Web漫画の読み込みが遅いときの確認手順
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手元から作品が届くまでには、端末・ブラウザ・通信・一時ファイル・画像の大きさ・配信側という六つの段があります。原因を当てにいくのではなく、一度に一段だけ入れ替えて二度測り、七つの条件を書き添えて控える手順をまとめました。速さの数字や、つなぎ方の名前では決めません。
遅いのは、どこか一段です
ページがなかなか出てこない。そういうとき、原因を一つに決めたくなります。
けれど、手元へ届くまでの間には、いくつもの段があります。 どの段で時間がかかっているかは、開いた画面を見ているだけでは分かりません。
一段だけ入れ替えて二度測る
手順の軸はここにあります。
替えるのは一度に一段だけです。 端末を替えて、ついでにつなぎ方も替えて、一時ファイルも消す。これでは、どれが効いたのか分かりません。
残りの段はそのままにします。 同じ作品の、同じところを、同じ手順で開きます。
差が出なければ、その段の話ではなかった、というだけです。 次の段へ移ります。
差が出たときも、そこが原因だとまでは決まっていません。 手がかりが一つ増えた、と控えます。
書き添えるのは七つ
| 書き添える | 何を残すか |
|---|---|
| 端末 | どれで見たか |
| ブラウザ | どれで開いたか |
| 回線 | 何につないだか |
| 一時ファイル | 消す前か後か |
| ページ数 | 何ページ目か |
| 時刻 | いつ測ったか |
| やり直し | 何度目か |
かかった時間の長さそのものは、ここでは要りません。 速さを数字で比べるのではなく、どの段を替えたら変わったかを見ます。
七つのうち一つでも違えば、前の測りとは比べられません。 書き添えていなかったなら、測り直すほうが早いです。
どの段から替えるか
替えるのは一段だけ、という決まりは分かっても、六段のどれから手を付けるかは別の話です。 順番を決めておくと、手間の少ないところで済むことがあります。
| 替える段 | 手間と戻しやすさ |
|---|---|
| 時刻をずらす | ほぼ無い |
| 一時ファイル | 戻せない |
| 開く道具 | すぐ戻せる |
| つなぎ方 | 場所に依る |
| 端末 | 手元次第 |
いちばん軽いのは、時刻をずらして測り直すことです。 何も替えずに、少し待ってもう一度開く。手間がほとんど無いのに、これで変わることがあります。 混み具合だけの話だったなら、ほかの段を触る必要がありません。
次に軽いのは、開く道具を替えることです。 手元に別の道具があれば、すぐ戻せます。替えても壊れるものがないので、試しやすい段です。
一時ファイルを消すのは、軽そうに見えて戻せない段です。 消したものは元に戻りません。消す前の状態でもう一度測れなくなるので、順番としては後ろに置きます。 消す前に、一度は消さない状態で測っておきます。
つなぎ方を替えられるかは、いる場所によります。 替えられる場所にいるなら試し、そうでなければ飛ばします。替えられないことは、その段が原因でないことにはなりません。
端末を替えるのは、手元にもう一台あるときだけです。 無ければその段は手つかずのまま残ります。それでも、残りの段を全部当たったことには意味があります。
この順は、手間の少ない順であって、当たりやすい順ではありません。 どの段が効くかは分からないので、軽いほうから当たって、残りを潰していく形になります。 途中で変わったら、そこで止めて構いません。
端末と開く道具を分けて見る
同じ端末でも、開く道具を替えると変わることがあります。 逆に、別の端末で同じ道具を使うこともできます。
この二つは別の段です。 まとめて「手元の話」にしません。
替えられるものが手元にあるなら、一つずつ替えてみます。 無ければ、その段は手つかずのままにします。
どの道具が遅い、という書き方はしません。 手元で違いが出たことと、その道具が原因であることは別です。
つなぎ方の名前では決まらない
つなぎ方を替えると変わることはあります。 ただし、名前で速さが決まるわけではありません。
無線につないでいても、電波の入り方や、同じところで使っている数で変わります。携帯の回線でも同じです。
先にどちらが速いかを決めてから測ると、見たいものが見えなくなります。 替えて、どうだったかを控えるだけにします。
同じ場所で、続けて二度測るほうが確かです。 場所も時刻も、条件のうちです。
一時ファイルを消すのは、確かめ方の一つ
一度開いたものが、しばらく手元に残る作りがあります。 二度目が速いのは、それが効いているだけかもしれません。
だから、消してから測ると、一度目と同じところへ戻せます。 これは切り分けのための手順です。
消したら直る、という手当てではありません。 消した直後だけ変わって、また同じになることもあります。
消したときに何が一緒に消えるかは、仕組みによって違います。 分からないなら、消す前にその仕組みの説明を見ておきます。
画像の大きさとページ数
一ページあたりの画像が大きければ、届くまでに時間がかかります。 ページ数が多ければ、その分だけ増えます。
ここは手元で選べることがあります。 表示の大きさや画質を選べるなら、替えて測ってみます。
選べないなら、その段には何も書きません。 手元では変えられない段です。
配信している側かどうかは、こちらでは決められない
六段のうち、手元で変えられない段があります。 そこに当たったとき、向こうの不具合だ、とは控えません。
こちらから分かるのは、手元の段を全部替えても変わらなかったというところまでです。
同じ仕組みのほかの作品ではどうか、時刻を変えるとどうか。 替えられる段をもう一度当たってから、そこで止めます。
止めたところまでを控えておけば足ります。 原因を言い当てる必要はありません。
測るところをそろえる
同じ作品の、同じページを、同じところまで開きます。
別の作品で比べると、画像の大きさの段が混ざります。 それでは、どちらの話か分かりません。
一度目と二度目の間を空けすぎないようにします。 時間が空くと、場所も時刻も変わってしまいます。
架空の4例で切り分け方を見る
切り分けの運びを見せるため、仮の場面を4つ置きます。 どれも実在の仕組みを指していません。
どの例でも、一度に二つ以上は替えていません。 替えた段だけを控えています。
測る前に見ておく
測り始める前に、次を見ておきます。
| 測る前に | 見ておくこと |
|---|---|
| 場所 | 同じところか |
| 替える段 | 一段だけか |
| 手順 | 二度目も同じか |
| 条件 | 七つ書いたか |
| 空欄 | 空けて残すか |
どれも手元で試せることです。 調べるのではなく、開いて測ります。
一段ずつ確かめるところから
読み込みが遅いときにすることは、一つに絞れます。原因を当てにいくのではなく、段を一つずつ入れ替えて、どこで変わるかを見ること。
端末か、開く道具か、つなぎ方か、一時ファイルか、画像の大きさか、それとも手元では変えられない段か。替えれば、そのつど何かが分かります。
そして、分からないまま終わっても構いません。 当たったところまでを控えておけば、次に同じことが起きたときに続きから始められます。