漫画の見開きを投稿用に分割する|中央の見切れを防ぐ
公開日
自作の見開き一枚を中央で分割し、またぐ絵が左右へどれだけ入るかを実測します。切る位置を一つに決めず、投稿先の受付仕様も推測しないまま対応だけを残します。
見開きのまま出すか、分けるかで止まる
見開きで描いたのに、そのまま出すか二枚に分けるかで手が止まることがあります。
描き方を間違えたからとは限りません。分けたあとに、どの絵がどちらへ入るかを見ていないだけです。
自作の見開きで試した
使ったのは、この記事のために作った 2400×1700ピクセルの見開き一枚です。左右に吹き出しを一つずつ置き、中央をまたぐ帯を一つ入れてあります。
中央のちょうど半分で分けると、左右とも1200×1700になりました。 縦の長さは変わりません。
左右に収まっている吹き出しは、分けても欠けませんでした。 中央から離れているためです。
またぐ絵は半分ずつに割れる
中央をまたぐ帯の黒い画素は、左へ50.0%、右へ50.0%に分かれました。 ちょうど半分ずつです。
割れた両側を並べても、元の一枚と同じようには読めません。 絵の真ん中に切れ目が入るためです。
まずどの絵が中央にあるかを見ます。 切る位置より先に決めることです。
重ねて書き出すとどうなるか
中央から左右へ40ピクセルずつ重ねて書き出すと、またぐ帯は左へ61.9%、右へ61.9%入りました。 合計は123.8%で、23.8%が両方のページに入っています。
重ねると、両方のページで途切れずに見える範囲が増えます。 そのかわり同じ絵が二度出ます。
どちらがよいかは、絵と出す先で変わります。 ここでは両方の数を並べるだけにします。
重ねる幅の決め方
重なりを付けるかどうかと、何ピクセル重ねるかは別の判断です。
中央に絵が無いなら、重ねません。 重ねた分だけ同じ絵が二度出ます。
中央に絵があるなら、その絵が途切れない幅を選びます。 絵の幅を測ってから決めます。
文字が中央にかかっているなら、重ねて解きません。 同じ文字が二度出ると読み違えます。文字のほうを動かします。
| 中央にあるもの | 重なり |
|---|---|
| 何も無い | 付けない |
| 絵 | 絵の幅ぶん |
| 文字 | 付けず動かす |
決める六つ
| 決めること | 何を見るか |
|---|---|
| 切る位置 | 中央か余白か |
| 重なりの幅 | 何ピクセル |
| 中央の絵 | またぐか否か |
| 文字の位置 | 切れ目に乗るか |
| 出す順 | 左右どちらが先 |
| 記録 | 元と分割後 |
文字が切れ目に乗っていないかを先に見ます。 絵より先に読めなくなります。
重なりの幅は決めた値を残します。 後から同じ幅で切り直せます。
出す順を決める
二枚に分けたら、どちらを先に出すかを決めます。 読む向きで変わります。
読む向きは作品ごとに決まっています。 途中で変えません。
ファイル名の番号で順を固定します。 並べ直しに頼りません。
分けた二枚のあいだに別のページを挟みません。 見開きとして描いた二枚は、続けて並べます。
順を間違えると、またぐ絵が逆向きにつながります。 出す前に二枚を並べて一度読みます。
分割後の対応を残す
| 残す欄 | 書く中身 |
|---|---|
| 元の一枚 | 見開きの名前 |
| 左ページ | 切り出した幅 |
| 右ページ | 切り出した幅 |
元の一枚と分割後を組で残します。 後からどちらの並びが正しいか確かめられます。
重なりを付けた場合は、その幅も書き添えます。 同じ幅で作り直せます。
描く段で中央を空ける
切る段で悩まずに済むのは、描く段で中央を空けている場合です。
中央に文字を置かない。 これだけで、切る位置の判断が一つ減ります。
中央をまたぐ絵は、意図して置く。 見開きの効果として置いたなら、重なりを付けて残します。
中央に何を置いたかを控えておく。 描き終えてからでは、どこまでが意図か分からなくなります。
次の見開きから、この二つを決めてから描きます。 分割の作業が短く済みます。
切り方に迷うとき
手が止まる場面を、三つ挙げます。 どれも分割の話です。
どの例でも受付仕様を決めつけていません。自分の一枚で測った値だけを残しています。
切れ目と左右の大きさを確かめる
切れ目に文字が乗っていないか。 読めなくなります。
左右の大きさがそろっているか。 並べたときにずれます。
元の一枚を残してあるか。 切り直すときに要ります。
中央をまたぐ絵があるか見る
見開きを分けるのに、特別な手順は要りません。出す前に、中央をまたぐ絵があるかを見ること。
文字は切れ目に乗っていないか。元の一枚は残してあるか。 そこまで決まれば、二枚に分けても読み順が崩れません。
重なりを付けなくても構いません。 どちらにしたかを書き留めておけば、次も同じにできます。