社会人が漫画を描く時間を確保する方法
公開日
勤務・移動・家事・睡眠を置いた仮定の一週間から、創作枠と予備枠を取り分ける形を作ります。数字はすべて仮定と明記し、睡眠を削る方法は扱いません。
描く時間が見つからない
描きたい話があるのに、一週間のどこで描けるのか決まらないことがあります。
やる気の問題とは限りません。空いた時間を探しているだけで、先に埋まっている時間を書き出していないからです。
一作の工程の配分とは別の話
ここで決めるのは、生活のどこに描く枠を置くかです。 一作をいつまでに仕上げるかという配分とは、扱う対象が違います。
工程ごとの時間を測る話でもありません。 測る前に、枠が取れるかを見ます。
枠が決まってから、その中で何をするかを考えます。 順番を逆にすると、枠が無いまま予定が増えます。
仮定を自分の値へ入れ替える順番
四つの仮定は、そのまま使うためのものではありません。 入れ替える順番だけ決めておきます。
動かない値から入れ替えます。 勤務と移動は、自分の側で決められない時間です。
次に睡眠を置きます。 ここは削る対象にしないので、実際に取っている時間を書きます。
最後に家事と食事を置きます。 ずらせる時間なので、合計だけ先に決めれば足ります。
| 入れ替える順 | 置く値 |
|---|---|
| 一番目 | 勤務と移動 |
| 二番目 | 睡眠 |
| 三番目 | 家事と食事 |
残った時間が、そのまま創作枠の上限になります。 上限より多く置いた週は、どこかが削られています。
仮定に置いた四つ
| 仮定した項目 | 一日の値 |
|---|---|
| 睡眠 | 7時間 |
| 平日の勤務 | 9時間 |
| 平日の移動 | 2時間 |
| 休日の家事 | 5時間 |
四つとも仮定の数字で、測った記録ではありません。 自分の生活の値に入れ替えて使います。
残りの時間には食事や入浴が入ります。 空き時間の全部が創作枠にはなりません。
一日の内訳を先に固める
| 内訳 | 扱い |
|---|---|
| 睡眠 | 動かさない |
| 勤務と移動 | 変えられない |
| 家事と食事 | ずらせる |
| 残り | 枠にできる |
動かさない枠を先に置きます。 残りが創作枠の上限になります。
ずらせる時間は、まとめると枠が伸びます。 分けて何度も行うと細かく消えます。
枠は三つに分ける
| 枠 | 決めること |
|---|---|
| 創作枠 | いつ描くか |
| 予備枠 | 描けない日 |
| 動かさない枠 | 触らない時間 |
予備枠は、描けなかった日を戻すための枠です。 最初から予定を入れません。
動かさない枠には枠の名前だけ付けます。 中身は決めません。
枠を置く時刻の選び方
残った時間のどこに置くかで、つぶれやすさが変わります。
動かさない枠に接した時刻を選びます。 起きた直後や、寝る前の一区切りは前後が決まっているので、伸び縮みしません。
予定が入りやすい時刻は避けます。 連絡や用事が来る時間帯に置くと、毎週同じ枠がつぶれます。
同じ曜日の同じ時刻に置きます。 毎週違う時刻に置くと、置いたこと自体を思い出す手間がかかります。
| 置く時刻 | つぶれにくさ |
|---|---|
| 枠に接した時刻 | つぶれにくい |
| 用事が入る時刻 | つぶれやすい |
一週間に置いた創作枠
この仮定では、平日に一コマ、休日に多めの枠を置いています。 一コマは一時間として数えました。
週に置いた創作枠は八コマ、予備枠は三コマです。 予備枠を含めても一日の動かさない枠には触れていません。
枠が埋まらない週があっても、翌週へ持ち越しません。 数え直すほうが早いためです。
移動の時間を枠にしない
移動の時間は、空いているように見えますが枠にしません。
着いた時点で必ず止まるためです。 終わる時刻を自分で決められない時間は、枠として数えると毎回足りなくなります。
使うとしても、数に入れない扱いにします。 資料を見る、話の順番を考えるなど、止まっても戻れることだけを置きます。
移動で進んだ分を、その週の創作枠から引きません。 引くと、移動が枠の代わりになってしまいます。
予備枠の戻し方
描けなかった日があれば、同じ週の予備枠へ移します。 週をまたぐと数が合わなくなります。
予備枠を使い切ったら、その週はそこで止めます。 動かさない枠から借りません。
移したことを記録しておきます。 次に仮定を直すときの手がかりになります。
枠が埋まらないとき
枠がつぶれる場面を、三つ挙げます。 どれも枠の話です。
どの例でも睡眠を削っていません。枠の数のほうを直しています。
三つの枠が分かれたか確かめる
動かさない枠を先に置いたか。 残りが上限になります。
どの数字が仮定かを書いたか。 実績と混ざります。
予備枠を同じ週に置いたか。 週をまたぐと合いません。
今週の一コマを曜日と時刻で決める
時間を確保するのに、一週間分そろえる必要はありません。今週のどこか一コマだけ、曜日と時刻を決めてみること。
動かさない枠に重なっていないか。仮定と書いたか。 そこまで決まれば、二コマ目も同じ形で置けます。
一コマでも構いません。 枠が決まっていれば、そこから数え直せます。