投稿した漫画がぼやけるときの確認手順
公開日
元の原稿・書き出したファイル・実際の表示を別の段として見比べ、どこでぼやけたのかを切り分けます。周期の模様が出る現象とは分けて扱い、表示側の仕様は断定しません。
出したら、なんだかぼんやりしている
投稿したページを開いて、線がぼんやりして見えることがあります。
手元では、はっきり見えていたはずです。 だから余計に、何が起きたのか分かりません。
まとめて「ぼやけた」と呼んでいるうちは、直しようがありません。 どこで変わったのかを先に決めます。
三つの段に分けて見る
| 段 | 何を見るか |
|---|---|
| 元の原稿 | 作業中の画面 |
| 書き出し | 出来たファイル |
| 表示 | 実際のページ |
同じ原稿を、三つの場所で順に見ます。 どこまではっきりしていて、どこから違うのかが分かります。
一段ずつ確かめるのが要点です。 途中を飛ばすと、原因の候補が減りません。
拡大するときの倍率
どの倍率で見るかを決めておかないと、段ごとに条件が変わります。
画素が実寸で見える倍率にそろえます。 画面に合わせた表示のままでは、縮小された姿を見ています。
三段とも同じ倍率で見ます。 片方だけ拡大すると、差があるように見えます。
見る場所も同じにします。 同じ線、同じ文字の上で比べます。
| そろえるもの | 理由 |
|---|---|
| 倍率 | 縮小の差が混ざる |
| 見る場所 | 絵柄の差が混ざる |
元の原稿がはっきりしているか
まず、作業中の画面で拡大します。
ここでぼんやりしているなら、後ろの段を見ても直りません。 出発点が原因です。
縮小表示のまま見ていると、分からないことがあります。 画素が実寸で見える倍率まで上げます。
はっきりしていたら、次の段へ進みます。
書き出したファイルを、別の道具で開く
書き出したファイルを、描いた道具とは別のもので開きます。
同じ道具で見ると、表示のしかたが同じなので差が出ません。 別のもので開くと分かることがあります。
ここでぼんやりしていたら、書き出しの設定を見直します。 縦横の画素数と、形式の選び方が効いてきます。
元の原稿がはっきりしていて、ここでぼやけたなら、原因はこの段にあります。
表示の段は、見るまで分からない
最後は、実際に出したページを開いて見ます。
この段は、出してみるまで確かめようがありません。 だから図では「未確認」から始めています。
別の端末や別の画面の大きさでも見ます。 片方でだけ起きることがあります。
どこで何が行われているかは、この記事では決めません。 分かるのは、自分の三段のうちどこから違ったか、です。
三段の記録の残し方
見た結果を残さないと、二度目に同じところを見直します。
段の名前と、はっきり見えたかどうかを書きます。 「はっきり」「甘い」「未確認」の三つで足ります。
見た倍率も書きます。 次に確かめるとき同じ条件に戻せます。
表示の段は、見た端末も書きます。 別の端末で違うことがあります。
直したあとは、同じ欄に新しい行を足します。 前の行を書き換えません。
ぼやけと周期の模様は別のもの
全体がぼんやりするのと、細かい縞のような模様が出るのは、別の現象です。
この記事が扱うのは、全体が不鮮明になるほうです。
トーンなどに周期の模様が出る現象は、別の記事の担当です。 原因の探し方も直し方も違うので、同じ話にまとめません。
どちらが起きているのかは、拡大すれば見分けられます。 模様に規則があるかどうかが手がかりです。
表示の段で分かること・分からないこと
表示の段まで来ると、手元でできることが減ります。 何が言えるかを整理しておきます。
言えること。 自分の出したものが、その画面でどう見えたかです。
言えないこと。 なぜそう見えたかです。出す先で何が行われているかは、こちらからは見えません。
次にできること。 書き出しの側を変えて出し直し、見え方が変わるかを見ることです。
変わらなければ、その先は出す先の案内を読むか、問い合わせる話になります。 推測で設定を変え続けても決まりません。
同じ条件でもう一度出してみる
一度だけの結果で決めないほうが確かです。
同じ原稿を同じ設定でもう一度書き出して、同じように見えるかを確かめます。
二回とも同じなら、設定か原稿に原因があります。 毎回違うなら、見ている環境の側かもしれません。
この一手間で、原因の候補が半分になります。
段が分かってから直す
どこでぼやけたかが決まると、直す場所は一つになります。
元の原稿なら描き方、書き出しなら設定、表示なら出し方を見ます。
全部を一度に変えないほうが確実です。 一つ変えて、また三段を見ます。
直ったかどうかも、同じ三段で確かめます。
元の原稿から三段を通す
いまぼやけているページがあるなら、元の原稿を拡大するところから始めます。
はっきりしていたら、書き出したファイルを別の道具で開きます。 ここまでで原因が絞れることが多いです。
両方はっきりしていたら、残るのは表示の段です。 そのときは、別の端末でも同じかを見てから次を考えます。