漫画の合評会を開く|目的とフィードバックのルール
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架空の合評会で、司会が読む進行文と参加者が書く意見欄を段階ごとに対応させます。批評を人の評価にせず、出た意見を必ず採用する前提にもしません。
集まったのに何を話すか決まらない
作品を持ち寄ったのに、感想を言い合うだけで終わってしまうことがあります。
参加者の問題ではありません。進行の段階ごとに何を話し、何を書き残すかが決まっていないからです。
一人に届いた意見とは扱いが違う
合評会では複数の人が同じ原稿を同時に読みます。 一人から届いた言葉を分類する作業とは、集まり方も速さも違います。
その場で採否を決めません。 決めようとすると、言った人の前で断ることになります。
記入だけをその場で終え、採否は持ち帰ります。 分けておくと、どちらも雑になりません。
先に目的を一つ決める
| 決めること | 書き方 |
|---|---|
| 目的 | 何を聞きたいか |
| 対象 | どの原稿か |
| 時間 | 一本の持ち時間 |
| 記入 | 誰が書くか |
目的は一つに絞ります。 「全体を良くする」では、出る意見がばらけます。
時間は先に決めて読み上げます。 決めておくと、司会が止めやすくなります。
原稿を読む時間をどこに置くか
先に決めるのは、その場で読むか、事前に読んでくるかです。 ここで会の長さが変わります。
その場で読むと、全員が同じ条件になります。 読む時間ぶんだけ会が長くなります。
事前に読んでくると、会は短く済みます。 読んでいない人が出たときの扱いを決めておく必要があります。
| 読む時期 | 決めておくこと |
|---|---|
| その場で | 読む時間 |
| 事前に | 未読の扱い |
どちらでも構いませんが、会ごとに変えません。 変えると、意見の細かさが会ごとに違ってきます。
進行を五つの段階に分ける
段階ごとに、司会が読む一文を決めておきます。 その場で言葉を探さずに済みます。
良かった点を先に置きます。 直す話から始めると、残す所が見えなくなります。
修正提案は最後の段階にまとめます。 途中で混ざると、確認と提案の区別が消えます。
発言の順番を決める
| 決めること | 置き方 |
|---|---|
| 発言順 | 読んだ順に |
| 一人の時間 | 短く区切る |
| 作者の発言 | 最後にまとめて |
作者は途中で説明しません。 説明が入ると、読んだままの反応が消えます。
同じ意見が重なったら、そう言うだけで足ります。 言い直さなくて構いません。
司会は作者以外が持つ
作者が司会をすると、止める判断と説明したい気持ちが同じ人に乗ります。
順番に回します。 毎回同じ人が持つと、その人だけ自分の原稿の回が無くなります。
司会は意見も言って構いません。 段階の最後に回すだけで足ります。
二人しかいないときは、時間の管理だけを交代で持ちます。 読み上げ文があれば、司会の仕事はほぼそれだけです。
意見を三つに分類する
| 分類 | 書く中身 |
|---|---|
| 良かった点 | 残っている所 |
| 確認したい点 | 読めなかった所 |
| 修正提案 | 直す案 |
確認したい点と修正提案は別です。 読めなかっただけの所に、案は要りません。
どの欄もページ番号で書きます。 場所が無いと、作者が後で追えません。
人数と持ち時間の目安
人数の上限は決めませんが、一本あたりの時間から逆算します。
一人あたりの発言を短く区切ると、人数が増えても会は伸びません。 区切りは司会が読み上げます。
人数が増えたら、口頭を減らして記入を増やします。 全員が話す必要はありません。
| 増えたもの | 動かす所 |
|---|---|
| 人数 | 口頭を減らす |
| 原稿の本数 | 一本の時間 |
採否は持ち帰って決める
| 採否 | 添える一行 |
|---|---|
| 採用 | 直す箇所 |
| 保留 | 決められない訳 |
| 見送り | 採らない訳 |
採らなかった行にも一行を残します。 言ってくれた人へ戻すときに使えます。
採否は会の中で言いません。 その場の空気で決めないためです。
意見が出ないとき
声が出ない場面を、三つ挙げます。 どれも進行の話です。
どの例でも採否をその場で決めていません。記入のほうを先に済ませています。
記入欄が埋まったか確かめる
意見欄にページ番号が入っているか。 場所が無いと追えません。
確認したい点と修正提案を分けたか。 別のものです。
採否をその場で決めていないか。 持ち帰って書きます。
良かった点の段階から試す
合評会を開くのに、全部の段階は要りません。次に集まるとき、良かった点の段階だけ司会文と記入欄を用意してみること。
ページ番号で書けたか。採否は持ち帰ったか。 そこまで決まれば、次の段階も同じ形で足せます。
参加が二人でも構いません。 段階と欄があれば、同じ進行で回せます。