漫画の読者アンケートを作る|知りたいことを絞る
公開日
一問ごとに知りたいこと・質問文・回答形式・回答後の使い道を組で決める対応表を作ります。誘導する質問を唯一の作り方とせず、集めない項目を先に決めます。
答えは集まったのに使いどころが分からない
アンケートを置いたのに、集まった答えを次にどう使うか決まらないことがあります。
回答が少ないからではありません。何に使うかを決める前に、聞きたいことを並べているからです。
聞く相手と場面を決める
これは公開したあとに、読んだ人へ広く置く問いの話です。 見せる相手を選んで意見をもらう段階とは、集まり方が違います。
答える人は本編を読み終えた直後です。 長い問いは最後まで進みません。
答えは一度きりで届きます。 聞き直せない前提で問いを作ります。
置く場所で答えが偏る
同じ問いでも、置く場所によって答える人が変わります。 集まった答えは、その場所に来た人の答えです。
本編の最後に置けば、最後まで読んだ人の答えが集まります。 途中でやめた人の答えは入りません。
作品一覧のそばに置けば、まだ読んでいない人も答えます。 読んだ前提の問いは使えません。
外の発信から誘導すれば、追っている人の答えが増えます。 はじめて読む人の割合は下がります。
| 置く場所 | 集まる答え |
|---|---|
| 本編の最後 | 読み終えた人 |
| 一覧のそば | 未読を含む |
| 外から誘導 | 追っている人 |
偏っていることは欠点ではありません。 どこに置いたかを書き残せば、後から読み方が決まります。
一問ごとに四つを組で決める
| 決める欄 | 中身 |
|---|---|
| 知りたいこと | 何を見るか |
| 質問文 | 読む人の言葉 |
| 回答形式 | 答え方 |
| 使い道 | 答えの使い先 |
四つのうち一つでも空なら、その問いは置きません。 使い道が空の問いは、答えが余ります。
質問文は読む人の言葉で書きます。 制作の用語はそのまま伝わりません。
例に置いた五問
例に使うのは、この記事のために作った架空の設問です。読み切りを一本公開したあとに置くという状況にしました。
実在のサービスの様式には合わせていません。 置ける形式は出す先の案内で確かめます。
回答の数字も架空です。 集計の見本としては置いていません。
回答形式を選ぶ
| 回答形式 | 向くとき |
|---|---|
| はい いいえ | 有無を見る |
| 選択肢 | 数をそろえる |
| 四段階 | 強さを見る |
| 自由記述 | 言葉を読む |
自由記述は一問までにします。 増えると答える手が止まります。
選択肢には「どれでもない」を置きます。 当てはまらない人が無理に選ばずに済みます。
集めない項目を先に決める
| 集めない | なぜ |
|---|---|
| 氏名 | 使い道が無い |
| 連絡先 | 返信に使わない |
| 住所 | 場所は不要 |
| 年齢 | 設問と無関係 |
使い道の欄が書けない項目は集めません。 集めた側に保管の責任が残ります。
置かない欄は、空欄のままにするのとは違います。 そもそも作りません。
問いを並べる順番
答えやすい問いを先に置きます。 最初の問いで止まると、後ろは読まれません。
はい・いいえや選択肢を前に置きます。 押すだけで進みます。
自由記述は最後に置きます。 途中に置くと、そこで止まった人の後ろの答えが全部消えます。
関係の近い問いは続けて置きます。 話題が飛ぶと、答える側が前の問いを読み直します。
| 置く位置 | 形式 |
|---|---|
| 前 | 選択肢 |
| 中 | 四段階 |
| 最後 | 自由記述 |
誘導しない書き方
良かったところを前提にした問いは避けます。 良くなかった人の答えが入りません。
一つの問いで二つを聞きません。 どちらへの答えか分からなくなります。
選択肢の並び順を、勧めたい順にしません。 上に置いた答えが選ばれやすくなります。
答えを読むときの分け方
集まった答えは、そのまま直す指示にはなりません。 三つに分けてから使います。
直すもの。 使い道の欄に書いたとおりに使える答えです。
保留するもの。 答えは読めるが、どう直すか決まらないものです。次に同じ問いを置くときの材料にします。
使わないもの。 使い道の欄に当てはまらない答えです。捨てずに残しておきます。
| 分類 | 次にすること |
|---|---|
| 直す | 使い道の通り |
| 保留 | 次回の材料 |
| 使わない | 残して置く |
多かった答えを自動で採用しません。 数は、置いた場所と回答数で変わります。
問いが増えすぎるとき
問いが決まらない場面を、三つ挙げます。 どれも設問の話です。
どの例でも答えを寄せていません。使い道のある問いだけを残しています。
四つの欄が埋まったか確かめる
四つの欄がすべて埋まっているか。 一つ空なら置きません。
集めない項目を決めたか。 先に決めておく欄です。
誘導していないか。 前提を置いた問いを探します。
一問の四欄を埋めてみる
アンケートを作るのに、たくさんの問いは要りません。置く前に、一問について四つの欄を埋めてみること。
使い道は書けたか。集めない項目は決めたか。 そこまで決まれば、二問目も同じ形で作れます。
一問だけでも構いません。 使い道があれば、答えは次に生かせます。