漫画をアプリとWebで読む違い|選ぶ前の確認項目
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アプリとWebのどちらが速いか軽いかは、入れ物の種類では決まりません。起動・ログイン・表示領域・操作・読み込み・保存・通知・履歴という八つの項目を、同じ端末と同じ条件に置いて自分で見比べる手順をまとめました。数字を出すときは測った条件も一緒に残します。
入れ物が違っても、中身が同じとは限らない
同じ作品を、画面の中の専用の入れ物で読むか、いつもの閲覧画面で読むか。どちらを選ぶかで迷うことがあります。
このとき、どちらが速い、どちらが軽い、という形で答えを探しがちです。 けれど、その答えは入れ物の種類からは出てきません。
同じ入れ物でも、提供している側ごとに作りが違います。 だから、比べるなら自分が使う組み合わせで見るしかありません。
見るのは八つ
| 見る項目 | 何を見るか |
|---|---|
| 起動 | たどり着き方 |
| ログイン | 要るかどうか |
| 表示領域 | どこまで出るか |
| 操作 | 何で進むか |
| 読み込み | 待ち時間 |
| 保存 | 残るかどうか |
| 通知 | 来るかどうか |
| 履歴 | 引き継ぐか |
八つとも、入れ物の種類ではなく提供している側の作りで決まります。 だからこの記事では、どの項目にも「こちらはこう」とは書きません。
速さ・軽さ・機能の有無を入れ物の種類で決めない
決まっているのは、自分の端末で見た結果だけです。
同じ条件に置いてから見る
比べ方を間違えると、入れ物の違いではなく条件の違いを見てしまいます。
同じ端末、同じ画面の向き、同じ通信のつなぎ方、同じ作品の同じ話。ここがずれていると、出てきた差がどこから来たのか分かりません。
続けて見るほうが確かです。 日をまたぐと、通信の混み具合も、提供している側の作りも変わっていることがあります。
そろえられない項目があるなら、そこは比べないでおきます。 分からないままにしておくほうが、間違った差を覚えるより役に立ちます。
入口まわりの二つ
起動は、読みたい話にたどり着くまでの道のりです。
開いてから何回たどるか、途中で止まるところがあるか。回数そのものより、詰まるところがあるかどうかを見ます。
ログインは、要るかどうかと、どこから要るかです。
一覧を見るところまでは要らないが、続きを読むところで要る。そういう分かれ方をしていることもあります。片方だけで確かめて、もう片方も同じだと思わないでおきます。
読むときの二つ
表示領域は、画面のどこまでが作品に使われているかです。
上下に帯が出るか、余白がどのくらい残るか、読んでいる間にその帯が消えるか。同じ端末でも、入れ物によって出方が変わることがあります。
操作は、次の一枚へ進む方法です。
なぞって進むのか、触れて進むのか、両方できるのか。戻る操作があるか、目次へ戻れるかも一緒に見ておきます。
裏で動く二つ
読み込みは、待ちが入る場所です。
開いた直後か、話の切り替わりか、一枚ごとか。どこで待つかは、どのくらい待つかより覚えやすいはずです。
二度目に開いたときに必ず待ちが減る、とも限りません。 条件をそろえて同じものを続けて二度開いてみたところ、取りに行く回数が変わらない場合がありました。 一度見たから次は減る、とは決めつけないでおきます。
保存は、読んだものが手元に残るかどうかです。
残る仕組みがあるか、あるならいつまで残るか、条件があるか。残ると書かれていないなら、残らない前提で考えます。
あとに残る二つ
通知は、知らせが届くかどうかと、それを止められるかです。
届く仕組みがあっても、受け取るかどうかは自分で決められることが多いはずです。 どこで切り替えるかまで見ておきます。
履歴は、どこまで読んだかが引き継がれるかどうかです。
同じ入れ物の中だけで残るのか、入れ物をまたいでも残るのか。またげるなら、その条件が示されているはずです。
八つのうち、どれを重く見るか
八つの項目に上下はありません。ただ、自分の読み方によって効いてくる項目は偏ります。 全部を同じ重さで見ると、どちらを選ぶかが決まりません。
| 読み方 | 効いてくる項目 |
|---|---|
| 移動中に読む | 読み込みと保存 |
| 寝る前に読む | 表示領域と操作 |
| 複数の端末で読む | 履歴 |
| 続きを追う | 通知 |
移動しながら読むなら、読み込みと保存が効きます。 つながりにくい場所で待ちが入るかどうか、先に手元へ残せる仕組みがあるかどうか。 表示領域の差は、この読み方ではあまり気になりません。
寝る前に暗いところで読むなら、表示領域と操作が効きます。 帯が消えるか、片手で進められるか。読み込みの数秒より、そのあたりが体感を決めます。
端末を使い分けるなら、履歴がいちばん効きます。 どこまで読んだかが引き継がれないと、どちらが速いかとは関係なく使いにくくなります。 ここだけは代わりがありません。
連載を追っているなら、通知が効きます。 知らせが来るかどうか、来るとして止められるかどうか。 追っていない作品を読むだけなら、この項目は空欄でも困りません。
重く見る項目は変わります。 生活が変われば、効いてくるところも入れ替わります。だから控えは残しておくほうがよく、次に迷ったときに別の項目から読み直せます。
速い・軽いは、入れ物では決まらない
待ち時間も、通信の量も、動きのなめらかさも、そのときの端末、そのときの回線、そのときの作りで変わります。
同じ入れ物でも、提供元が違えば結果が違います。 同じ提供元でも、更新をはさめば変わります。
だから、この記事では速い・軽いの判定を書きません。 代わりに、自分で測れる形にしておきます。
自分の端末で測る手順
埋まらなかったところは、埋めずに残します。 推し量って書き足すと、そこだけ根拠のない記録になります。
数字を出すときは条件も一緒に
待ち時間や通信の量をはかったなら、そのときの条件を同じ場所に書いておきます。
端末、つなぎ方、読んだ話数、前に開いたことがあるかどうか、広告が入ったかどうか。これが無い数字は、自分でも再現できません。
人の出した数字も同じです。 条件が書かれていないなら、自分の場合に当てはまるとは限りません。
縦読み形式・画面の向き・通信量の記事との境目
この先にも手前にも似た記事があるので、受け持ちを書いておきます。
縦に流して読むか、めくって読むかという形式の話は、別の記事です。 あちらは進め方と区切りの見比べで、 こちらは読む場所そのものの見比べです。
画面を横にしたときの見え方の記事とも分かれます。 そちらは向きを変えて同じ端末で見る話でした。
文字が読みにくいときの原因を分ける話と、通信の量をはかる話は、この記事の先にあります。
選ぶ前のチェックリスト
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 条件 | そろえてから見たか |
| 順番 | 続けて見たか |
| 記録 | 空欄を残せたか |
| 数字 | 条件も書いたか |
| 範囲 | 他へ広げていないか |
結局、読む場所は「どちらが速いか」ではなく「八項目の当たり方」で決まる
やることは結局ひとつです。いま使っているほうで、八つの項目を上から見てみること。
それだけで、自分が何を大事にしているかが分かります。 待ちが気になる人、画面の広さが気になる人、続きが引き継がれることが大事な人。
もう片方を試すのは、そのあとで足ります。比べる前に、まず片方を知っておくほうが早いはずです。