漫画画像の縦横比を保って書き出す方法
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元の比と出した比を見比べれば、絵が伸びたかどうかはすぐ分かります。引き伸ばす・切り抜く・余白を足すを別の操作として扱い、意図しない変形と切り抜きを防ぐ手順です。
出したら、絵が少し伸びていた
指定された大きさに合わせて書き出したら、顔が少し横に広がっていた、ということがあります。
作業中には気付きません。 元の原稿を見慣れているので、出したものだけを見ても違和感が薄いのです。
比べるものがあれば、すぐ分かります。 元の比と、出した比です。
元の比と出した比を見比べる
たて長のものを出して、たて長のままなら変形していません。
たて長がよこ長になっていたら、どこかが伸びています。 正方形になっていても同じです。
この判定に、実際の数値は要りません。 縦と横のどちらが長いか、その関係が変わったかどうかだけを見ます。
厳密に見たいなら、縦と横の数を割って比べます。 同じ値なら比は変わっていません。
三つの操作は別のこと
| 操作 | 絵に起きること |
|---|---|
| 引き伸ばす | 形が変わる |
| 切り抜く | 外が無くなる |
| 余白を足す | 外が増える |
三つとも「サイズを変える」と呼ばれることがあります。 けれど絵に起きることは別です。
引き伸ばすと、絵そのものが変形します。 縦横が同じ割合で変わるなら変形しませんが、片方だけ変えると伸びます。
切り抜くと、外側が無くなります。 形は変わりませんが、描いたものが減ります。
余白を足すと、外側が増えます。 形も中身も変わらず、置き場所だけが広がります。
指定の大きさに合わせるとき
指定された縦横が、元の比と違うことがあります。
そのときは、三つのうちどれを使うかを自分で決めます。 何もしないで合わせようとすると、たいてい引き伸ばしになります。
絵を変えたくないなら、切り抜くか余白を足すかです。 どちらも形は保たれます。
どこを切るか、どこに足すかは、絵の中身で決まります。 そこは自動では決められません。
三つのどれを選ぶか
指定と元の比が違うとき、選ぶ基準を先に決めておきます。
絵の形を変えたくないか。 変えたくないなら、引き伸ばしは外れます。
端に消えて困るものがあるか。 あるなら、切り抜きは外れます。
余白が出ても構わないか。 構わないなら、余白を足すのがいちばん失うものが少なくなります。
| 条件 | 選ぶ操作 |
|---|---|
| 形も中身も守る | 余白を足す |
| 端は捨てられる | 切り抜く |
| 形が変わってよい | 引き伸ばす |
三つのうち二つを同時に使うこともできます。 その場合も、どちらを先にやったかを控えます。
切り抜くなら、どこが消えるかを先に見る
切り抜きは形を保ちますが、描いたものは減ります。
端に置いた文字やサインは、消える側に入りやすい場所です。
切る前に、消える範囲を見ておきます。 出してから気付くと、もう戻せません。
迷うなら、余白を足すほうが失うものはありません。
余白を足すときの色
余白を足すと決めたら、何色にするかも決めます。
原稿の地の色に合わせます。 白い紙に描いたなら白です。
透明にする手もあります。 ただし置かれた先の背景がそのまま出ます。
濃い色は避けます。 絵の外側に枠が付いたように見えます。
足した色は控えに書きます。 次のページでも同じ色を使えます。
縦横を同じ割合で変えるなら伸びない
大きさを変えること自体が、変形の原因ではありません。
縦と横を同じ割合で変えれば、比は保たれます。 半分にしても倍にしても、形は変わりません。
伸びるのは、片方だけを変えたときです。 縦はそのままで横だけ広げる、といった操作です。
指定に合わせようとして片方だけ動かすと、ここに落ちます。 数字を入れる欄が二つ並んでいると起こりやすい形です。
比を数で残す
見比べるだけでは、わずかな伸びに気づきません。 数で残します。
縦の画素数を横の画素数で割ります。 出た値が比です。
元の値と出した値を並べます。 同じなら形は変わっていません。
小数の下のほうまで一致する必要はありません。 端数は丸めの分です。上の桁が変われば伸びています。
| 残す値 | 使い方 |
|---|---|
| 元の比 | 基準 |
| 出した比 | 突き合わせ |
書き出す前に一度だけ確かめる
書き出しの画面には、たいてい縦と横の数が出ています。
元の値と並べて、比が変わっていないかを見ます。 数字を覚えていなくても、画面を二つ並べれば分かります。
比率を保つ設定がある道具なら、それを使うのが早いです。 ただし、有効になっているかは目で確かめます。
設定があることと、効いていることは別です。
出した一枚で確かめる
すでに出したものがあるなら、元の原稿と並べて開きます。
縦と横のどちらが長いか、その関係が同じかを見ます。 変わっていれば伸びています。
伸びていたら、三つのうちどれを使うかを決めてから出し直します。 決めずにやり直すと、また同じことが起きます。