育児と漫画制作の時間を組み立てる
公開日
架空ケースの一日に育児・家事・仕事を置き、中断に強い作業を細切れ時間へ割り当てる形を作ります。書き手の体験談としては書かず、この時間割なら続くとも保証しません。
まとまった時間が取れない
描く気持ちはあるのに、机に向かえる時間が一日のどこにも見つからないことがあります。
気力の問題とは限りません。長く続く時間だけを探していて、数分ずつの時間に何を置けるか決めていないからです。
書き手の体験としては書かない
ここに出てくる一日は、記事のために組んだ架空のケースです。 誰かの生活を写したものではありません。
体験談として読まれないよう、図にも仮定の印を付けています。 数字も予定も置いた値です。
自分の条件に合わないところは、置き換えて使う欄だと考えてください。 そのまま当てはめる表ではありません。
架空ケースに置いた仮定
| 仮定した項目 | 置いた値 |
|---|---|
| 子ども | 未就学児が一人 |
| 平日の仕事 | 日中のみ |
| 送り迎え | 朝と夕方 |
| 一日の合計 | 変えられない |
この四つは仮定で、誰かの実績ではありません。 家庭の形も勤務も人によって違います。
合計は増やせません。 増やせないという前提から始めます。
時間帯を三つに分ける
| 時間帯 | 中断は |
|---|---|
| まとまった時間 | 入りにくい |
| 細切れ時間 | 入りやすい |
| 予備時間 | 埋めずに空ける |
長さではなく、中断が入るかどうかで分けます。 三十分あっても、呼ばれる前提なら細切れ時間です。
予備時間には最初から予定を入れません。 動いた予定を受け止める場所です。
中断に強いかどうかの見分け方
作業名で決まるわけではありません。 同じペン入れでも、線を引き始める前なら止められます。
止めた場所が自分で分かるか。 次に座ったとき、どこから続けるかを考え直さずに済む作業です。
道具を出したままにしなくてよいか。 出しっぱなしが前提の作業は、呼ばれた時点で片付けが発生します。
二分で再開できるか。 助走が要る作業は、細切れ時間では助走だけで終わります。
| 見る所 | 強い側 |
|---|---|
| 止めた場所 | 自分で分かる |
| 道具 | しまえる |
| 再開 | 二分以内 |
中断に強い作業を選ぶ
| 作業 | 中断には |
|---|---|
| ネームの下書き | 強い |
| 資料を集める | 強い |
| ペン入れ | 弱い |
| 仕上げの調整 | 弱い |
中断に強い作業は、止まっても戻れる作業です。 続きの場所が自分で分かります。
弱い作業は、止まると同じところをやり直します。 まとまった時間へ寄せます。
一日ではなく一週で数える
一日ごとに見ると、枠が置けない日のほうが多くなります。 そこで判断すると、毎日やめたくなります。
数えるのは一週のまとまりです。 一週のうち何コマ置けたかだけを見ます。
置けなかった日は、数の中では 0 のままで構いません。 埋めるための作業を作らないためです。
一週でも 0 だった場合は、仮定の側を書き直します。 続けられない置き方だったということです。
| 数える単位 | 見えること |
|---|---|
| 一日 | 置けない日 |
| 一週 | 置けた合計 |
予備時間の使い方
予備時間は、消えた枠を戻すためだけに使います。 先に予定を入れると、動いたときに戻す先がありません。
使わなかった日は、そのまま空けておきます。 余った時間を足し続けると、予備の意味が無くなります。
使ったことは短く書き留めます。 次に仮定を直すときの手がかりになります。
予定表を自分だけで持たない
同じ家の人が見られる場所に置くと、動いたときの調整が早く済みます。
見せるのは枠の時間帯だけで足ります。 何を描くかまで共有する必要はありません。
予備時間の存在も伝えておきます。 空いて見える時間が、埋めてよい時間だと思われないためです。
伝えていない枠は、たいてい先に消えます。 消えたこと自体を誰も把握していないためです。
育児の予定が動いた日
動くことは前提です。 動いたら枠を減らし、仮定のほうを書き直します。
その日に描けなくても、記録は残します。 何が起きて動いたかだけで足ります。
翌日へ持ち越しません。 積み上げると、戻せない量になります。
枠が消えたとき
続けにくい場面を、三つ挙げます。 どれも組み立ての話です。
どの例でも睡眠を削っていません。作業の置き方のほうを変えています。
三つの時間帯が埋まったか確かめる
中断に弱い作業を細切れ時間へ置いていないか。 やり直しが増えます。
予備時間に予定を入れていないか。 戻す先が無くなります。
仮定と実績を分けて書いたか。 後から混ざります。
今日の細切れ時間に一つ置く
時間を組み立てるのに、一日分そろえる必要はありません。今日の細切れ時間を一つ選び、中断に強い作業を置いてみること。
その作業は止まっても戻れるか。予備時間は空けたままか。 そこまで決まれば、次の一つも同じ形で置けます。
十分でも構いません。 置き場所が決まっていれば、消えた日も数え直せます。