COMISTA JOURNAL漫画を描く

漫画のキャラクターを作る|見た目と行動を結びつける

公開日

見た目・目的・苦手・行動・選択を一枚のシートに書き出し、見た目と行動がつながっているかを見ます。見た目から性格を決めるのではなく、両方を並べて確かめる手順です。

「漫画のキャラクターを作る」を表したイラスト

設定は書けたのに、動かすと別人になる

書き出した人物像はあるのに、場面に置くと設定どおりに動かないことがあります。

設定が足りないからではありません。見た目の欄と行動の欄が、つながっていないだけです。

人物の設計シート。左に欄の名前、右に書き込んだ中身が並んでいる図
欄の数は足しても減らしても構いません

左が欄の名前、右が中身

図のシートは、左に欄の名前、右にその中身が並んでいます。

上から順に決めていく形ではありません。 書けるところから埋められます。

空いたままの欄があっても進められます。 後から足せます。

この欄立てが決まりではありません。 足しても減らしても構いません。

シートの五つの欄

欄 そこに書くこと
見た目 目に入る特徴
目的 何をしたいか
苦手 避けたいこと
行動 いつもする事
選択 迫られた時

見た目の欄には、見えるものだけ書きます。 性格はここに入れません。

行動の欄が埋まると、場面で動かせます。 目的と苦手がその理由になります。

行動の欄に書くこと

「いつもする事」と言われても、何を書けばよいか決まりません。 三つの形で書けます。

繰り返す動き。 考えるとき、待つとき、困ったときにする動作です。

選ばない選択肢。 どんな場面でもやらないことです。避ける理由は苦手の欄にあります。

最初にすること。 場面に入ったときの一手目です。人物ごとに変わります。

書き方 例の形
繰り返す動き 困ると◯◯する
選ばない 決して◯◯しない
最初の一手 まず◯◯する

性格を書きません。 「慎重」では、場面で何をするか決まりません。

見た目と行動をつなぐ

見た目の欄と行動の欄を線でつないだ図
つながらない欄があっても構いません

線は、見た目がその行動の理由になっているところに引いてあります。 全部つなぐ必要はありません。

つながらない見た目があってよいのです。 ただの特徴として残せます。

行動側から見た目を足すこともできます。 逆向きにも引けます。

苦手の欄をどう決めるか

苦手は弱点でなくて構いませんが、決め方は要ります。

目的の道の上に置きます。 目的へ向かうと必ず出会うものにすると、場面が作れます。

避けられるものにします。 避けようがないものだと、選択になりません。

一つで足ります。 二つ以上あると、どちらが効いたか読めません。

見た目とつながっていなくて構いません。 つながらない苦手もあります。

苦手が無い人物も作れます。 その場合、選択の欄は別の理由で埋めます。

目的と苦手は対になる

したいことと避けたいことが決まると、選択が作れます。 どちらかだけでは迷いません。

苦手は弱点でなくて構いません。 単に避けているだけのこともあります。

両方が同じ方向を向くと、選択が生まれません。 少しずらしておけます。

選択の欄は後から埋まる

選択の欄が埋まるまでの三つを同じ大きさの札で並べた図
先に埋める欄は決まっていません
先に決まるもの 選択に効くこと
目的 取りたい側
苦手 避けたい側
行動 いつもの手

三つが並ぶと、迫られたときの動きが見えます。 決め打ちしなくて済みます。

選択を先に決める作り方もできます。 そこから逆に埋められます。

シートを場面で使う

書いたシートは、しまっておくものではありません。 場面で開きます。

人物が迷う場面で開きます。 目的と苦手のどちらを取るかで、動きが決まります。

台詞が思いつかない場面でも開きます。 行動の欄から、言う前にすることが出てきます。

動かしてみて合わなければ、欄のほうを直します。 場面に合わせて人物を曲げません。

直した日を書いておきます。 話が進むと、目的が変わることがあります。

一人ぶんで足りる

最初から全員ぶん作らなくて構いません。 一人埋めれば、ほかは比べて作れます。

主役以外は欄が少なくても足ります。 出番の長さに合わせられます。

書いた欄を後から変えても構いません。 固定する必要はありません。

欄が埋まらないとき

埋めあぐねるところを、三つ書き留めます。 いずれもこの記事で作った人物です。

三つとも、設定を増やしていません。欄のつながりを見ただけです。

見た目と行動がつながったか確かめる

人物シートを書いたあとに確認したい5項目のチェックリスト
欄の数を数える表ではありません

見た目の欄に性格が混ざっていないか。 混ざっていたら行動へ移せます。

行動の理由が目的か苦手にあるか。 どちらにもなければ、場面で動きません。

つながらない見た目を残せているか。 全部つなげる必要はありません。

行動を一つ書き足す

人物づくりに、長い設定は要りません。見た目を足すのではなく、その人がいつもする行動を一つ書くこと。

その行動の理由は目的か、苦手か。どちらでもなければ、まだ場面で動きません。 そこまで見えれば足ります。

欄が空いたままでも構いません。 埋まった欄からつなげば、人物は動きます。

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