漫画画像の容量を減らす|線と文字を残す調整
公開日
同じ自作原稿を五つの書き出し設定で保存し、容量・細線の残り本数・にじみの割合を実測して並べます。測っていない値は書かず、投稿先の受付条件も推測しません。
容量が大きすぎて通らない
書き出した画像が重く、どこを削れば軽くなるのか分からないことがあります。
描き込みすぎたからとは限りません。設定を一つずつ変えて、容量と見え方を測っていないだけです。
測定に使った原稿
使ったのは、この記事のために描いた 1600×2263ピクセルの自作原稿一枚です。線・文字・網点が同じ位置に入っています。
比較の間、絵そのものは一度も変えていません。 変えたのは品質と幅だけです。
書き出しの道具は同じものを使いました。 道具が変われば、同じ設定でも容量は変わります。
品質だけ下げた三つ
幅1600のまま品質90で書き出すと1807KB、品質70で1448KB、品質40で918KBでした。
この三つでは、細線の本数はどれも40本のままでした。 元の原稿で数えた本数と同じです。
にじみの割合は7.17%、7.24%、7.44%でした。 品質を下げるほど、わずかに増えています。
幅を縮めた二つ
品質70のまま幅を1200にすると801KB、幅800にすると330KBでした。
このとき細線は40本から28本、14本へ減りました。 隣り合う線がくっついた分だけ、数えられる本数が落ちています。
にじみの割合は16.22%、23.75%へ増えました。 幅を縮めたほうが、見え方への影響は大きく出ています。
どこまで下げるかを先に決める
目標が無いまま下げ続けると、どこで止めるか決まりません。
先に上限を読みます。 出す先に書かれている値です。ここが目標になります。
目標より少し下を狙います。 ぎりぎりに合わせると、別のページで超えます。
いちばん重いページで測ります。 そのページが収まれば、ほかも収まります。
| 決める順 | すること |
|---|---|
| 一番目 | 上限を読む |
| 二番目 | 少し下を狙う |
| 三番目 | 重い一枚で測る |
そろえておく六つ
| 見るもの | 何が動くか |
|---|---|
| 品質 | 容量とにじみ |
| 幅 | 線の残り方 |
| 形式 | 可逆かどうか |
| 絵の内容 | 比較の前提 |
| 道具 | 数の出方 |
| 測り方 | 数の意味 |
絵の内容を変えると比較になりません。 同じ一枚で測ります。
測り方も記録します。 数え方が違えば数も違います。
線と文字の残り方
数え方は、原稿の同じ位置を縦に走査して、暗さが一定より濃い帯がいくつ続いたかを数えるものです。元の原稿では40本でした。
にじみの割合は、白でも黒でもない画素が占める割合です。 文字の周りに増えると、輪郭がぼやけて見えます。
どちらも一枚の原稿での測り方です。 絵柄が違えば数も変わります。
容量が下がらない原稿もある
設定を動かしても、思うように下がらないことがあります。 原稿の中身で決まる部分があります。
画面いっぱいに網点が入っている原稿。 細かい変化が多いほど、捨てられる情報が少なくなります。
線が多く、白い面が少ない原稿。 同じ色が続く場所が少ないほど、まとめられません。
見開きなど、画素の数そのものが多い原稿。 幅を縮める以外に効く手が減ります。
下がらないと分かったら、設定ではなく出し方を見直します。 分けて出せるかどうかは、出す先の案内で確かめます。
順番を決めておく
この原稿では、品質を90から40へ下げても線の本数は減りませんでした。 容量は1807KBから918KBへ落ちています。
幅を縮めた側では、容量とともに線の本数も落ちました。 801KBで28本、330KBで14本です。
先に品質、次に幅、という順で試すと、どこで見え方が崩れたかが分かります。 二つを同時に変えると切り分けられません。
測った結果を残す形
書き出すたびに数が出るので、その場で書かないと混ざります。
設定。 品質と幅の両方を書きます。片方だけでは戻せません。
容量。 書き出したファイルの大きさです。
線の本数。 同じ位置を同じ数え方で数えた値です。
にじみの割合。 白でも黒でもない画素の割合です。
採否。 その設定を使うかどうかです。
| 欄 | 書く中身 |
|---|---|
| 設定 | 品質と幅 |
| 容量 | ファイルの大きさ |
| 線の本数 | 同じ位置で |
| にじみ | 割合 |
| 採否 | 使うか否か |
減らしきれないとき
手が止まる場面を、三つ書き出します。 どれも測定の話です。
どの例でも数を作っていません。測った値だけを並べています。
設定と容量が組で残ったか確かめる
同じ絵で測ったか。 絵を変えると比較になりません。
設定と容量を組で残したか。 後から戻せます。
文字と細線を見たか。 容量だけでは判断できません。
同じ絵を二通りで書き出す
容量を減らすのに、他の人の設定は要りません。同じ絵を二通りで書き出して、容量を並べること。
線の本数は残っているか。文字の周りはにじんでいないか。 そこまで測れば、次の書き出しで迷いません。
一段しか下げられなくても構いません。 測った値が残っていれば、次に続きから試せます。