恋愛要素が少ない漫画を探すときの見方
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「恋愛が少ない」は作品の性質ではなく、どこまで読んで確認したかの話です。主題・恋愛場面の頻度・本筋を動かすか・別の軸の強さ・紹介文での出方という5つの見方と、確認した巻や話数を添えて記録する方法をまとめました。
「恋愛が少ない」は、作品の性質ではなく確認の話
恋愛以外の主題を読みたい。そう思って探すと、恋愛要素の有無だけで候補を切ってしまいます。
でも、そこは作品に固定された性質ではありません。言えるのは「自分が読んだ範囲では、そうだった」までです。 第1巻では部活の話でも、その先は読んでみないと分かりません。
だからこの記事では、見方と一緒にどこまで確認したかを書き添えます。 そのやり方を通します。そうしておくと、あとで自分の判断を見直せます。
言い切れないことを、言い切らない
先に、書かないと決めていることを並べておきます。
言えるのは、確かめた範囲で見えたことだけです。 そのぶん狭いですが、外れません。
ジャンルや読者層から決めつけない
もう一つ、混ざりやすいところです。
恋愛ジャンルでないことは、恋愛要素が 0 であることとは違います。 掲載先や対象読者の表示も、中身の比重を決めません。主人公に恋人が出てこないことも、恋愛要素が無いことにはなりません。
友情が中心に見える作品に恋愛の場面が入ることもありますし、その逆もあります。属性や読者層から中身を推し量ると、たいてい外れます。
見るところは5つ
分類ではなく、確認の手がかりとして見ます。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 主題 | 紹介文で何が中心か |
| 頻度 | 恋愛場面がどの程度か |
| 役割 | 本筋を動かすか |
| 範囲 | 何巻・何話まで見たか |
| 変化 | 後半で変わりうるか |
主題は何か
その作品が何の話として始まるかです。部活、仕事、冒険、家族。主題がはっきりしているほど、恋愛以外を追いやすくなります。
恋愛場面がどの程度あるか
読んだ範囲に、恋愛の場面がどれくらい出てきたかです。数えて点数にする必要はありません。 「一巻に一度あった」くらいの粗さで十分です。
恋愛が本筋を動かすか
同じ一場面でも、そこで話が進むのか、そばにあるだけなのかは違います。
本筋を動かすなら、避けたい人には効いてきます。 そばにあるだけなら、気にならないこともあります。どちらが優れているという話ではありません。
別の軸がどれだけ強いか
仕事、部活、冒険、家族、友情。読みたい軸がはっきり立っているかを見ます。 そちらが強ければ、恋愛の場面が入っても主題は動きません。
紹介文で前に出ているか
紹介文の書き出しに恋愛が置かれているか、あとのほうに一言あるか。置かれている位置は、作り手が何を前に出したいかの手がかりになります。 ただし、これも中身の保証ではありません。
紹介文で分かること、分からないこと
紹介文は便利ですが、分かる範囲は決まっています。
| 分かること | 分からないこと |
|---|---|
| 主題の書き方 | 実際の場面の数 |
| 恋愛の明記 | 後半の比重 |
| 対象読者の表示 | 本筋との関係 |
分からない側を、分かったことにしないのが肝心です。 そこを埋めるのが、次の「どこまで読んだか」です。
「どこまで読んだか」を必ず添える
この記事でいちばん伝えたいのはここです。
自分用のメモでも、人に伝えるときでも、第1巻まで確認、第1話から第8話まで確認、のように範囲を書き添えます。 一行増えるだけで、あとから読み返したときの意味がまるで変わります。
読んでいない範囲のことは、書かないでおきます。 空欄のままでも困りません。
序盤と後半で比重は変わりうる
長く続く作品では、途中から関係の話が増えることがあります。逆に、序盤に関係の場面があって後半は別の軸に集中する作品もあります。
どちらに転ぶかは読まないと分かりません。 だから「いまのところは」と付けておくのが正確です。
架空例で見方を確かめる
五つの見方がどう記録になるのか、こちらで四つ書いてみます。実在する作品のものは一つも含みません。
4つとも、恋愛が多い少ないでは並べ替えられません。 確認した範囲が違うので、そもそも同じ土俵に乗りません。
比重が変わったときにメモを書き足す
「続きを読んだら書き足せる」と書きましたが、書き足し方を決めておかないと、結局は書き直しになります。 書き直すと、前に何を見て判断したのかが消えます。
前の行は消さず、下に足します。 「第1巻まで確認:恋愛の場面は一度だけ」の下に「第3巻まで確認:中盤から関係の場面が増えた」と書く。二行あることで、どこで変わったかが分かります。
変わったことを、前の判断の誤りとして扱いません。 第1巻の時点ではそのとおりだったので、古い行も正しいままです。 覆ったのではなく、範囲が伸びただけです。
どちらへ動いたかも書いておきます。 増えたのか、減ったのか。後半で別の軸に集中して恋愛の場面が減る作品もあるので、方向まで書いておくと次の巻の見当が付きます。
読むのをやめた場合も、そこまでを書いておきます。 「第2巻でやめた」と残しておけば、後で再開するときに続きから確かめられます。やめたこと自体は、記録として何も悪くありません。
結末の関係には触れない
確認のつもりで調べていると、先の展開に触れてしまうことがあります。
見たいのはいまの比重であって、 その先の関係ではありません。
胸キュン・友情・群像劇の入口との境目
近いところに別の入口がいくつかあるので、線を引いておきます。
関係が動く瞬間そのものを楽しむ探し方とは逆向きではありません。 あちらは恋愛を目当てに選ぶ記事で、こちらはその逆順位を作る記事ではないからです。避けたいものを点数にはしません。
友情の作品を集める探し方とも違います。 友情が中心なら恋愛が無い、とは限らないからです。ここで見ているのは恋愛以外の主題が優先されているかです。
複数視点の作品を選ぶ探し方とも別です。 登場人物が多いことを、恋愛要素の量の代わりにはできません。
比重を確かめる前に見る5点
開く前に、さっと確かめておきたいところです。
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 主題 | 何が中心か |
| 頻度 | どの程度あるか |
| 役割 | 本筋を動かすか |
| 範囲 | どこまで見たか |
| 断定 | 全体の話にしていないか |
結局、これは作品の分類ではなく「どこまで確かめたか」の記録
恋愛要素が少ない作品を探すときにやることは、結局ひとつです。確かめた範囲を書き添えながら候補を残していくこと。
主題が何か、読んだところで場面がどれくらいあったか、それが本筋を動かしたか。そこまで書いておけば、続きを読んだときに書き足せます。
言い切らないぶん、候補はむしろ減りません。第1巻までは合っていた、で十分に使えます。 全部を確かめてから決めようとすると、いつまでも始められません。