過去の漫画を再紹介する|新しい読者への案内
公開日
同じ架空作品について、初見向け・テーマ向け・季節向け・続編前・振り返りの五つの切り口だけを変えた紹介文例を並べます。順位付けはせず、再紹介で閲覧が増えるとも書きません。
昔描いた一本が埋もれてしまう
続けて出しているうちに、前に描いた一本が誰にも届かなくなることがあります。
作品の出来のせいとは限りません。出したときと同じ紹介文を、そのまま置き直しているからです。
例に置いた架空の一本
例に置く一本は、この記事のために作った架空の読み切りです。梅雨の時期の話で、会話が少なく、続編を一本描いているという設定にしました。
この設定は、切り口を変えるための材料です。 作品の中身は最後まで変えません。
実在の作品・出版社・掲載先には触れていません。 見比べる相手を作らないためです。
出し直しと再投稿は別のもの
ここで扱うのは、すでにある一本への案内を作り直すことです。 同じ作品をもう一度投稿し直すことではありません。
再投稿すると、公開日も反応も新しい側へ移ります。 前に読んだ人のところには同じ作品が二本並びます。
出し直しでは、作品は動かしません。 動くのは案内の文だけです。
| やること | 作品の側 |
|---|---|
| 出し直し | 動かさない |
| 再投稿 | 別の一本になる |
投稿先によっては、同じ作品を重ねて出せないこともあります。 条件は各案内で確かめます。ここでは推測しません。
変えるのは切り口だけ
| 変えない | 変える |
|---|---|
| 作品の中身 | 誰に向けるか |
| 出した日 | 最初の一行 |
| 話数と長さ | 触れる要素 |
作品の事実は書き換えません。 話数や長さを変えると、別の作品の案内になります。
変えるのは入口の一行と、どの要素に触れるかだけです。 同じ一本を別の側から見せます。
切り口を五つ
| 切り口 | 向く相手 |
|---|---|
| 初見向け | はじめての人 |
| テーマ向け | 好みで選ぶ人 |
| 季節向け | 時期で読む人 |
| 続編前 | 次を読む人 |
| 振り返り | 作者を追う人 |
五つを同時に出す必要はありません。 置く場所に合う一つを選びます。
同じ切り口を続けて使っても構いません。 時期が変われば向く相手も変わります。
切り口を選ぶ順番
切り口から選ぶと、置く場所に合わないことがあります。 順番を決めておきます。
置く場所を決めます。 作品一覧のそば、新しい話の案内の中、時期の話題の中、のどれかです。
その場所に来る人を決めます。 はじめて見る人か、次を読む人か、追っている人かです。
最後に切り口を選びます。 相手が決まっていれば、五つのうち一つに絞れます。
| 順番 | 決めること |
|---|---|
| 一番目 | 置く場所 |
| 二番目 | 来る相手 |
| 三番目 | 切り口 |
紹介文の長さをそろえる
どの切り口でも一行から二行に収めます。 長くすると、切り口の違いが見えなくなります。
作品名と、触れる要素を一つだけ入れます。 要素が増えると初見向けと区別が付きません。
続きの有無は事実として書きます。 期待させる言い方に置き換えません。
書かない語を決める
| 書かない | なぜ |
|---|---|
| 一番 | 比べる相手が無い |
| 人気 | 数を持っていない |
| 必ず | 結果を約束できない |
| 話題 | 確かめられない |
手元に数が無い言葉は使いません。 確かめられないことを書くと、案内が事実から離れます。
順位を思わせる語も外します。 比べる相手を作らないためです。
同じ一本を何回出し直すか
回数の目安は置きません。 ただ、同じ切り口を続けて出さないようにします。
前に出した切り口を控えておきます。 控えが無いと、同じ文をまた書きます。
間を空けるかどうかは、置く場所で決まります。 同じ場所へ続けて出すと、同じ人が二度見ます。
出し直しても届かなかったことを、作品の評価にしません。 届く条件はこの記事の外にあります。
どこに置くか
初見向けは作品の一覧のそばに置きます。 はじめて見る人が最初に通る場所です。
続編前は新しい話の案内の中に置きます。 次を読む人が近くにいます。
季節向けは時期を外さないようにします。 過ぎてから置くと合いません。
切り口が浮かばないとき
切り口が出てこない場面を、三つ挙げます。 どれも切り口の話です。
どの例でも効果を約束していません。同じ作品の別の入口を作っただけです。
事実と語を照らして確かめる
作品の事実を変えていないか。 変えると別の案内になります。
書かない語が混ざっていないか。 確かめられない言葉を探します。
置く場所と切り口が合っているか。 向く相手が違えば届きません。
置く場所を決めて一行書く
過去作を出し直すのに、五つそろえる必要はありません。置く場所を決めて、その場所に合う一行を書いてみること。
作品の事実は変えていないか。確かめられない語を入れていないか。 そこまで見れば、同じ形で次の切り口も作れます。
一行だけでも構いません。 入口が一つ増えれば、そこから読む人がいます。