漫画投稿のファイル形式を選ぶ|受付条件と画質
公開日
公式ページ二件に書かれた受付形式を確認日つきで並べ、同じ自作原稿をPNG・JPEG・WebPで書き出した実測値を添えます。受け付ける形式は推測せず、書かれていた形だけを写します。
どの形式で書き出すか決まらない
描き終えたのに、保存の形式を選ぶところで止まることがあります。
形式に詳しくないからとは限りません。出す先が受け付ける形と、書き出したあとの中身を、別々に見ていないだけです。
受付形式を読んだ公式ページ
受付形式の記載を拾ったページは二つあります。株式会社集英社のジャンプルーキー!ヘルプ(https://rookie.shonenjump.com/help/entry/index)と、株式会社小学館の新人コミック大賞(https://shincomi.shogakukan.co.jp/)です。どちらも 2026年9月27日 に開きました。
拾ったのは形式についての記載だけです。 どちらが有利かという話には触れません。
画面の投稿と賞の応募で書き方が違う
確認日時点で、ジャンプルーキー!のヘルプには、アップロードできるのは「JPEG形式かPNG形式のファイルです」と書かれていました。 一度にアップロードできる最大容量は200MB、1つのエピソードに200枚までという記載が併記されていました。
確認日時点で、新人コミック大賞のページには、600dpi以上のB4原稿原寸サイズのモノクロ2階調で「tiffまたはpsd形式で保存することを推奨」と書かれていました。 「Jpg等での応募は原稿サイズにご注意ください」という書き方もありました。
同じ「漫画を出す」でも、書かれている軸が違います。 片方は画面の寸法と容量、片方は原稿の寸法と解像度です。
形式の記載を探す場所
受付形式は、いつも同じ場所に書かれているわけではありません。 探す順を決めておきます。
投稿の手順を説明したページ。 アップロードの説明と一緒に書かれていることがあります。
応募の要項。 賞に出す場合は、原稿の仕様の欄に並びます。
よくある質問。 手順のページに無くても、こちらにあることがあります。
投稿の画面そのもの。 選ぶ欄の近くに書かれていることがあります。
見つからなければ、見つからなかったと書きます。 探した場所も一緒に残すと、次に別の場所を見られます。
形式について読む六つ
| 読む項目 | 何を確かめるか |
|---|---|
| 受付形式 | 書かれた形 |
| 推奨と必須 | どちらの語か |
| 容量の上限 | 併記の有無 |
| 枚数の上限 | 併記の有無 |
| 圧縮の指定 | まとめ方 |
| 確認日 | 読んだ日付 |
推奨と必須は別の行にします。 同じ欄に入れると区別が消えます。
形式と容量は別の制限です。 混ぜると読み違えます。
同じ絵を三つの形式で書き出した
形式の比較に使ったのは、この記事のために描いた自作原稿一枚(1600×2263ピクセル)です。絵は変えず、形式だけを変えて書き出しました。
PNGは308KB、JPEGは品質80で1586KB、WebPは品質80で811KBになりました。線と網点が画面いっぱいに入った原稿では、この測定でいちばん小さかったのはPNGです。
絵柄が変われば大小は入れ替わります。 写真のような絵では結果が違います。
元の画素と一致するかどうか
PNGで書き出した画像は、元と違う画素が0.00%でした。 一枚も書き換わっていません。
JPEG品質80では30.75%の画素が元と違い、最大の差は256段階で12でした。 WebP品質80では34.82%が違い、最大の差は22でした。
違いの大きさは形式と品質で変わります。 数え方は「元の画素と1でも違う画素の割合」です。
一致率をどう読むか
元と違う画素の割合は、画質の点数ではありません。 読み方を決めておきます。
0%は、一枚も書き換わっていないという事実です。 見え方が良いという意味ではありません。
割合が高くても、差の大きさが小さければ見た目には出ないことがあります。 割合と最大の差は別の値です。
割合どうしを比べるのは、同じ絵・同じ道具のときだけです。 絵が違えば比べられません。
| 値 | 表すもの |
|---|---|
| 違う画素の割合 | 何%が変わったか |
| 最大の差 | どれだけ変わったか |
形式と実測を分けて残す
| 残す欄 | 書く中身 |
|---|---|
| 出典 | 見たページ |
| 受付形式 | 書かれた形 |
| 確認日 | 読んだ日付 |
出典の欄と測定の欄を分けます。 自分で測った値を、公式の条件として残さないためです。
測った道具と設定も書き添えます。 道具が変われば容量は変わります。
複数の先へ出すとき
出す先が二つ以上あると、受付形式がそろわないことがあります。
先ごとに行を分けます。 一つの行にまとめると、どちらの条件か分かりません。
両方が受け付ける形式があれば、それを選びます。 書き出しが一度で済みます。
無ければ、先ごとに書き出します。 同じ絵から出すので、元のファイルは一つのままです。
書き出したファイルの名前に、出す先が分かる語を入れます。 取り違えると、受け付けない形式を送ることになります。
形式が決められないとき
迷いが残る場面を、三つ挙げます。 どれも書き出しの話です。
どの例でも条件を補っていません。読めた記載と、測った値だけを残しています。
受付形式と実測が分かれたか確かめる
出す先の受付形式を読んだか。 形式は投稿先ごとに違います。
推奨と必須を分けて写したか。 語が変わると意味が変わります。
測った値と公式の条件を混ぜていないか。 欄を分けます。
出す先のページを一件読む
形式を決めるのに、人気の設定は要りません。書き出す前に、出す先のページで受付形式を読むこと。
推奨と必須は分けて写せたか。読んだ日付も一緒に置いたか。 そこまで残せば、次に開き直すときに早く済みます。
空欄が残っていても構いません。 記載が無いと分かっていることも、判断の材料です。