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漫画投稿のdpiとピクセル数|確認すべき違い

公開日

画面での大きさを決めているのは画素数で、dpiは印刷のときの目盛りです。自作の比較例を二組つくり、画素数が同じとき・dpiが同じときに何が変わるのかを分けて確かめます。

「漫画投稿のdpiとピクセル数」を表したイラスト

数字が二つあって、どちらを見るのか分からない

原稿の設定画面には、縦横の画素数と dpi が並んで出てきます。

どちらも大きさに関係しそうに見えます。 そのせいで、片方を変えればもう片方も変わる気がしてきます。

二つは別のものを指しています。 何を指しているかが分かれば、見る順番も決まります。

この記事は、印刷の解像度と画面での寸法を分けて見る話です。 提出する縦横の決め方そのものは、公開先の条件を読む記事の担当です。

画素数が同じで dpi だけ違うとき

画素数が同じで dpi だけ違う二例を並べ、画面での大きさが同じであることを示した図
比較に使った値は、この図のために置いた自作の例です

画素数をそろえて、dpi だけを変えた二例です。

画面での大きさは、どちらも同じになります。 画面は画素を並べて表示するので、並べる数が同じなら同じ大きさになります。

dpi の数字は、このとき見た目に効いていません。 記録として画像に付いているだけです。

ここが分かると、「dpi を上げたのに画面で変わらない」という戸惑いが消えます。

dpi が同じで画素数が違うとき

dpi が同じで画素数が違う二例を並べ、画面での大きさが変わることを示した図
こちらは画面での大きさが変わります

今度は dpi をそろえて、画素数を変えた二例です。

画面での大きさが変わります。 並べる画素の数が違うので、占める面積も違います。

さきほどと逆になっています。 画面での大きさを決めているのは、dpi ではなく画素数です。

二枚並べると、どちらが効いているのかがはっきりします。

dpi は印刷のときの目盛り

見るもの 何を決めるか
画素数 画面での大きさ
dpi 紙に置いたときの目盛り
紙の寸法 画素数と dpi から決まる

dpi は、一定の長さに画素をいくつ並べるかという目盛りです。

印刷するときに、その目盛りで紙の上の大きさが決まります。 画素数が同じでも、目盛りが細かければ小さく、粗ければ大きく印刷されます。

画面には紙がないので、この目盛りの出番がありません。 だから画面での大きさは変わりませんでした。

紙の寸法を出す

印刷する場合だけ、dpi が寸法を決めます。 出し方は一つです。

画素数を dpi で割ります。 出た値が、その向きの長さになります。

縦と横で別々に計算します。 同じ dpi なら、比は画素数の比と同じです。

逆に、仕上がりの寸法が決まっているなら、寸法に dpi を掛けて画素数を出します。 どちらから決めるかは用途によります。

決まっているもの 出せるもの
画素数と dpi 紙の寸法
紙の寸法と dpi 画素数

数字そのものからは、良し悪しが決まらない

dpi が高いほうがきれい、という関係はありません。 画素数が同じなら、画面での見え方は変わりません。

この数字なら画面用、この数字なら印刷用、という決まりもここでは扱いません。 用途は使う人が決めることです。

この値にすれば通る、という話でもありません。 受け付ける条件は出す場所ごとに違い、この記事では決めません。

数字は数字のままにして、何を指しているかだけを覚えます。

よくある取り違え

二つの数字をめぐって、同じ勘違いが繰り返し起きます。

dpi を上げれば画面できれいになる。 画素数が変わらなければ、画面での見え方は変わりません。

dpi を上げると画素数も増える。 道具の設定によります。増える設定と、増えない設定があります。

画素数を増やせば元の絵が細かくなる。 増やしても、元に無かった細かさは出てきません。

思いがちなこと 実際
dpi で画面が変わる 変わらない
画素を増やすと細かくなる 元以上にならない

同じものを別の名前で呼ぶことがある

道具によっては、同じ目盛りを別の名前で表示します。

紙に印を打つ密度として呼ぶ場合と、画面の画素の密度として呼ぶ場合があります。 設定画面の欄がどちらの言い方でも、入れる数字の意味は変わりません。

名前が違うだけで別の設定だと思うと、二か所を合わせようとして混乱します。

迷ったら、画素数のほうだけを見ます。 画面での大きさは、そちらで決まります。

どこに書いてある数字か

同じ画像でも、見る場所によって出てくる数字が違います。

描く道具の設定画面。 画素数と dpi の両方が出ます。ここで変えると画像そのものが変わります。

ファイルの情報を見る画面。 画素数は必ず出ますが、dpi は出ないこともあります。

投稿の画面。 画素数だけが問われることがあります。

どの画面の数字かを控えておきます。 数字だけを覚えていると、次に見たとき同じ欄を探せません。

どちらを先に決めるか

画面で読まれるものを作るなら、画素数から決めます。

紙にすることが決まっているなら、仕上がりの寸法と目盛りから画素数を逆算します。

両方の可能性があるなら、大きいほうに合わせて作っておくと、あとで減らせます。

増やすのは難しく、減らすのは簡単です。 順番としてはここが効いてきます。

自分の原稿で確かめる

いま手元にある原稿で、画素数を変えずに dpi だけ書き換えてみます。

画面での見え方が変わらないことが、自分の目で確かめられます。 説明を読むより早いです。

次に、画素数を半分にして同じことをします。 今度は変わります。二回やれば、どちらが効いているのかは忘れません。

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