漫画制作のスケジュールを作る|作業量から計画する
公開日
締切の日だけ決めても作業は進みません。一作の五工程へ締切までの日数を配り、帯にして残りを見る手順を扱います。実測の欄は空のまま置き、あとから自分の記録で埋められる形にします。
締切の日だけ決めて動けない
締切は決まっているのに、今日何をすればよいか決まらないことがあります。
全体を一つの塊として見ているからです。 残りが多いのか少ないのかも分かりません。
そこで、工程へ日数を配ります。 配った先が今日の分になります。
配る先は五工程
| 工程 | そこで進むこと |
|---|---|
| ネーム | 流れを決める |
| 下描き | 形を置く |
| ペン入れ | 線を決める |
| 仕上げ | 面を入れる |
| 見直し | 抜けを探す |
ネームで流れが決まります。 ここが長引くと後ろが詰まります。
下描きとペン入れが作業量の中心です。 配る日数もここが多くなります。
仕上げと見直しは短くても置きます。 0 日にすると必ず溢れます。
締切から日数を配る
この工程表は、一作ぶんの配分をこちらで組んだ例です。 一般的な目安ではありません。
この図では 3・4・5・3・1 日を配り、合計が締切までの 16 日と一致しています。 合わない表は計画になりません。
実測の欄は空のまま置いてあります。 ここに数字を先に入れると、架空の値と実際に測った値が混ざります。
埋めるのは作業が終わってからです。
帯にすると残りが見える
同じ配分を横一列の帯にしたものです。
帯の長さは配った日数に比例します。 隙間も重なりもありません。
どこまで進んだかを帯の上で見れば、残りが目で分かります。 表の数字より早く読めます。
帯の右端が締切です。
配り方に決まりは無い
締切から配り、実測は空で置く。 手順はこの二つだけです。
削る先を先に決める
遅れたときに削る先を決めておかないと、その場で見直しを削ります。
削らない工程を先に決めます。 ネームと見直しは残す側に置きます。
削る順を決めます。 仕上げ、下描き、ペン入れの順、といった形です。
削るとどうなるかも一行書きます。 仕上げを削れば面が減る、下描きを削れば形が粗くなる、といった形です。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 削らない工程 | ネーム・見直し |
| 削る順 | 仕上げから |
決めてあれば、遅れた日に迷いません。 迷っている時間がさらに遅れになります。
実測の欄は空で置く
予定の隣に、実際にかかった日数を書く欄を作ります。
作る時点では空です。 埋まるのは終わったあとだけです。
予定と実測が並ぶと、次の配分の手がかりになります。 同じ表を使い回せます。
測り方そのものは別の記事が扱います。
配り直した記録を残す
配り直したら、前の表を消しません。 並べて残します。
何日目に配り直したかを書きます。 どの時点で崩れたかが分かります。
どの工程が延びたかを書きます。 次の作品で、その工程に多めに配れます。
配り直した回数も数えます。 二回以上なら、最初の配分が合っていません。
残した表は、次の作品の最初の配分に使えます。 実測の欄が埋まっていれば、そのまま写せます。
遅れたら配り直す
一工程が延びたら、残りを配り直します。
締切を動かさないなら、どこかを削ることになります。 削る先を先に決めておきます。
見直しの日を最初に削らないほうが安全です。 抜けが残ります。
配り直した表も同じ形で書けます。
作業時間を測る記事は測り方の側
工程ごとに始めと終わりを書き留める記事は、測り方そのものを扱います。
あちらは記録の取り方、ここは配分の決め方です。
測った記録があれば、次の配分はそこから決められます。 二つは続けて使えます。
まだ記録が無い場合は、こちらの配分を仮で置いて始められます。
制作の手順の記事は工程そのもの
アイデアから完成までを並べる記事は、工程が何かを扱います。
あちらは工程の中身、ここは工程へ日数を割り当てる話です。
工程が決まっていないと配れません。 あちらを先に通します。
工程が並んでいるなら、そのまま日数を置けます。
配ったあと三つを見る
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 合計 | 締切と合うか |
| 見直し | 日が残るか |
| 実測 | 空のままか |
一工程だけ、日数を決める
いま手が止まっているなら、次の一工程だけに日数を置きます。
残りは後で構いません。 一つ決まれば動き出せます。
終わったら実測の欄を埋めます。 次の工程はその値から配れます。