趣味の漫画制作を続ける|負担と楽しみを整理する
公開日
何のために描いているかと、いま何が負担かを書き出す記入表を作ります。減らす負担と残す負担を分けて、職業化を前提にしない続け方を扱います。
描くのが楽しくなくなってきた
始めたころは描きたいから描いていたのに、いつのまにか出すこと自体が重くなります。
更新が止まると、止まったこと自体が次の重しになります。
重くなった原因は、たいてい描くこと以外のところにあります。
いまの活動を書き出す
最初にすることは、決めることではなく並べることです。
いまの目的を一行で書きます。 見てもらいたいのか、描き上げたいのか、記録したいのかです。
出したい頻度も書きます。 年に一本でも構いません。誰かと比べる欄ではありません。
負担になっていることは、思いつくまま並べます。 順番も大きさも気にしません。
負担を三つに分ける
負担の欄を並べただけでは、どれを外せるか決まりません。 出どころで三つに分けます。
描くことそのものの負担。 ページを進める、絵を直す、といった作業です。
出すことの負担。 書き出し、投稿の操作、告知の文、表紙の用意などが入ります。
人とのやり取りの負担。 感想への返事、依頼の相談、集まりへの参加です。
| 負担の出どころ | 例 |
|---|---|
| 描くこと | ページを進める |
| 出すこと | 投稿と告知 |
| やり取り | 返事と相談 |
三つのうちどれが多いかで、減らし方が変わります。 出すことの負担が多い人が描く時間を削っても、重さは変わりません。
目的が変わっていることもある
| 書く欄 | ねらい |
|---|---|
| いまの目的 | 今の自分で決める |
| 出したい頻度 | 数を比べない |
| 負担 | 並べてから選ぶ |
| やめてよいこと | 外せるものを探す |
始めたころの目的のまま走っていると、合わなくなっていることがあります。
目的が変わるのは悪いことではありません。 変わったのに合わせていないと重くなります。
書き直すのは一行だけです。 それだけで、何を減らすかの判断が変わります。
残すものの選び方
残すものは、無くなると活動そのものが終わるものです。 それ以外は候補になります。
それを外したら、自分は何をしている人か。 答えが出なくなるものは残します。
外したら戻せるか。 一度やめると戻しにくいものは、先に残す側へ置きます。
やらなくても誰も困らないか。 困る相手がいるものは、外す前に相手へ伝える手順が要ります。
| 問い | 残す側の答え |
|---|---|
| 外すと何が残るか | 何も残らない |
| 戻せるか | 戻しにくい |
| 困る相手 | いる |
全部は減らさない
減らす候補を選ぶとき、描く時間まで削ってしまうことがあります。
それを削ると、続けていること自体が無くなります。
残すものを先に決めてから、残りを減らします。 順番を逆にすると削りすぎます。
何を残すかは人によって違います。 ここに正しい組み合わせはありません。
職業にすることを前提にしない
この記事は、仕事にするための手順ではありません。
趣味のまま続ける形も、それ自体で完成しています。
将来の選択肢を消す話でもありません。 いまの形を決めるだけです。
目的の欄に「仕事にする」と書いてあるなら、負担の選び方はまた変わります。
減らす順番
多い側から減らします。 三つに分けた中で、行が最も多いところです。
一度に一つだけ外します。 二つ同時に外すと、軽くなった理由が分かりません。
外したら、次の記録までそのままにします。 すぐ戻すと、効いたかどうかが読めません。
軽くならなかったら、外すものを別の出どころから選び直します。 同じ出どころで二つ目を外す前に、分け方のほうを疑います。
減らしたものは記録しておく
外したものを覚えていないと、また同じものを足してしまいます。
やめたことと、やめた日を一行残します。
あとで戻したくなったら、そこを見れば思い出せます。
戻すのも自由です。 一度外したら終わり、ではありません。
止まった期間があってもよい
書き出してみると、止まっていた期間が長いこともあります。
それは記入表の中では、ただの一行です。 責める欄はありません。
止まった理由が負担の欄に書けたら、それが次に減らす候補です。
書けないなら、まだ分からないと書いておきます。
三か月後にもう一度並べる
いま一枚書けたなら、しばらく経ってからもう一度同じ欄を埋めてみます。
前のものと並べると、何が変わったかが自分で見えます。
変わっていなければそのままで構いません。 見直したこと自体が一つの区切りです。