他の作品と比較するときの観点を整理する
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比べる項目を観察できるものだけに絞り、数字の人気を観点から外した表にします。上達の保証はせず、優劣の判定も扱いません。
見比べたあとに描けなくなる
参考にしようと他の作品を見たのに、見比べたあとで手が止まってしまうことがあります。
気持ちの問題だけとは限りません。比べた項目に数字の人気が混ざっていて、観察ではなく順位付けになっているからです。
数字は観察ではない
閲覧数や評価の数は、自分の目で確かめた項目ではありません。 見えているのは結果の数字だけです。
数字を観点に入れると、表が順位表になります。 順位表からは次に描くことが出てきません。
だから観点から外します。 数字を見ないのではなく、比べる表に入れないという意味です。
比べる相手は一作でよい
何作も並べると、数が平均に寄ります。 平均からは、自分の原稿で変えるところが出てきません。
一作だけを選びます。 自分の作りたい形に近い一作が向いています。
同じ一作を、時期を変えて二回数えるやり方もあります。 相手を増やさずに、見る場所を増やせます。
| 並べ方 | 出てくるもの |
|---|---|
| 一作と比べる | 具体の差 |
| 何作も並べる | 平均 |
観察できる四つ
| 観察する項目 | 見るところ |
|---|---|
| コマの数 | 一ページの数 |
| 台詞の量 | 一コマの文字 |
| 場面の変わり目 | どこで変わる |
| 見せ場の位置 | 何ページ目 |
四つとも、自分で数えられる項目です。 数えた結果が手元に残ります。
好き嫌いは項目に入れません。 数えられないためです。
数え方を先にそろえる
同じ項目でも、数え方が違うと比べられません。 相手と自分で同じ規則を使います。
コマの数は、枠で囲まれたものだけを数えます。 枠の無いコマをどうするかを先に決めます。
見開きは一ページとして数えるか、二ページとして数えるかを決めます。 どちらでも構いませんが、途中で変えません。
台詞の量は、吹き出しの中の文字だけにします。 効果音や書き文字は別に数えます。
| 決めること | 決め方の例 |
|---|---|
| 枠の無いコマ | 数に入れる |
| 見開き | 二ページ |
| 書き文字 | 別に数える |
観点から外す三つ
| 外す項目 | なぜ |
|---|---|
| 閲覧の数 | 観察できない |
| 評価の数 | 観察できない |
| 好き嫌い | 数えられない |
外すのは比べる表からであって、見てはいけないという意味ではありません。 置き場所を変えるだけです。
好き嫌いは別のところに書いておきます。 混ぜると観察の欄が濁ります。
自分の作品も同じ欄で数える
相手の作品だけを数えて終わりにしません。 同じ四項目で自分の作品も数えます。
数えると差が出ますが、その差は優劣ではありません。 選んだ作り方の違いです。
どちらに寄せるかは自分で決めます。 表は決めてくれません。
差が出たあとにすること
差が出ても、その場で寄せません。 数えた値だけをしばらく置きます。
寄せるかどうかは、自分の作品を読み返してから決めます。 数だけを合わせると、理由の無い変更になります。
寄せると決めたら、一項目だけにします。 四つ同時に変えると、どれが効いたか分かりません。
寄せないと決めた項目も、決めた理由を一行残します。 次に数えたとき、同じ判断を繰り返さずに済みます。
数えても決まらないとき
判断が止まる場面を、三つ挙げます。 どれも観点の話です。
どの例でも順位を付けていません。観察のほうを残しています。
四項目が埋まったか確かめる
数字の人気が混ざっていないか。 順位表になります。
自分の作品も同じ欄で数えたか。 片側だけでは差が読めません。
優劣を書いていないか。 表は判定しません。
一ページのコマ数から数える
比較の準備に、全部の項目は要りません。参考にしたい一作について、一ページのコマの数だけ数えてみること。
自分の作品も同じ欄で数えたか。差を優劣と書いていないか。 そこまで残れば、残りの項目も同じ形で並びます。
差が大きくても構いません。 作り方の違いが見えることが結果です。