漫画制作の発信をブログとSNSで使い分ける
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一つの架空制作例から、ブログとSNSそれぞれの役割に合わせて内容を作り分ける展開図を作ります。同じ文の転載にはせず、どちらが強いという断定もしません。
同じ文をどちらにも貼っている
発信の場所を増やしたのに、同じ文章をそのまま両方へ貼っていることがあります。
手を抜いているからではありません。媒体ごとに読む人の位置が違うのに、内容を一つしか作っていないからです。
この記事で「材料」と呼ぶもの
先に言葉を決めます。この記事でいう材料は、制作の途中で実際に起きた出来事を一つのことです。
完成した作品のことではありません。 完成品は結果であって、話の元にはなりにくいためです。
思いついた考えのことでもありません。 考えだけでは、どの場面のことか読む人に伝わりません。
起きたことを一行で書けるなら、それが材料です。 「直した」「やめた」「変えた」「気づいた」のどれかが入っていれば足ります。
読む人の位置が違う
ブログを開く人は、すでに読む気で来ています。 長さに耐えられる場所です。
SNSで見かける人は、流れの途中にいます。 止まるかどうかを一瞬で決めます。
だから同じ文では、どちらかが必ず合いません。 内容を分けるのはそのためです。
例に置いた架空の制作例
例に置くのは、この記事のために作った架空の一場面です。雨の場面を描くために、傘の持ち方を描き直したという出来事にしました。
この出来事が、両方の媒体の元になる一つの材料です。 材料は一つで足ります。
実在の作品や作家は出していません。 見比べる相手を作らないためです。
媒体ごとの役割
| 媒体 | 担う役割 |
|---|---|
| ブログ | 背景と意図 |
| ブログ | 手順の詳細 |
| SNS | 短い紹介 |
| SNS | 更新の告知 |
| SNS | 入口の提示 |
ブログは、なぜそうしたかを置く場所です。 過程と理由が残ります。
SNSは、そこへ行く入口を作る場所です。 中身を全部書くと入口になりません。
一つの材料から二つを作る
ブログ側には、直す前と後、なぜ直したかを書きます。 手順が追える長さにします。
SNS側には、直したという事実と、続きの場所だけを書きます。 理由はブログへ預けます。
同じ言い回しを二度使いません。 片方を読んだ人がもう片方を読む理由が要ります。
材料を切り分ける順番
一つの材料から二つを作るとき、どちらから書くかで手間が変わります。
- 材料を一行で書く。 起きたことだけを書きます。理由はまだ書きません。
- その一行に、なぜを足す。 足した分がブログ側の骨になります。
- 一行のほうだけを取り出す。 取り出した一行が SNS 側の骨になります。
- SNS 側に行き先を足す。 続きがどこにあるかを一つだけ入れます。
- 両方を読み比べ、同じ言い回しを片方から外す。
理由を先に書いて、あとから削るほうが速く済みます。 短いほうから書き始めると、何を削ったのかが分からなくなり、結局ブログ側を書き直すことになります。
同じ材料を二度使ってよいとき
材料が少ないと、同じ出来事をまた使いたくなります。使ってよい場合と、そうでない場合があります。
| 場面 | 使えるか | 条件 |
|---|---|---|
| 続きが出た | 使える | 出来事を足す |
| 角度を変える | 使える | 違う面を書く |
| 反応が薄い | 使わない | 中身が同じ |
| 時間が空いた | 場合による | 前へ触れる |
中身が変わっていないのに出し直すのは、転載と同じです。 同じ材料を使うなら、前と違う面を書きます。
前に書いたことへ触れておくと、二度目でも読む理由が残ります。 触れずに出すと、読む側には繰り返しに見えます。
比べる語を置かない
| 使わない | 理由 |
|---|---|
| 伸びる | 測っていない |
| 強い | 比べていない |
| 拡散 | 相手が決める |
| 最適 | 条件で変わる |
媒体を比べる語を置きません。 比べるための数を持っていません。
役割の違いだけを書きます。 違いは自分で決められます。
媒体が三つ以上になったとき
場所が二つを超えても、作り方は変わりません。材料は一つのままです。
媒体が増えたら、役割の欄を増やします。 材料を増やすのではありません。
役割が重なる媒体は、まとめて一つの出し方にします。 同じ役割の場所を二つ持っていると、結局同じ文を貼ることになります。
全部の場所に出す必要もありません。 材料に合う役割が無ければ、その媒体には出しません。
材料が一つに絞れないとき
手が止まる場面を、三つ挙げます。 どれも役割の話です。
どの例でも成果を比べていません。役割のほうを分けています。
取り違えやすい三つ
両方を出す前の確認
同じ言い回しを二度使っていないか。 片方を読む理由が消えます。
SNS側に理由を書きすぎていないか。 入口が長くなります。
比べる語が混ざっていないか。 確かめていない主張になります。
材料が一つに決まっているか。 二つ混ざると、どちらの話か分かりません。
行き先を入れたか。 入口に出口が無いと、続きへ進めません。
直近の制作から一文だけ作る
使い分けるのに、両方をそろえる必要はありません。直近の制作から出来事を一つ選び、SNS側の一文だけ書いてみること。
理由を書きすぎていないか。行き先は入れたか。 そこまで書ければ、ブログ側は後から足せます。
片方だけでも構いません。 材料が残っていれば、もう一方はいつでも作れます。