漫画制作と学業を両立するための計画
公開日
架空の四週間で、学校の予定と原稿の作業を並べた予定表を作ります。重い週は休むと先に決めて、動かせる締切だけを動かす組み方を扱います。
試験の前に限って描きたくなる
課題や試験が近づくと、なぜかいちばん描きたくなります。
描けば学校のほうが押し、学校を優先すれば原稿が止まります。
どちらかを我慢するのではなく、置く場所を先に決めておきます。
四週という長さにした理由
一学期ぶんを一度に組むと、後半が仮定だらけになります。 行事も課題も先のことは決まっていません。
一週だけでは、休む週を置く余地がありません。 休むと決めた時点で、その計画は空になります。
四週なら、休む週を一つか二つ置いても作業の週が残ります。 崩れても次の四週で組み直せます。
| 組む長さ | 起きること |
|---|---|
| 一週 | 休めない |
| 四週 | 休む週を置ける |
| 一学期 | 後半が仮定 |
四週ぶんを並べてみる
この予定は、この記事のために作った架空のものです。
授業や行事の予定を先に書き込みます。 こちらは自分では動かせません。
重い週には、原稿の作業を置きません。 置くと、どちらも中途半端になります。
軽い週にだけ作業を入れます。 四週のうち二週でも、進みは進みです。
週の重さをどう決めるか
重いかどうかは、気分ではなく数えられるもので決めます。
提出物の数。 締切が二つ以上重なる週は重い週です。
行事の有無。 準備や片付けで前後の日も使う行事は、その週ごと重い扱いにします。
移動の増減。 通学以外の移動が入る週は、机に向かえる時間がまとまって減ります。
| 数えるもの | 重いと判断する目安 |
|---|---|
| 提出物 | 二つ以上 |
| 行事 | 準備がある |
| 移動 | 通学以外が入る |
迷ったら重い週に寄せます。 軽く見積もって崩れるより、休むと決めておくほうが後で足せます。
休む週を先に決める
| 週の重さ | 原稿 |
|---|---|
| ふつうの週 | 進める |
| 行事の準備 | 休む |
| 試験の週 | 休む |
休む週を決めておくと、描けなかったことが計画どおりになります。
予定外に描けなかった日は、後ろめたさとして残ります。
最初から休みと書いてあれば、同じ一週間でも意味が変わります。
動かせる締切だけを動かす
締切には、動かせるものと動かせないものがあります。
学校の日程は動きません。 ここを動かそうとすると計画が壊れます。
自分で決めた締切は動かせます。 動かしても誰にも迷惑がかかりません。
出す先の締切は、案内で確かめます。 推測で前倒しにも後ろ倒しにもしません。
一週あたりの作業を小さく割る
一週で一話を仕上げようとすると、崩れたときに戻せません。
下書きだけ、ペン入れだけ、と割っておきます。
割ってあれば、半分だけ進んだ週も進んだ週になります。
割り方は原稿の作り方によって変わります。
作業の割り方の例
一週に置くのは、終わりが自分で分かる大きさにします。
| 割り方 | 一週に置く形 |
|---|---|
| 大きすぎる | 一話を仕上げる |
| ちょうど | 下書きを通す |
| 小さめ | 三ページ分 |
下書きを通す、ペンを入れる、文字を入れる、と工程で割るのが分かりやすい割り方です。 終わった形が見て分かります。
ページ数で割る方法もあります。 工程が混ざる作り方なら、こちらのほうが数えやすくなります。
同じ四週の中で割り方を混ぜません。 混ぜると、進んだ量を比べられなくなります。
休む週に描きたくなったとき
休むと決めた週に描きたくなるのは、よくあることです。
描いても構いませんが、予定表には書き足しません。 書き足すと、次からその週も作業の週として数えてしまいます。
描いた分は、次の週の作業から引きません。 引くと、休む週が前借りの週になります。
逆に、描けなかったことを気にする必要もありません。 最初から休みと書いてあります。
成績への影響は扱わない
この計画で成績が上がる、とは書いていません。 確かめていないからです。
描く時間が減れば勉強時間が増える、とも限りません。
扱っているのは、二つの予定をぶつけないための置き方だけです。
そこから先は、自分の様子を見て決めることになります。
崩れたら予定表のほうを直す
予定どおりに進まなかったとき、直すのは自分ではなく予定表です。
二週続けて休みになったら、作業の割り方が大きすぎたということです。
次の四週は、もう一段小さく割ってみます。
何度か直せば、自分に合う大きさが見つかります。
学校の予定から四週を書き出す
いま予定を立てずに描いているなら、まず四週ぶんだけ書いてみます。
学校の予定を写すだけなら、五分もかかりません。
空いている週が見えたら、そこに一つだけ作業を置きます。