こんにちは!株式会社メモリアインクのふくしまです!
本記事では、比較演算子の基本から応用まで、サンプルコードを交えて徹底的に解説します
この記事を読んで分かること…
・比較演算子の基本
・比較演算子を使用した条件分岐の方法
・応用的な比較演算子の使用例
比較演算子の基本
Swiftにおける比較演算子は、2つの値を比較し、その結果が真(true)か偽(false)かを返す演算子です。基本的な比較演算子には、等しい(==)、等しくない(!=)、より大きい(>)、より小さい(<)、以上(>=)、以下(<=)があります。
サンプルコード: 基本的な比較演算子の使用
// 基本的な比較
let number1 = 5
let number2 = 10
// 等しいかどうか
print(number1 == number2) // false
// 等しくないかどうか
print(number1 != number2) // true
// より大きいかどうか
print(number1 > number2) // false
// より小さいかどうか
print(number1 < number2) // true
// 以上かどうか
print(number1 >= number2) // false
// 以下かどうか
print(number1 <= number2) // true
サンプルコードの説明
◾️行2-3: 二つの整数型変数 number1
と number2
を宣言し、それぞれに 5 と 10 の値を代入しています。
◾️行6: ==
演算子を使用して number1
と number2
が等しいかどうかを比較し、その結果(この場合は false
)を出力しています。
◾️行9: !=
演算子を使って number1
と number2
が等しくないかどうかを比較し、結果(true
)を出力しています。
◾️行12: >
演算子により number1
が number2
より大きいかどうかを評価し、結果(false
)を出力します。
◾️行15: <
演算子を用いて number1
が number2
より小さいかどうかを検証し、結果(true
)を表示します。
◾️行18: >=
演算子で number1
が number2
以上かどうかを確認し、結果(false
)を出力します。
◾️行21: <=
演算子を使って number1
が number2
以下かどうかをチェックし、結果(true
)をプリントします。
条件分岐での利用
プログラムの実行フローを制御するには、条件分岐が不可欠です。Swiftでは、if
文や switch
文を使用して条件分岐を行いますが、その際に比較演算子が重要な役割を果たします。
サンプルコード: if 文による条件分岐
let age = 20
if age >= 18 {
print("成人です")
} else {
print("未成年です")
}
サンプルコードの説明
◾️行1: 整数型の変数 age
を宣言し、20という値を代入しています。これは、ユーザーの年齢を示しています。
◾️行3:if
文を使用して、変数 age
が18以上かどうかを評価しています。これは成人かどうかを判定するための条件です。
◾️行4: 条件 age >= 18
が true
(真)である場合、つまり変数 age
が18以上である場合に、”成人です” というメッセージをコンソールに出力します。この行は if
条件が満たされたときにのみ実行されます。
◾️行5-6: else
ブロックは if
条件が false
(偽)である場合に実行されます。この場合、”未成年です” というメッセージがコンソールに出力されます。このコードの場合、age
が18未満であるときにこのメッセージが出力されます。
◾️行7: if
文の終わりを示します。
データのフィルタリング
比較演算子は、データのソートやフィルタリングにも利用されます。例えば、配列内の要素を特定の条件に基づいて並び替えたり、条件を満たす要素だけを抽出したりする場合に便利です。
サンプルコード: 配列のフィルタリング
let numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6]
let evenNumbers = numbers.filter { $0 % 2 == 0 }
print(evenNumbers) // [2, 4, 6]
サンプルコードの説明
◾️行1: 配列 numbers
を宣言し、1から6までの整数を要素として格納します。この配列は、フィルタリングの対象となります。
◾️行3: filter
メソッドを使用して配列 numbers
の各要素に対してフィルタリングを行います。ここでの { $0 % 2 == 0 }
はクロージャ(無名関数)で、配列の各要素($0
が要素を表す)が2で割り切れるか(つまり偶数か)を確認しています。この条件を満たす要素のみを evenNumbers
配列に格納します。
◾️行4: print
関数を使用して、フィルタリングされた偶数の配列 evenNumbers
を出力します。この場合、[2, 4, 6]
がコンソールに表示されます。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では、Swiftの比較演算子の基本から応用までをサンプルコードを交えながら解説しました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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