漫画のキャラクターの見た目を一貫させる
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同じ人物がページをまたぐと別人に見えることがあります。モデルシートを一枚作り、完成したページと顔・髪・服・小物・身長感の五項目で突き合わせる点検手順をまとめます。
同じ人物が別人に見える
描き上げたページを並べると、同じ人物が別人のように見えることがあります。
一ページずつ描いているからです。 前のページと照らす機会がありません。
そこで、見比べる基準を一枚だけ作ります。 ページと突き合わせます。
ページ間で合わせる五つ
| 合わせるもの | 見るところ |
|---|---|
| 顔 | 大きさと比率 |
| 髪 | 外側の形 |
| 服 | 襟や袖の形 |
| 小物 | 有無と位置 |
| 身長感 | 頭と体の比 |
顔は大きさと比率です。 ここがずれると、ほかが合っていても別人に見えます。
髪と服は外側の形で見ます。 細部より輪郭のほうが先に読まれます。
小物と身長感は見落としやすい二つです。 有無だけでも確かめます。
モデルシートを一枚作る
シートの人物はこちらで組んだ架空の図形です。誰かを写したものではありません。
五項目を一枚に並べています。 照らす対象がここで決まります。
新しく設定を足すための紙ではありません。 すでに描いたものを写し取る一枚です。
手元に一枚あれば、どのページとも比べられます。
シートに写す時期
シートは、描く前ではなく描いたあとに作ります。 何を基準にするかで時期が決まります。
いちばん納得している一ページを選びます。 そこから五項目を写します。
描き始めてすぐの一枚は選びません。 後のページと形が離れていることがあります。
途中でシートを差し替えても構いません。 差し替えたら、それより前のページは照らし直しません。
| 選ぶ一枚 | 理由 |
|---|---|
| 納得した一枚 | 基準にできる |
| 最初の一枚 | 離れやすい |
ページと突き合わせる
左がシート、右が完成した二ページです。
1 ページは五項目とも一致しています。 2 ページは服だけが違います。
表の印は、絵どうしを比べた結果です。 見た目と印が食い違わないようにしてあります。
一つでも違えば、そこだけを直せます。
完全一致でなくてよい
シートを一枚作り、ページと照らす。 直すのは違った項目だけです。
場面で変わってよい項目
五項目のうち、場面によって変わってよいものがあります。 変わったこと自体は直しません。
服。 場面が変われば着替えます。変わった理由が話の中にあるかだけを見ます。
小物。 持っていない場面があります。無くなった場面が話と合っていれば足ります。
顔と髪と身長感。 これらは場面では変わりません。ずれていれば直します。
| 項目 | 場面で変わるか |
|---|---|
| 顔・髪・身長感 | 変わらない |
| 服・小物 | 変わってよい |
変わってよい項目でも、シートには基準の形を残します。 戻る先が要ります。
左右反転で崩れやすい
人物を左右反転させると、髪の分け目や小物の位置が入れ替わります。
反転したページだけを集めて見ると気付きます。 順に並べる必要はありません。
反転しない決まりにする必要もありません。 入れ替わることを知っていれば直せます。
小物は反転で消えやすい項目です。
直す順番を決めておく
全部を直そうとすると手が止まります。
顔から見て、次に髪、最後に小物という順にします。 影響の大きい順です。
一つ直したら、もう一度シートと照らします。 直した先でずれることがあります。
残った項目は次のページで直しても構いません。
設定表を作る記事は描く前の工程
使う項目を選んで設定表を作る記事は、描き始める前に置く資料を扱います。
あちらは何を決めておくかを選ぶ側、ここは描き上がったページを点検する側です。
確認する時期が違います。 設定表は着手前、この点検は完成後です。
まだ何も決まっていない場合は、そちらから通します。
描き分けた人物ごとに一枚ずつ
登場人物が増えたら、シートもその数だけ必要になります。
一枚にまとめると、どの人物の基準か分からなくなります。 一人一枚で保ちます。
よく出る人物から作れば足ります。 全員ぶんを先に揃えなくて構いません。
脇の人物は、出番が増えてから足せます。
照らしたあと三つを直す
| 直すところ | 確認すること |
|---|---|
| 顔 | 大きさが合うか |
| 服 | 襟の形が同じか |
| 小物 | 消えていないか |
二ページだけ、五項目で照らす
いま別人に見えるページが二枚あるなら、片方をシートとして使います。
五項目を順に見て、違うところに印を付けます。 直すのは後です。
違いが一つなら、そこだけ直せば揃います。 三つ以上あれば顔から順に直します。