4コマ漫画の構成を作る|四つの場面の役割を決める
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四つの枠に何を置くかを、落ち方の違う二組を並べて比べます。起承転結という並べ方だけで決めるものではなく、枠の位置で役割が決まるわけでもありません。
四つ目で落とせずに終わってしまう
四つ並べてはみたものの、最後の枠で何を出せばいいか決まらないことがあります。
落ちが弱いからではありません。前の三枠に何を置いたかが、決まっていないだけです。
枠の右にあるのが役割
図の枠の右に添えてある短い言葉が、その枠が受け持っていることです。
枠はどれも同じ大きさで描いてあります。 四つ目だけ大きくしていません。
枠のあいだに矢印は引いていません。 縦に並んでいること自体が順です。
役割は枠の位置で決まりません。 同じ位置に別の役割を置けます。
待ち物がずれる組
| 枠の順 | 置いたこと |
|---|---|
| 一枠目 | 何かを待つ |
| 二枠目 | 待ち方が続く |
| 三枠目 | 別の人が来る |
| 四枠目 | 待ち物が違う |
四枠目で、待っていた物がずれます。 三枠目までは待ち続けています。
ずれる場所は四枠目とは限りません。 ここではそう置いただけです。
落ち方の違う組
| 枠の順 | 置いたこと |
|---|---|
| 一枠目 | 何かを待つ |
| 二枠目 | 相手が現れる |
| 三枠目 | 用事が済む |
| 四枠目 | まだ待つ |
こちらは二枠目で相手が来ます。 前の組より早く動いています。
四枠目は、済んだのにまだ待っている形です。 言い切らずに終えています。
二組は同じ並べ方で置いてあります。 片方を先に選ばせないためです。
枠に置けるもの
| 置けるもの | 何をするか |
|---|---|
| 期待 | 先を待たせる |
| 変化 | 前と変える |
| ずれ | 思いと違う |
| 余韻 | 言い切らない |
四つを一枠ずつに割り当てなくて構いません。 一つの枠が二つ担うこともあります。
四つ全部を使わない組もあります。 期待と余韻だけで立つこともあります。
一枠目に置くもの
一枠目で何を待たせるかが決まると、残りが決まります。 置けるものを挙げます。
待っている人を出します。 何を待っているかは伏せたままで構いません。
始めようとする動きを出します。 終わりまで行かないところで切ります。
問いを出します。 誰かが誰かに尋ねる形です。
| 一枠目に置くもの | 待たせ方 |
|---|---|
| 待つ人 | 相手を待つ |
| 始める動き | 結果を待つ |
| 問い | 答えを待つ |
場所と人物も一枠目で渡します。 後から出すと、二枠目が説明になります。
同じ一枠目から別の組を作る
一枠目を固定して、二枠目から変えてみられます。 落ち方の違いが見やすくなります。
変えるのは一枠だけで足ります。 全部を組み直さなくても別の組になります。
元の組は消さずに残しておけます。 比べるときに要ります。
二枠目と三枠目の受け持ち
四つのうち、真ん中の二枠はいちばん決めにくいところです。
二枠目は、一枠目を続けるか、動かすかの分かれ目です。 続けると待ちが長くなり、動かすと早く進みます。
三枠目は、四枠目の手前を作ります。 ここで全部済ませると、四枠目に置くものが無くなります。
二枠とも同じ調子だと、四つが平らになります。 どちらかで変えます。
真ん中を一枠にまとめる組もあります。 三枠で立つなら、残りを余韻へ回せます。
連作にするかどうかは別の話
ここで決めるのは、一組の中の役割だけです。 何組も続けるかどうかは扱いません。
続きものにするなら、そのときに別の見方が要ります。 この記事では入りません。
一組で立つかどうかだけを見ています。 そこが決まってから先を考えられます。
枠の中の情報量をそろえる
四つの枠は同じ大きさなので、入る量にも限りがあります。
一枠に台詞を二つ以上入れると、そこだけ読む時間が延びます。 四つの調子が崩れます。
説明だけの枠を作りません。 一枠が説明になると、残り三枠で落とすことになります。
人物を増やすと、一枠あたりの絵が小さくなります。 二人までに収めると読めます。
量をそろえておくと、どこで変えたかが伝わります。 そろっていないと、量の差が変化に見えます。
四枠目が決まらないとき
行き詰まるところを、三つ書き出します。 どれも架空の筋です。
三つとも、落ちの強さを見ていません。前の枠に何を置いたかを見ています。
一枠目で何を待たせたか確かめる
一枠目で何を待たせたか書けたか。 ここが決まると、後ろが決めやすくなります。
どこかで前と変わったか。 変わらないまま四枠並ぶこともあります。
四枠目を言い切ったか、残したか。 どちらでも構いません。
一枠目だけ書いてみる
四コマを組むのに、決まった型は要りません。落ちから考えるのではなく、一枠目で何を待たせるかを書くこと。
そこから、どこで変えるか。それとも変えずに置くか。 一枠決まれば、残りは並べられます。
四枠とも静かなままでも構いません。 言い切らない終わり方もあります。