家族で使う端末で漫画を読むときの注意点
公開日
一台を何人かで使うとき、入ったままの状態・閲覧履歴・お気に入り・知らせ・買ったものの控え・画面に覚えさせた情報・切り替えの七つを見ておきます。点検表には中身そのものを書かず、あるかないかだけを記す形にまとめました。
一台を何人かで使うとき
家の中の一台を、何人かで代わる代わる使う。よくある形です。
このとき困るのは、前に使った人の状態がそのまま残っていることです。 悪気なく、開いたら別の人の続きが出ている。
直し方より先に、どこに何が残るのかを知っておくほうが早いです。 七つ見ておけば、だいたい見当が付きます。
点検するのは七つ
| 見るところ | 記すこと |
|---|---|
| 入ったまま | 入っているか |
| 閲覧履歴 | 残るか |
| お気に入り | 共通か |
| 知らせ | 出るか |
| 買った控え | 見えるか |
| 覚えた情報 | あるか |
| 切り替え | できるか |
記すのは、あるかないかだけです。 何を読んだか、誰のものか、といった中身は書きません。
点検表に中身を書かない
ここがこの記事の芯です。
点検表を作ると、つい中身まで書きたくなります。 何の作品だったか、誰の名前だったか、どの宛先だったか。
そこは書かないでおきます。 点検表そのものが、まとまった覚え書きになってしまうからです。 同じ端末の上に置けば、なおさらです。
あるかないか、出るか出ないか。 それだけ記してあれば、直すところは決められます。
人の分を勝手に見ない、という線も同じところにあります。 残っているかどうかを確かめるのに、中身を開く必要はありません。
入ったままかどうかを先に見る
まず、誰かが入ったままになっていないかを見ます。
入ったままだと、そこから先の六つがその人のものとして動きます。 履歴もお気に入りも知らせも、全部そちらに付きます。
出るやり方が用意されているかも、あわせて見ます。 端末の側にも場所の側にも見当たらない、ということがあり得ます。
出たからといって、端末の上から全部消えるわけではありません。 ここは分けて考えます。
残るところは一か所ではない
履歴を消したことは、預けてある側の記録まで消したことにはなりません。
手元に残るものと、向こう側に残るものは別です。手元を消しても向こうは残り、向こうを消しても手元が残ることがあります。
出るだけでは、端末の上の情報は残ります。 画面に覚えさせた入力の内容や、開いた先の記録がそのままのことがあります。
どこまで消えたかは、消してから見て確かめます。 消したつもりのところが残っていることがあります。
切り替えられるかどうか
一台の中で、使う人ごとに分けられる仕組みがあることがあります。
あるなら、そちらを使うほうがお互いに楽です。 混ざらないので、消す手間もありません。
無いこともあります。 その場合は、使い終わりに出る、という形で分けることになります。
同じ端末を使っていることは、同じ持ち主として扱われていることとは別です。 分けられているかどうかは、仕組みがあるかどうかで決まります。
家族であること・同じ端末を同じ持ち主の扱いにしない
見たいのは、どこに何が残る仕組みになっているかだけです。
自分が使い終わるときにすること
七つの点検は、前に使った人が何を残したかを見るための見方でした。 裏返すと、自分が次の人に何を残すかも同じ七つで決まります。 こちらは自分の手だけで決められる分です。
| 自分の使い方 | 終わりにすること |
|---|---|
| 切り替えがある | 戻すだけ |
| 切り替えが無い | 出る |
| 短時間だけ使う | 出る |
| 買い物をした | 控えを閉じる |
使う人ごとに分けられる仕組みがあるなら、自分の側に戻すだけで足ります。 混ざらないので、消す手間もありません。これがいちばん楽な形です。
仕組みが無いなら、使い終わりに出ます。 出るだけでは端末の上の情報が残ることは先に書きましたが、入ったままにしておくのとは大きく違います。 次の人が開いても、自分のものとして動きません。
少しだけ使ったときも、同じように出ます。 すぐ戻ってくるつもりでも、そのあいだに別の人が開くことがあります。 面倒でも、短いほうが出る手間の割が良いくらいです。
買い物をしたときは、控えが見える状態のまま離れないようにします。 出ておけばたいてい見えなくなりますが、画面に開いたままの控えは残ります。 閉じてから離れます。
全部を毎回やる必要はありません。 切り替えの仕組みがあるかどうかだけ先に確かめて、あとはどちらかの形に決めてしまえば、毎回考えずに済みます。
次の人のために消しておく、という発想にはしなくて構いません。 消すのは自分の分だけで足ります。人の分に手を入れる必要はありません。
買ったものの控えと、知らせ
買ったものの控えが、開いただけで見えることがあります。
見せたくないなら、出ておくか、分ける仕組みを使うかのどちらかです。 控え自体を取り除けるとは限りません。
知らせも同じです。 画面に出る形だと、持ち主でない人の目にも入ります。
出す・出さないを選べることが多いので、そこを見ておきます。 出さない設定にしても、開けば見えることは変わりません。
点検表の形
隣り合う記事との線
近いところに立つ記事があるので、どこまでを引き受けるかを書いておきます。
閲覧履歴そのものを整理する記事は、別に立っています。 あちらは続きが分からなくならないための工夫で、 こちらは分け合う端末で何が見えるかです。
登録なしで使うときの確認とは、前提が違います。 あちらは一人で使う場面を想定していました。
知らせの層を分ける記事も別です。 ここでは出るか出ないかまでを見ます。
点検する前のチェックリスト
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 入り口 | 入ったままか |
| 分け方 | 切り替えがあるか |
| 消した後 | 残りを見たか |
| 表の中身 | 有無だけか |
| 置き場所 | 表をどこに置くか |
残っているかは、入ったままかを見れば絞れる
やることは結局ひとつです。いま開いて、誰かが入ったままになっていないかを見ること。
そこが分かれば、残りの六つをどう見ればよいかも決まります。 入ったままなら、その人のものとして残っているはずです。
分け合って使うことは、気をつけることが増えるというだけで、困ったことではありません。 仕組みがあるなら使い、無いなら出る。それだけです。