COMISTA JOURNAL漫画を投稿する

漫画の修正版を公開するときの確認事項

公開日

架空原稿で、修正前と修正後・理由・公開日・版の記号・読者への案内を一行に対応させる記録を作ります。差し替えの可否は投稿先の公式で確かめる前提にします。

「漫画の修正版を公開するときの確認事項」を表したイラスト

直した版をどう出すか決まらない

直したい箇所が見つかったのに、そのまま差し替えてよいのか分からないことがあります。

直し方の問題ではありません。何をどう直したかを、どこにも残していないからです。

修正前後と理由・版を一行にまとめた記録の図
図の原稿も記録も架空です

使った架空原稿

例に使うのは、この記事のために作った架空の読み切りです。状況は 「公開したあとに、2ページ目の台詞と5ページ目の効果音を直す」 としました。

直した箇所は二つです。 どちらも中身の筋は変えていません。

筋が変わる直しは別の扱いです。 読んだ人の記憶と食い違います。

直しの大きさを三つに分ける

案内を出すかどうかは、直しの大きさで決まります。 先に三つに分けておきます。

表記の直し。 誤字、送り仮名、効果音の書き方です。読んだ内容は変わりません。

見え方の直し。 線の引き直し、トーンの掛け直し、コマの余白です。読む順は変わりません。

筋の直し。 台詞の意味、場面の順、結末に関わる描写です。読んだ人の理解が変わります。

直しの大きさ 読んだ人への影響
表記 無い
見え方 ほぼ無い
筋 変わる

同じ差し替えに三つが混ざることがあります。 そのときは、いちばん大きい側で扱います。

一行に並べる六つ

並べる欄 何を書くか
修正前 直す前の内容
修正後 直したあと
理由 なぜ直したか
公開日 いつ出したか
版の記号 何版目か
案内 読者へ出すか

修正前と修正後は別の欄に置きます。 上書きすると比べられません。

版の記号を決めておくと、どの版を見ているか分かります。 日付だけでは足りないことがあります。

修正前後の書き方

修正前と修正後を左右に並べた図
筋の変わる直しは別扱いです

台詞の直しは、前と後の文字をそのまま書きます。 要約すると、どこが変わったか分かりません。

絵や効果音の直しは、場所とページ番号で書きます。 文字にできない直しもあります。

筋が変わる直しは、案内を出す側へ寄せます。 読んだ人の記憶と違ってしまうためです。

記録を置く場所

記録は原稿と同じ場所に置きます。 原稿を開いたときに、どの版かがすぐ分かります。

一つの作品に一つの記録にします。 話ごとに分けると、版の記号が話ごとにずれます。

行は足すだけにします。 前の行を書き換えると、いつ何を直したかが消えます。

出す先が複数あるときは、先ごとに欄を分けます。 差し替えた先と、まだの先が分かります。

版の記号を決める

記号の例 意味
初版 最初に出した版
第2版 直したあとの版
日付つき いつの版か

記号は自分の中で一貫していれば足ります。 外に出す必要はありません。

記号と公開日は組で残します。 どちらか片方では追えません。

読者への案内

案内を出す場合と出さない場合を並べた図
直しの大きさで分けます

誤字や効果音の直しは、案内を出さない選択もできます。 読み直す必要が無いためです。

筋や結末に関わる直しは、案内を出すほうが親切です。 読んだ人の理解が変わります。

案内を出した場合は、記録の欄にもその日を書きます。 次に直すときの目安になります。

同じ箇所を何度も直すとき

同じページを二度以上直すことがあります。 そのときは行をまとめません。

直すたびに一行足します。 何回直したかが残ります。

三回を超えたら、直す前の判断を見直します。 直し方ではなく、直すと決めた基準のほうが揺れています。

版の記号は回数ぶん進めます。 同じ記号で中身が違う版があると、どれを見ているか分かりません。

案内の要否で迷うとき

手が止まる場面を、三つ挙げます。 どれも記録の話です。

どの例でも挙動を決めつけていません。自分の手元に残せることだけを書いています。

前後と版が残ったか確かめる

修正版を出したあとに確認したい5項目のチェックリスト
直しの多さを採点する表ではありません

修正前と修正後を別の欄に残したか。 上書きすると比べられません。

版の記号と公開日を組で書いたか。 片方では追えません。

案内の要否を決めたか。 直しの大きさで分かれます。

直した日に一行残す

修正版を出すのに、特別な手順は要りません。直したその日に、前と後を一行で残すこと。

版の記号は決めたか。案内を出すかどうかは決めたか。 そこまで残れば、次の直しでも同じ形が使えます。

案内を出さない選択でも構いません。 決めた理由が残っていれば、後から説明できます。

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