漫画を読むときの通信量を確認・抑える方法
公開日
一話あたり何メガ、という数字はどこにも置けません。通信量は作品の画像・広告・先読み・画面の部品でできていて、そのどれもが条件で動きます。測る前に固定する条件と、測った値に必ず添える条件をまとめました。回線の種類でも、一度読んだかどうかでも、ゼロにはなりません。
一話あたりでは決まらない
漫画を読んでいて、どのくらい通信しているのか気になることがあります。
検索すると、一話あたり何メガ、という形の数字が見つかることがあります。けれど、その数字を自分の場合に当てはめることはできません。
通信量は、いくつかのものが積み上がってできています。 そのどれもが、読む場所と設定とそのときの状態で動きます。
何が積み上がっているか
| 中身 | 何で変わるか |
|---|---|
| 作品の画像 | 枚数と作り |
| 広告 | 出方 |
| 先読み | 設定の有無 |
| 画面の部品 | 一度きりか |
四つとも、読む場所ごとに違います。 どれか一つだけを見ても全体は分かりませんし、全体を見てもどれが効いたかは分かりません。
上の図の区画は、すべて同じ幅にしてあります。 割合を示したものではありません。どれがどのくらいかは、測らないと分かりません。
一話あたりの数字・回線の種類・読み直しで量を決めない
置けるのは、自分が測った値と、その条件だけです。
測る前に固定する条件
回線のつなぎ方、一度読んだ状態かどうか、読む話数、画像を出す設定、広告が動く形で入るか、先に読み込む設定、どこからどこまでを数えるか。
この七つを書き出してから測ります。一つでも動くと、前に測った値とは比べられません。
同じ話をもう一度読むと、条件が変わります。 一度目と二度目は別の測定として扱います。
どこからどこまでを数えるか
数える範囲は、使う道具によって違います。
端末の側でまとめて数える形だと、同じ時間に動いていた他のものも入ります。 読んでいたものだけを取り出せるとは限りません。
測る前に、何が数えられる範囲に入っているかを見ておきます。 そこが分からないまま出た数字は、あとで使えません。
範囲が分からないなら、分からないと書いておきます。 それも記録です。
ゼロになるとは限らない二つ
一つめは、つないだ先の話です。
無線でつないでいるとき、携帯の分としては数えられません。けれど、取りに行く動き自体は起きています。 家の回線にも上限がある場合、そこには効いてきます。
二つめは、読み直したときの話です。
一度読んだものが手元に残っていれば、二度目は取りに行かないこともあります。ただし、必ずそうなるとは限りません。 残る期間が決まっていたり、部分だけ残っていたりします。
二度目だから減る、という保証はありません。 手元で同じ条件のまま続けて試したときにも、減らない回が出ました。だから、二度目の測定を省かないでおきます。
広告の分は一定ではない
広告が入る形は、そのときによって変わります。
静かなものが入ることも、動くものが入ることも、入らないこともあります。同じ場所で同じ話を読んでも、毎回同じとは限りません。
だから、広告の分をいくつ、と見積もって引き算することはできません。 入った回と入らなかった回を、別の測定として並べるところまでです。
広告を止める手立てについては、この記事では扱いません。 見る場所の決まりに沿うのが先です。
先に読み込む作りがある
次の話や次の枚を、読む前に取りに行っておく作りがあります。
読み心地はよくなりますが、読まなかった分も取りに行っていることがあります。 設定で切り替えられることもあります。
その設定があるかどうかと、いまどちらになっているか。 測る前にここを見ておかないと、値が動いた理由が分からなくなります。
一回の値からは、どこまで言えるか
条件をそろえて測れたとして、その一回の値で何が言えるのかを決めておきます。 ここを決めないまま数字を持つと、自分の値を一般の値のように扱ってしまいます。
| 測った回数 | 言えること |
|---|---|
| 一回 | その一回の量 |
| 同条件で三回 | ばらつきの幅 |
| 条件を変えて比較 | 効いた条件 |
| 日をまたいで | 比べられない |
一回だけなら、言えるのはその一回の量だけです。 多いか少ないかも言えません。比べる相手がまだ無いからです。 それでも意味はあります。次に測ったときの相手になります。
同じ条件で三回測ると、ばらつきの幅が見えます。 広告の入り方や先読みの動きで、同じ条件でも値は動きます。 三回の幅を控えておけば、次に測った値がその幅の中か外かで判断できます。一回目と二回目が違っても、それは測り間違いではありません。
条件を一つだけ変えて測り直すと、何が効いたかが見えます。 先読みを切って測る、読む話数を変えて測る。同時に二つ変えると、どちらが効いたか分からなくなります。 ここは前の節で書いた固定の話と同じ考え方です。
日をまたいだ値は、そのままでは比べられません。 回線の混み具合も、出す側の作りも変わっている可能性があります。比べたいなら、同じ日に続けて測り直します。
値が大きく動いたときは、条件のどれかが動いています。 書き出した七つを見返して、動いたものを探します。見つからなければ、理由が分からないまま動いた、と控えます。 推し量って原因を書くより、そのほうが後で使えます。
抑えるために触れるところ
自分で決められるところから順に見ます。
読む量そのもの。 これがいちばん直に効きます。続けて読むか、そこで止めるか。
先に読み込む設定。 切り替えられるなら、切った状態でも読み心地が保てるかを見ます。
画像の出し方の設定。 選べる場合があります。選べないこともあります。
つなぎ方。 上限のある回線を避けられる場面なら、そちらへ寄せます。
広告の出方と、画面の部品。 ここは基本的に読む側では動かせません。
通信した量と、請求の額は別
通信した量が、そのまま金額になるわけではありません。
契約の形によって、一定の量まで同じ額のこともあれば、量を超えると速さが変わることもあります。 超えた分がそのまま加算される形もあります。
どうなるかは契約ごとに違います。 この記事では、量の測り方までを扱って、そこから先は扱いません。
量が増えたことを、そのまま損だと読まないでおきます。 何にどう効くかは、自分の契約を見るところです。
この記事の受け持ち
どこまでをこの記事が引き受けるかを書いておきます。
八項目で読む場所を見比べる記事が、親にあたります。 あちらが読み込みを一項目として置いたのに対し、 こちらは量そのものを測ります。
手元に置いて読む仕組みを確かめる記事とも分かれます。 そちらは置けるかどうかと但し書きが中心でした。
文字が読みにくいときの切り分けとも別です。
測る前のチェックリスト
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 条件 | 七つ書き出したか |
| 範囲 | どこまで数えるか |
| 回数 | 一度目か二度目か |
| 広告 | 入ったかどうか |
| 併記 | 値に条件を添えたか |
一度だけ測ってみる
やることは結局ひとつです。条件を書き出してから、一話だけ読んで測ってみること。
出てきた値は、そのときの自分の値です。 人の値と比べる必要はありませんし、比べても条件が違えば意味がありません。
一度測っておくと、次に気になったときに比べる相手ができます。 それがいちばん役に立つ使い道です。