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漫画の初投稿前に画力が不安なときの確認ポイント

公開日

画力が不安で出せないときに見るのは上手さではなく、読み手に伝わるかどうかです。同じ自作ページを直す前後で並べ、読めるかどうかの五項目で確かめます。点数は付けません。

「漫画の初投稿前に画力が不安なときの確認ポイント」を表したイラスト

画力が足りない気がして出せない

描き上げたのに、絵に自信が持てなくて出せないことがあります。

自信は測れません。 測れないものを基準にすると、いつまでも決まりません。

そこで、読み手に伝わるかどうかだけを見ます。 これなら自分で確かめられます。

見るのは上手さではなく伝わるか

伝わるかどうかは、絵の巧拙とは別の性質です。

線が少なくても読めるページはあります。 描き込んでも読めないページもあります。

見るのは、読む人が迷わず進めるかどうかです。

その判断は原稿の中で完結します。 他の人の作品と比べる必要はありません。

読めるかどうかの五項目

同じ自作ページを直す前と直したあとで五項目の判定を並べた図
同じページを二通りで並べています
見るところ 確かめること
セリフ 文字が読めるか
コマ順 進む先が分かるか
人物 誰か見分けられるか
情報 抜けていないか
重要な所 埋もれていないか

このページは、この記事のために描いた架空の一枚です。 実在の作品ではありません。

判定は「見える」か「見えない」だけです。 度合いは付けていません。

五項目をどう見るか

項目の名前だけでは、何を見れば判定できるか決まりません。 見方を決めておきます。

セリフ。 声に出して読めるかを見ます。読めない字が一つでもあれば「見えない」です。

コマ順。 指でなぞって進めるかを見ます。次にどれへ行くか迷ったら「見えない」です。

人物。 名前を伏せて、誰かを言えるかを見ます。言えなければ「見えない」です。

情報。 その場面で起きたことを一行で言えるかを見ます。言えなければ何かが抜けています。

重要な所。 ページを見た最初の一秒で目が行った場所が、見せたい場所と同じかを見ます。

項目 判定の仕方
セリフ 声に出して読む
コマ順 指でなぞる
人物 誰かを言う
情報 一行で言う
重要な所 最初に目が行く所

自分で見ると判定が甘くなる

描いた本人は、描いていないものまで読めてしまいます。 条件を足して見ます。

時間を置いてから見ます。 描いた直後は、頭が補います。

縮めて見ます。 原寸で読めても、小さくすると読めない字があります。

通しで読みます。 一枚ずつ見ると、コマ順の迷いが出ません。

声に出して読みます。 目で追うだけだと、読めない字を飛ばします。

四つのうち二つを足すだけでも、判定はかなり変わります。

直す前と直したあとで判定が変わる

判定が変わった項目だけを取り出して並べた図
変わった項目だけを取り出しています

同じページを直す前と直したあとで並べています。 別のページではありません。

セリフとコマ順は、直したあとに見えるようになりました。

重要な所は、直したあとも見えないままです。 直せば全部解決するわけではありません。

残った項目があること自体が、次に手を入れる場所を示しています。

直す手が思いつかないとき

見えないと判定しても、どう直すかは別に決まります。 項目ごとに手を置いておきます。

セリフが読めない。 文字を大きくする、吹き出しを広げる、字の形を変える、のどれかです。

コマ順が分からない。 コマの間隔を変える、コマの形をそろえる、進む向きに合わせて並べ直す、のどれかです。

人物が見分けられない。 髪の形、服、持ち物のどれか一つに差を付けます。顔から直さなくて構いません。

情報が抜けている。 抜けた情報を絵で足すか、台詞で足すかを選びます。

重要な所が埋もれている。 周りを減らすのが、足すより早く効きます。

見えない項目 いちばん軽い手
セリフ 文字を大きく
コマ順 間隔を変える
人物 持ち物で分ける
重要な所 周りを減らす

点数を付けない

上手さではなく、伝わるかを見る。 見る対象を変えると手が動きます。

見えない項目が残ったまま出す

五項目すべてが見えるようになるまで待つ必要はありません。

残った項目を書き留めます。 次の一作で先に見る場所になります。

同じ項目が二作続けて残ったら、そこは描き方の側の話です。 一枚を直すより、描く段で変えたほうが早く済みます。

出したあとに直せるかどうかは、出す先の条件によります。 直せる前提で出さないほうが確かです。

出したこと自体は、判定とは関係ありません。 判定は原稿の中で完結します。

人物が見分けられるかを先に見る

同じ人が別人に見えると、そこから先が読めなくなります。

髪型や服で見分けられているなら、そのまま使えます。 顔だけで分ける必要はありません。

登場人物が二人までなら、多くの場合ここは通ります。

見分けられないと感じたら、差の付け方を一つ足します。

原稿の完成度を見る記事とは別

抜けとページ順と文字をまとめて確かめる記事は、原稿そのものが完成しているかを扱います。

あちらは出来上がっているかどうか、ここは読む人に伝わるかどうかです。

完成していても伝わらないことはあります。 逆に、抜けがあれば伝わりません。

まだ抜けが残っているなら、そちらを先に通します。

一箇所だけ直して見比べる

いま出すのをためらっているなら、五項目のうち一つだけ選んで直します。

直す前の状態も残しておきます。 並べないと変わったかどうか分かりません。

判定が変わったなら、そこは伝わるようになっています。 残りは後で構いません。

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