COMISTA JOURNAL漫画を描く

漫画で部屋を描く|間取りとカメラ位置を決める

公開日

同じ部屋なのにコマごとに別の場所に見えるときは、カメラ位置が決まっていません。架空の間取りに家具とカメラを置き、向きが変わると家具の並び順がどう変わるかを対応させて確かめます。

「漫画で部屋を描く」を表したイラスト

同じ部屋が別の場所に見える

同じ部屋を何コマか描くと、別の部屋のように見えることがあります。

コマごとに見え方だけを考えて描いているからです。 どこから見ているかが決まっていません。

そこで、間取りの上にカメラを置きます。 位置と向きを先に決めます。

間取りに置く四つ

置くもの 決まること
部屋の枠 広さ
家具 目印の位置
カメラ 立つ場所
視線 見ている向き

部屋の枠は広さを決めます。 先に引いておくと家具の位置が決まります。

家具はコマをまたぐ目印になります。 同じ物が写れば同じ部屋だと読めます。

カメラと視線は別々に決めます。 同じ場所からでも向きが変われば別の絵になります。

カメラを間取りの上に置く

架空の部屋の間取りに家具を置き、三つのカメラ位置と視線の向きを示した図
三つのカメラは同じ間取りの上にあります

間取りと家具はこちらで組み立てました。どこかの建物を写し取ったものではありません。

三つのカメラは同じ間取りの上にあります。 家具は動かしていません。

線が見ている向きです。 位置が同じでも向きが違えば別のコマになります。

どこから見るかを、絵より先に決めておけます。

カメラを置く場所の候補

間取りのどこにでも置けますが、よく使う置き場所があります。

部屋の隅。 部屋全体が入ります。最初のコマに向きます。

扉の位置。 入ってきた人の視点になります。場面の始まりに使えます。

人物の隣。 会話の場面で使います。家具は少ししか入りません。

部屋の外。 窓や扉ごしに見る形です。場面の切り替わりに使えます。

置き場所 向く場面
部屋の隅 最初のコマ
扉の位置 場面の始まり
人物の隣 会話
部屋の外 切り替わり

向きが変われば並び順も変わる

同じ部屋を三つのカメラから見たときの家具の並び順を並べた図
家具は三通りとも同じ位置です

この図では、ア から見ると 棚・窓・机 の順に並びます。

イ からは 窓・机・棚、ウ からは 机・窓・棚 になります。 家具は動いていません。

並び順はカメラの向きから決まります。 間取りを見れば、描く前に分かります。

順が合っていれば、読み手は同じ部屋だと追えます。

正しいカメラ位置は無い

間取りを先に置き、そのうえにカメラを乗せる。 順序はこの向きです。

家具は動かさないでおく

コマごとに家具の位置を変えると、同じ部屋に見えなくなります。

目印を一つ決めて、毎回同じ場所に置きます。 窓でも棚でも構いません。

画面に入らないコマがあっても構いません。 間取りの上では動いていません。

動かすのはカメラだけにします。

並び順を確かめる手順

描く前に、間取りの上で並び順を出しておきます。

カメラから視線の向きに線を伸ばします。

その線を横切る家具を、カメラに近い順に書き出します。 これが画面の中の並び順です。

書き出した順と、描いた絵の順を照らします。 違えばどちらかが間違っています。

三つ以上の家具があるときほど効きます。 二つなら見れば分かります。

コマごとにカメラを選ぶ

全部のコマを別のカメラにする必要はありません。

同じカメラを続けて使うと、場所が落ち着きます。 変えるのは見せたいものが変わるときです。

間取りの上で選ぶと、隣り合うコマのつながりが読めます。 描いてから迷いません。

選んだカメラは記録しておけます。

パース入門の記事は線の引き方

基準線から箱を置いて形を起こす記事は、作図の工程を扱います。

あちらは線の引き方、ここは見る場所の決め方です。

作図の前にカメラが決まっていると、引く線が決まります。 二つは続けて使えます。

線が引けずに止まっている場合は、そちらを開きます。

学校背景の記事は区画の選び方

配置図から場面を選ぶ記事は、広い施設のどこを描くかを扱います。

あちらは区画を選ぶ側、ここは一部屋の中でどこから見るかです。

建物単位で迷っている場合は、そちらが先になります。 範囲が違います。

一部屋に決まっていれば、ここから始められます。

置いたあと三つを照らす

照らすところ 確認すること
家具 動いていないか
向き コマと合うか
並び 間取りと合うか

一部屋だけ、カメラを二つ置く

いま場所が分からないコマが続いているなら、その部屋の間取りを一枚描きます。

カメラを二つだけ置いて、向きの線を引きます。 家具は三つで足ります。

二つの並び順が違えば、そのまま二コマに使えます。 同じなら片方の向きを変えます。

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