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前向きな読後感の漫画を探す|挑戦と再出発の物語

公開日

前向きな読後感の漫画は「どんな場面が描かれるか」から選べます。挑戦、失敗のあとの選択、再出発、人を頼る場面、小さな一歩という5つの見どころを、結末に触れずに紹介文から見分ける方法をまとめました。

「前向きな読後感の漫画を探す」を表したイラスト

「前向き」を成功とは切り離して考える

「前向きになれる漫画」と検索すると、勝つ話、夢が叶う話、大きく成功する話が並びます。

ですが前向きな読後感は、成功したかどうかとは別のところから生まれます。 何かがうまくいかなかったあとに、その人が次に何をするか。そこが描かれていれば、結果がどうであれ読後感は前を向きます。

前向きな場面5つ。初めて挑戦する、失敗からやり直す、方向を変える、誰かの力を借りる、小さな変化を選ぶ
どれが立派ということはありません。今日どれを読みたいかだけです

なお、能力が伸びていく過程そのものを追う話は、この記事の範囲から外しています。ここで見るのは「次へ進む場面があるか」だけです。

挑戦する場面を見る

まだ経験のないことへ向かう場面です。

紹介文から読み取れるのは、その人がこれまでやっていなかったことに向かうかどうかというところまでです。うまくいくかどうかは、たいてい書かれていません。

大きな挑戦でなくて構いません。 初めての場所へ行く、初めて誰かに声をかける、といった場面も同じ入口です。

失敗した後の選択を見る

前向きな読後感を探すとき、いちばん手がかりになるところです。

失敗したあとの場面。止まった地点から戻って、もう一度出る図
うまくいかなかったあとに何をするかが、手がかりになります

うまくいかなかったこと自体は、前向きさの反対ではありません。 そのあとに行動が描かれるかどうかが分かれ目になります。

紹介文に「失敗」「挫折」といった言葉があるとき、それは暗い話だという印にはなりません。そのあとが描かれる作品ほど、その言葉が先に出てきます。

再出発の形を見る

再出発というと、人生をやり直すような大きな話を思い浮かべがちです。

再出発の形。道から小さく離れて、また戻る点が3つ
大きな立て直しだけが再出発ではありません

実際には、翌日もう一度行く、別の方法を試す、一度離れた場所へ戻るといった小さな形のほうがよく描かれます。

新しい関係を始める、小さな習慣を変える、といった場面も同じです。どれも同じ「一歩」として見ます。

誰かを頼る場面も一歩になる

一人で解決する話だけが前向きなわけではありません。

誰かを頼る場面。別の線が合流して、そこから続く図
一人で進むことだけが前向きさではありません

抱えていたことを誰かに伝える場面は、それ自体が次へ進む動きです。紹介文では「相談する」「打ち明ける」「助けを求める」といった言い方で出てきます。

小さな変化を選ぶ物語

大きく動く話だけが候補ではありません。

小さな変化も一歩として見る図。同じ印を一つずつ付ける
変化の大きさに関わらず、同じ印を一つ付けます

変化の大きさは、前向きさの量ではありません。 小さな行動を選ぶ話も、方向を変える話も、一度休むと決める話も、同じ一歩として数えます。

ここまでの見方をまとめると、次のようになります。

見たい変化 注目する場面
再挑戦 もう一度始める
方向転換 別のやり方を選ぶ
助けを借りる 誰かに頼る
小さな一歩 小さな行動を選ぶ
再出発 離れたものへ戻る

この対応も決まりではなく、探すときの目印です。

紹介文のどの語が「次へ進む場面」を示すか

五つの場面は分かっても、紹介文のどこを見ればいいかが決まらないと使えません。前向きさは紹介文に書かれないので、行動を表す語のほうを探します。

動きの語が入っていれば、その場面があります。 戻る、始める、訪ねる、伝える、決める、試す。これらは全部、人物が何かをする語です。 状態を説明するだけの紹介文(〜だった、〜が続いている)には、進む場面が書かれていません。

もう一度、今度は、ふたたび。こうした語は失敗のあとを示します。 前に一度あったことが前提になっているので、そのあとを描く作品だと分かります。この手の語が入っている紹介文は、探している方向に当たりやすいところです。

相談する、打ち明ける、助けを求める。これらは誰かを頼る場面です。 一人で進む話を探しているか、人と関わる話を探しているかで、ここを見るかどうかが変わります。

時間が飛んでいる紹介文は、再出発の可能性があります。 「数年後」「あれから」といった語のあとに現在の状況が書かれていれば、一度離れて戻る形かもしれません。

逆に、動きの語が一つも無い紹介文は、この入口では当たりません。 状況の説明だけで終わっている場合、前へ進む場面が読みどころではない可能性が高いです。別の入口で探すほうが早いです。

前向きでも途中は苦しいことがある

選ぶ前に、ひとつ気をつけたいところです。

読み始めてつらくなったら、途中で閉じて構いません。

成功する結末かどうかは別の話

紹介文から読み取れるのは、場面があるかどうかまでです。

そして、「読めば前向きになれる」と言い切れる作品はありません。 同じ作品でも、受け取り方はその日の状態によって変わります。紹介文からできるのは、そうした場面に反応する人がいると見当を付けるところまでです。

架空例で選び方を見る

五つの場面がどう紹介文になるのか、四つ書き出します。書いたのはこちらで、実在の作品のものではありません。

どの例も、このあとどうなるかは書いていません。 前へ進む場面までを示しています。

一歩の形を決める前の5項目

五つ全部を決める必要はありません。今日はどんな一歩が描かれた話を読みたいか、一つ決まれば十分です。

前向きな読後感で選ぶときのチェックリスト
全部を毎回見る必要はありません
見るところ 確認すること
場面 五つのどれか
動きの語 紹介文にあるか
関わり方 一人か、誰かとか
注意表示 苦手な題材の有無
結末 読みすぎていないか

読み終えて前向きになれなかったとき

読後にどう感じるかは、読んでみないと分かりません。 前へ進む場面が描かれていても、読み終えたときに何も動かないことはあります。そのときに考えておきたいことが二つあります。

一つは、作品が悪かったわけではないということ。 同じ作品で背中を押される人と、何も感じない人がいます。受け取り方はその日の状態に左右されるので、作品の側だけでは決まりません。 期待して選んだぶん、外したときに落ち込みやすいところでもあります。

もう一つは、場面の種類が合っていなかった可能性です。 大きく挑戦する話が眩しすぎる日もあれば、小さな一歩の話が物足りない日もあります。どちらも自分の状態との噛み合わせなので、次は別の場面を選べば変わります。 一人で進む話が重かったなら、誰かを頼る場面のある作品へ寄せてみる、という具合です。

そして、前向きになれることを条件にして読まなくてもよいです。 場面が描かれているかどうかまでが、読む前に確かめられることでした。そこから先は、その日の自分との相性です。

どんな場面が描かれた話を読みたいか。そこだけ決めて探してみてください。

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