漫画賞への応募前に準備するもの
公開日
実際の公式募集要項を二件読み、応募資格・原稿条件・締切・提出方法・必要情報がどこに書かれていたかを並べます。受賞の予測やおすすめ賞の順位付けは扱いません。
応募したいのに、何を揃えればいいか分からない
描き上げたのに、募集要項のどこを見ればいいか分からないことがあります。
読解力の問題とは限りません。要項から読み取る項目を、先に決めていないだけです。
読んだ公式要項
読んだ要項は二件で、どちらも 2026年9月27日 に開いたものです。
| 要項 | 発行 |
|---|---|
| 新人コミック大賞 | 小学館 |
| SPARK | 集英社 |
一件目は https://shincomi.shogakukan.co.jp/、二件目は https://jumpsq.shueisha.co.jp/mangasyou/ にあります。
読み取ったのは要項に書かれていた項目だけです。 順位は付けていません。
六つの項目で読む
| 読む項目 | 何を取り出すか |
|---|---|
| 応募資格 | 出せる人の範囲 |
| 原稿条件 | 枚数と大きさ |
| 締切 | 締めの扱い |
| 提出方法 | 渡し方の種類 |
| 必要情報 | 原稿に書く事項 |
| 確認日 | 読んだ日付 |
確認日時点で、小学館の要項には「性別、年齢とも制限はありません」と書かれていました。 集英社の要項には「年齢、性別、プロ、アマを問いません。」と書かれていました。
原稿条件は二件で書き方が違いました。 小学館はページ数と用紙の寸法、集英社は完成原稿とページ数の上限で示されていました。
原稿条件は形と数に分ける
原稿条件の欄は、一つにまとめると読み違えます。 二つに分けます。
形の条件。 用紙の寸法、解像度、色の扱い、完成原稿かどうかです。
数の条件。 ページ数の上限と下限、点数の制限です。
要項によって、どちらか片方しか書かれていないことがあります。 書かれていない側は空欄にします。
| 分ける軸 | 読み取る中身 |
|---|---|
| 形 | 寸法と仕上げ |
| 数 | ページと点数 |
自分の原稿の値も同じ欄に並べます。 要項の値と自分の値を突き合わせられます。
項目と出どころを一対一で残す
一つの項目に、一つの出どころを付けます。 まとめて一つにしません。
二件で書き方が違うときは、それぞれの言葉のまま残します。 揃えません。
読み取れなかった項目は空にします。 分からないと書いておけます。
二件以上読むときの並べ方
要項を複数読むと、同じ項目でも書き方が違います。 並べ方を決めておきます。
項目を縦、要項を横に置きます。 同じ項目が横に並ぶので、差が見えます。
言葉は揃えません。 それぞれの要項の言葉のまま写します。
片方にしか無い項目も行を残します。 片方が空欄になることが、読み取りの結果です。
要項ごとに確認日を別に書きます。 読んだ日が違えば、条件の新しさも違います。
締切と必要情報は形で見る
確認日時点で、小学館の要項には「当日消印有効」の形で締切が示されていました。 日付そのものは変わるので、応募前に要項で見ます。
必要情報は原稿に書く事項として列挙されていました。 小学館では作品名・氏名・ペンネーム・年齢・学年もしくは職業・電話番号・住所・略歴・投稿歴・掲載希望雑誌が、集英社では郵便番号・住所・氏名・年齢・学年(職業)・電話番号・略歴が挙がっていました。
書く場所も要項に指定があることがあります。 そこも読み取ります。
読み取ったあとにすること
六項目がそろったら、次にすることは三つです。
自分の原稿と突き合わせます。 形と数の条件に収まっているかを見ます。
足りないものを書き出します。 必要情報の欄にあって、まだ用意していないものです。
締切から逆算します。 提出方法によって、間に合わせる日が変わります。
この三つが終わるまで、原稿に手を入れません。 条件が分かる前に直すと、二度手間になります。
読み取れないとき
止まるところを、三つ書き添えます。 どれも読み取りの話です。
三つとも、要項を補っていません。読めた範囲だけを残しています。
項目と出どころが揃ったか確かめる
項目ごとに出どころが付いているか。 まとめて一つにしません。
確認日を書いたか。 締切は特に変わります。
言い換えずに写したか。 要約すると条件が動きます。
読み取る項目を六つ書き出す
応募の準備に、攻略法は要りません。要項を開く前に、読み取る項目を六つ書き出すこと。
その項目に出どころを付けられたか。確認日は入っているか。 そこまで残れば、揃えるものが決まります。
空欄が残っていても構いません。 読めなかったと書いてあれば、それも読み取りです。