漫画の素材を公開に使う前のライセンス確認
公開日
素材の出どころと使った場所を残す管理表の作り方を示します。条件がはっきりしないものは使わない側へ倒す、という決め方までを扱います。
使ったあとに、どこで拾ったか思い出せない
背景やブラシや効果音の素材は、作業中は手当たり次第に取り込みます。
公開の直前になって、どれをどこで手に入れたのか分からなくなります。
思い出せない素材は、条件も確かめられません。
素材ごとに残しておく欄
残すのは五つです。 どれも、後から自分で確かめ直すために要る欄です。
どこで手に入れたかは、戻れる形で書きます。 名前だけだと戻れません。
どこに使ったかを書いておくと、差し替えが必要になったときに探さずに済みます。
いつ確かめたかも書きます。 条件は書き換わることがあるので、古さが分かる必要があります。
何を素材として数えるか
「素材」の範囲が決まっていないと、控える対象が漏れます。 取り込んだものを種類で書き出します。
絵として置いたもの。 背景、効果、飾りの部品です。
道具として入れたもの。 ブラシ、模様、質感の見本です。作った絵の中には形として残ります。
文字の形。 書体も配布されているものです。
音として使ったもの。 動く形で出す場合に付ける音です。
写した実物。 写真や実在の印刷物を取り込んだ場合です。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 絵 | 背景と効果 |
| 道具 | ブラシと模様 |
| 文字の形 | 書体 |
| 音 | 効果音 |
| 写した実物 | 写真 |
種類ごとに配布元が違います。 まとめて一つの条件では判断できません。
欄を空けたままにしない
| 残す欄 | 効きめ |
|---|---|
| 何の素材か | 後で探せる |
| どこで手に入れたか | 戻って確かめる |
| どこに使ったか | 差し替えが効く |
| いつ確かめたか | 古さが分かる |
一つ空けると、その素材だけ後で確かめ直せなくなります。
空けたことも忘れるので、公開の直前に困ります。
取り込んだその場で書くのが、いちばん手間がかかりません。
はっきりしないときは使わない
使ってよい範囲が書いてあるものだけを使います。
読み切れないもの、書いていないもの、出どころが分からないものは使いません。
倒す向きを決めておくと、素材ごとに悩まずに済みます。
使わないほうへ倒したものは、あとで確かめれば戻せます。 逆は戻せません。
同じ素材を別の作品で使うとき
一度控えた素材でも、別の作品で使うときは行を足します。
使った場所の欄が作品ごとに変わるためです。 同じ行に書き足すと、どちらの作品か分かりません。
条件の欄は写して構いません。 ただし確かめた日は新しく書きます。
前に確かめてから時間が経っているなら、もう一度読みます。 条件が書き換わっていることがあります。
条件の中身は素材ごとに違う
この記事に、具体的な条件は書いてありません。 素材ごとに違うからです。
同じ配布元でも、素材ごとに条件が違うことがあります。
確かめる先は、その素材の配布元が出している案内です。 ほかの人の説明で代えません。
読んだ内容は、自分の言葉で管理表へ書き写します。
使えるかの最終判断はしない
ここで扱うのは、確かめ方と控え方だけです。
使ってよいかどうかを最終的に決めるのは、その素材の条件です。
判断に迷うものは、使わない側へ倒したうえで、必要なら配布元へ聞きます。
急いで決めるより、聞いて待つほうが安全です。
差し替えが要るときの手順
使わない側へ倒すと決めた素材が、すでに原稿に入っていることがあります。
使った場所の欄を見ます。 控えてあれば、どのページかがすぐ分かります。
差し替える素材を先に決めます。 外してから探すと、その間は原稿が止まります。
差し替えたら、控えの行も新しい素材の行へ書き換えます。 古い行は消さず、外した日を足します。
公開済みなら、差し替えた版として出し直すかどうかを別に決めます。 控えがあれば、どの話に入っていたかが追えます。
公開したあとに条件が変わることもある
配布元の案内は、後から書き換わることがあります。
いつ確かめたかを控えてあれば、どの時点の条件で判断したのかが分かります。
長く公開し続けるものは、たまに見直します。
見直した日も、同じ欄に書き足していきます。
次の作品は取り込むときに書く
いま公開前にまとめて確かめているなら、取り込む瞬間に一行書く形へ変えます。
そのときなら、どこで手に入れたかを覚えています。
あとから思い出す手間が消えるので、結局いちばん早く終わります。