろって当てはまる作品もありません。 一つだけ見えていれば読めます。
どこまで出ているか見る
続いている作品では、いまどこまで出ているかを見ることになります。
話の数で見ます。 何話まで公開されているかが出ていることがあります。
巻の数で見ます。 何巻まで出ているかは、書誌の並びで分かります。
最後の掲載の日付で見ます。 いつの回が最後かが分かります。
| 見るところ | 分かること |
|---|---|
| 話数 | 読める回の数 |
| 巻数 | 本になった範囲 |
| 最後の日付 | どこまで進んだか |
三つがそろわないこともあります。 話は出ているが本にはなっていない、という差が出ます。
一本道の階層ではない
話が集まって巻になり、巻が集まってシリーズになる、と一直線には並びません。
図でも、三本を線でつないでいません。 つなぐと、入れ子の決まりがあるように見えます。
大きい順に並んでいるわけでもありません。 別々の区切り方が重なっているだけです。
更新を待つあいだ
続いている作品では、次の回を待つ時間ができます。
どこまで読んだかを控えておきます。 間が空くと分からなくなります。
前の回を読み返してから次へ進めます。 話の途中で間が空いた場合に向きます。
巻になるまで待つ読み方もあります。 まとめて読める代わりに、間が長くなります。
待っているあいだに更新が止まることもあります。 止まっているのか終わったのかは、表示だけでは分からないことがあります。
待ち方に決まりはありません。 自分に合うほうで構いません。
一話完結の話は別のところ
その一話だけで話が終わるかどうかは、この記事では見ません。 読み方の話であって、公開の単位の話ではないためです。
連載の中に、一回で終わる回が入ることもあります。 そのときも公開の単位は変わりません。
気になったときは、そちらを扱う記事のほうが向いています。 ここでは区切りの話に留めます。
連載が終わったあとの単位
掲載が終わったあとも、単位は残ります。
話の単位は、公開された場所に残ります。 読める場合と読めなくなる場合があります。
巻の単位は、本として残ります。 あとからまとめられることもあります。
続きものの単位は、関連作が出れば広がります。 本編が終わっても続くことがあります。
三つが同時に終わるわけではありません。 ここでも区切りはそろいません。
公式の定義は持ち出さない
こしらえた区切りで見る
区切りの見方を試すために、四つの場面をこしらえました。 実在の作品や媒体のものではありません。
四つとも、一対一に決めていません。 どこで切れていたかを書いているだけです。
区切り・巻の切れ目・続きものを見る
確かめるのは、次の五つです。
| 見るところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 区切り | どこで切れるか |
| 巻の切れ目 | 話と合うか |
| 続きもの | どこまで続くか |
| 決めつけ | 一対一にしない |
| 揺れ | そのまま残す |
埋まらない欄があっても進めます。 区切りが見えていれば足ります。
区切りを見るところから
連載を読むのに、用語を覚える必要はありません。呼び方で決めるのではなく、どこで切れているかを見ること。
話がどこで切れたか、巻の切れ目と合っていたか、続きがどこまであったか。そこまで見えれば、ほかの作品でも同じように読めます。
そして、呼び方が揺れていても構いません。 合わせずに置いておくほうが、外れずに済みます。