COMISTA JOURNAL漫画を描く

バディ漫画の関係を作る|違いと共通目的を整理する

公開日

二人を組ませるとき、性格を正反対にするだけでは組になりません。目的・得意・苦手・対立・共通点の五つを同じ様式で並べ、架空の二人で埋めてみます。片方を助け役に固定する必要もありません。

「バディ漫画の関係を作る」を表したイラスト

性格を反対にしても、組にならない

二人の性格を対照的に作ったのに、並んでいるだけに見えることがあります。

違いは書けていても、同じ方を向く理由が置かれていません。 組む必然が出てきません。

そこで、五つの欄を二人ぶん作ってみます。 重なる一点が見つかると、組になります。

目的・得意・苦手・対立・共通点

欄 書くこと
目的 何を追うか
得意 何ができるか
苦手 何が回らないか
対立 どこで割れるか
共通点 何が重なるか

書き始める欄は自由です。 重なりを先に決めて戻る形もあります。

欄の数を増やしても構いません。 二人に同じ欄が並んでいれば形は保てます。

どの欄も両側に書きます。 片側だけ厚くすると、そこで役割が固まります。

二人の比較表を埋めてみる

目的・得意・苦手・対立・共通点の五つを、架空の二人それぞれについて並べた比較表の図
欄の名前は左右で共通の一つです。どちらの側も同じ数だけ書いています

表の二人は、名前も職も持たない架空の二人です。 実在する組み合わせとは関係がありません。

得意と苦手が噛み合うかどうかは、あとの問題です。 まず両側を埋めます。

対立の欄が空でも組は作れます。 割れる場所は途中で出てくることもあります。

共通点の欄が空のままだと、並んでいるだけになります。 ここが折り返しです。

重なる一点を見つける

二人それぞれの目的を左右に置き、そのあいだに重なる一点を示した図
目的そのものは別のままです。重なっているのは一点だけです

目的を同じにしなくても組めます。

別々の目的のうち、一部だけが重なっていれば足ります。 そこが一緒に動く理由になります。

重なりは小さくて構いません。 同じ相手を探している、同じ場所へ行きたい、それだけでも組になります。

重なりが見つからないときは、目的の欄へ戻ります。 書き直すのは共通点ではなく、そちらです。

二人組で決めつけないこと

持ち帰るのは、同じ欄を両側に埋めることと、重なる一点を決めることの二つです。

助ける側を先に決めない

支える側を先に決めてしまうと、片方の欄が薄いまま残ります。

苦手の欄は両側に書きます。 困るのが片側だけ、という形を避けるためです。

途中で支える向きが入れ替わっても構いません。 場面ごとに変わる組もあります。

欄の厚みが左右でそろっているかを見ます。

得意と苦手をどう噛み合わせるか

両側の欄を埋めたら、どこが噛み合うかを見ます。

片方の苦手を、もう片方の得意が埋める形。 いちばん分かりやすい組み方です。

二人とも同じことが苦手な形。 補い合えないので、外から助けが要ります。

二人とも同じことが得意な形。 どちらがやるかで割れます。対立の欄が埋まります。

噛み合い方 出てくるもの
苦手を埋める 組む理由
同じ苦手 外からの助け
同じ得意 役割の取り合い

全部を噛み合わせません。 埋まらない苦手が一つ残ると、話が動きます。

割れる場所があっても組は続く

対立の欄が埋まったことは、解消すべき問題という意味ではありません。

割れたまま同じ方を向いている形は作れます。 重なる一点が残っていれば足ります。

仲直りの場面を置かなくても進みます。 割れを抱えた組も前へ出ます。

解消するかどうかは、書く側が決めます。

三人以上で組むとき

欄の作り方は二人でも三人でも同じですが、増えると見るところが変わります。

共通点は全員で一つにします。 二人だけの重なりだと、残る一人が浮きます。

対立は二人ずつで見ます。 三人まとめて割れる形は作りにくくなります。

得意が重なる人を二人入れません。 どちらかの出番が減ります。

人数が増えるほど、一人あたりの欄は薄くなります。 三人までで足りることが多くあります。

一人を外して二人で組めるかを見ます。 組めるなら、その一人は別の役です。

立ちはだかる側を作る記事との位置

対立する側の動機をそろえて並べる記事は、別の記事が受け持っています。

あちらは向かい合う二人の目的がぶつかる形を扱う話で、こちらは別々の目的が一点で重なる形を扱う話です。

同じ並べ方をしていても、見ているところが逆です。 割れ目か、重なりかの違いです。

両方の形を一本のなかに置いても構いません。

関係が変わる理由を扱う記事との違い

二人の距離が動く理由を段で書く記事は、別に置いてあります。

あちらは前と後で距離が変わったかを見る話で、こちらは組んで動く理由を先に決める話です。

組んだあとの変化を書きたくなったら、そちらが向いています。 ここでは組む理由までです。

どちらを先に読んでも差し支えありません。

組を解くとき

組んだ二人を、話の途中で離すことがあります。

重なっていた一点が無くなった形にします。 組む理由が消えれば、自然に離れます。

対立の欄が大きくなった形にもできます。 重なりより割れ目が勝ちます。

離れたあと、片方だけを追います。 両方を追うと、話が二本になります。

また組む場合は、重なる一点を作り直します。 元の一点へ戻すと、離れた意味が消えます。

解かずに最後まで組んだままでも構いません。

両側・苦手・共通点を見る

見るところ 確認すること
両側 同じ数書いたか
苦手 片側だけでないか
共通点 一点あるか
対立 解消を急いでないか
二人 身近な誰かでないか

重なる一点を、先に決めてみる

組ませたい二人が浮かんでいるなら、共通点の欄から手を付けます。

二人の目的のうち、重なっている部分を一行書きます。 小さくて構いません。

重なりが一つ書けたら、そこまでで足ります。 残る四つは、また手が空いたときに書きます。

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