COMISTA JOURNAL漫画を描く

漫画線画の消し残しを見つける|確認の手順

公開日

消し残しは提出してから気付きます。下描き残り・小さい点・不要線・枠外の四種類を自作の線画に置き、見つけた場所に印を打って探す順序を決める手順をまとめます。

「漫画線画の消し残しを見つける」を表したイラスト

提出してから消し残しに気付く

仕上げたつもりの線画でも、あとから小さな線が残っていることがあります。

全体を眺めて確かめているからです。 小さいものは同じ倍率では見つかりません。

そこで、探す順を決めます。 場所と倍率を変えて二度見ます。

何を消し残しと数えるか

「要らない線」の範囲が決まっていないと、探しても判定できません。

清書の下に残った線。 下描きや当たりです。消す前提で引いた線が残っています。

意図せず出た点。 手が触れた、線を引き損ねた、といった跡です。

引いたが使わなかった線。 描き直した前の線です。

枠の外にはみ出した線。 引くときに止まらなかった分です。

数える 数えない
消す前提の線 意図して引いた線
意図せず出た点 効果として置いた点

迷ったら、引いた理由を思い出します。 理由があれば消し残しではありません。

残りやすい四つ

残るもの 出やすい場所
下描き残り 線の近く
小さい点 広い余白
不要線 交差の外
枠外 枠のすぐ外

下描き残りは、清書した線のすぐそばに残ります。 重なって見えにくくなります。

小さい点は広い余白に出ます。 何も無い場所ほど気付きません。

不要線と枠外は、見る範囲から外れがちです。 意識して回します。

見つけた場所に印を打つ

自作の線画に残りやすい四種類の消し残しを置き、発見位置に印を付けた図
印は見つけた場所に打ってあります

線画も消し残しもこちらで用意しました。実際の原稿から取ったものではありません。

四つのうち一つは枠の外にあります。 枠内だけを見ると残ります。

印はそれぞれの消し残しと同じ場所に打っています。 見つけた位置を記録する形です。

印を打っておくと、直したあとに照らし合わせられます。

印と直した跡を突き合わせる

消したあとで、印の場所をもう一度見ます。

印が残っているのに何も無ければ、そこは直っています。 数を数えれば漏れが分かります。

印は画像とは別の層に置くか、別紙に書き出します。 本体へ描き込まないようにします。

直し終えたら印ごと消します。

自動で消せるとは限らない

探す順を決めて、倍率を変えて二度見る。 ここだけ守れば漏れが減ります。

出やすい作り方を知っておく

同じ場所に何度も出るなら、描き方の側に原因があります。

下描きを濃く引いた回。 清書のあとに残りやすくなります。

線を何度も引き直した回。 使わなかった線が増えます。

枠を先に引かずに描いた回。 枠外へはみ出す線が増えます。

下描きと清書を同じ層でやった回。 消す対象が選べません。

どれも消し残しを増やす作り方です。 点検で毎回同じ種類が出るなら、そこを変えたほうが早く済みます。

拡大率を変えて二度見る

消し残しを探す四つの手順を順に並べた図
手順の順はこの記事で決めたものです

同じ倍率のままでは、見える大きさが変わりません。

一度は全体、一度は拡大して見ます。 見つかるものが入れ替わります。

この図では、拡大して全体・枠の内側・枠の外・もう一度全体の順に置いています。 順を決めておくと戻れます。

二度で足りなければ三度目を足せます。

枠の外は最後に見る

枠の外は作業中に目が行きません。

最後にまとめて回すと決めておきます。 順に入れておけば忘れません。

枠線の上に乗った線も、このときに見ます。 内と外の境目です。

外を見るのは一度で足ります。

資料を管理する記事は集める側

用途と出典を管理する記事は、描く前に資料を扱います。

あちらは集めて整理する側、ここは描き終えた線画を見る側です。

工程としては離れています。 同じ「整理」でも対象が違います。

資料の側で困っている場合は、そちらを開きます。

線が震える記事は引く前の話

試し描きを記録して比べる記事は、線を引く段階を扱います。

あちらは引き方、ここは引いたあとの点検です。

震えた線は消し残しではありません。 直し方が別になります。

引く段階から見直す場合は、そちらが先です。

点検したあと三つを残す

残すもの 使いみち
印 直した確認
順 次回も同じ
数 漏れの目安

一枚だけ、四箇所を探す

いま仕上げた線画が一枚あるなら、四種類を順に探します。

線の近く、広い余白、交差の外、枠の外の順です。 見つけたら印を打ちます。

四箇所を回って何も無ければ、そこで足ります。 あれば直してから同じ順で一度戻ります。

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