Web短編が最後まで公開されているか確認する方法
公開日
Webで見つけた短編漫画は、最後まで読める本編のこともあれば冒頭だけのこともあります。話数表示・完結表記・続きへの導線・公開期間という4つの手がかりから、読み始める前に公開範囲を確かめる手順をまとめました。
Web短編は「最後まで読めるか」を先に確認する
Webで短い漫画を見つけて、そのまま読み始める。最後まで読めることもあれば、途中で終わることもあります。
紛らわしいのは、どちらも見た目が短いことです。 全3ページの読み切りも、長い作品の冒頭3ページも、開いた時点では同じくらいの分量に見えます。読み進めて止まってから、続きがどこにあるのかを探すことになります。
だから、読み始める前に一度だけ確かめます。いま開いているこのページは、最後まで読める本編なのか、それとも一部だけなのか。これだけです。
タイトル付近・話数表示・完結表記・続きの導線を見る
見る場所は、ページの中に4つあります。
1. 作品タイトル付近
題名のまわりです。作品の種別や状態が書かれていることがあります。何も書かれていないこともあります。
2. 話数・ページ数表示
何話あるのか、何ページあるのか。数が小さいことは、それだけでは何も決めません。 1話しか無いように見えて、別の場所に続きが置かれていることもあります。
3. 完結・最終話の表記
作品が終わっているかどうかの表示です。書かれていない作品も多くあります。
4. 続きを読む導線
次へ進むリンクや案内があるかどうか。あるなら、このページで終わりではありません。
全編公開かを見る
公開の範囲は、大きく4つに分かれます。
全編公開
最初から最後まで読める状態です。
一部公開
途中までが読める状態です。冒頭の数ページだけのこともあれば、前半だけのこともあります。
期間限定公開
いまは全部読めるけれど、いつまでかが決まっている状態です。
公開終了
以前は読めたけれど、いまは読めない状態です。ページ自体が残っていることもあります。
ここで気をつけたいのは、短いページ数と短編本編は別だということです。 「全3ページ」と書かれていても、それが作品の全部なのか、いま公開されている分が3ページなのかは、数字だけでは決まりません。
一部公開・試し読みを見分ける
一部だけの公開かどうかは、どこで切れているかを見ると分かりやすくなります。
途中で終わる
話が途中で止まっていて、場面が閉じていない。いちばん分かりやすい形です。
続きへの導線がある
本文の最後に、次へ進むリンクや案内が置かれている形です。導線があるなら、そのページで完結していません。
この先の案内が出る
本文が終わったところに、続きの読み方についての案内が置かれている形です。書き方は掲載元によって違います。
ただし、無料で読めた範囲が作品の全部とは限りません。 料金の区切りと、作品の区切りは別に決まっています。
「完結」の表記を確認する
作品が終わっているかどうかは、公開の範囲とはまた別の話です。
完結
作品としては終わっている状態です。
続きあり
まだ続く状態です。連載中と書かれることもあります。
書かれていない
どちらとも書かれていない状態です。これがいちばん多いかもしれません。
ここを混ぜると迷います。見ているものが違うからです。
| 見ているもの | 分かること |
|---|---|
| 完結表記 | 作品が終わっているか |
| 公開範囲 | いまどこまで読めるか |
終わっている作品でも公開が一部だけのことはありますし、続いている作品の第1話が全編公開されていることもあります。作品の状態と、ページの状態です。
期間限定公開に注意する
いまは全部読めるのに、あとで読めなくなることがあります。
期間限定の公開では、終わりの日が書かれていることがあります。書かれていないこともあります。いつまでかが分からないときは、分からないままにしておきます。 「まだ大丈夫だろう」と見積もっても、その見積もりに根拠はありません。
読みたい気持ちがあるなら、後回しにせず読むのが確実です。急かしているのではなく、公開期間はこちらで動かせないからです。
公開終了とリンク切れを混同しない
開けなかったときに、原因を決めつけないところも大事です。
読めない理由はいくつもあります。公開が終わったのか、ページの場所が変わったのか、一時的に表示できないだけなのか。画面を見ただけでは区別が付かないことがあります。
分からないときは、掲載元のトップから作品を探し直すと、場所が変わっただけなのかが分かることがあります。それでも見つからなければ、そこまでが分かったことです。
読み始めてから途中だと分かったときは
確認しても、読み始めてから「これは一部だった」と気づくことはあります。表記が無いページでは、読んでみるまで分からないことがあるからです。 そのときの扱い方を決めておくと、後味が悪くなりません。
まず、どこで切れたかを覚えておきます。 場面が閉じていない途中で止まったのか、一区切りついたところで止まったのか。前者なら一部公開、後者なら本編が終わった可能性があります。 この違いは、続きを探すかどうかの判断に効きます。
次に、本文の末尾を最後まで見ます。 続きの導線や案内は、本文が終わったすぐ下ではなく、少し離れた場所に置かれていることがあります。読み終えた勢いで閉じてしまうと、導線があっても見落とします。
続きが有料だった場合は、それ自体は普通のことです。 料金の区切りと作品の区切りは別に決まっているので、無料部分で止まったことを「読めなかった」と受け取らなくて構いません。 冒頭まで読んだうえで、続きを読むかどうかを決められる状態になっています。
続きが見つからないときは、掲載元のトップから作品名で探し直します。 続きが別のページや別の媒体に置かれていることがあります。それでも見つからなければ、そこまでが分かったことです。
作品の状態を見てから、ページの状態を見る
ここまでを順番にすると、次のようになります。
上から順に見て、分かったところまでで判断します。全部そろわないことのほうが多いので、そろわないことを前提にした順番です。
順番には理由があります。先に完結表記を見るのは、それが作品そのものの状態だからです。話数と導線は、いま開いているページの状態です。作品の状態を見てから、ページの状態を見ます。
表示のしかたを架空の例で見る
掲載元によって画面はまったく違うので、表示のしかたを四つ書いてみます。いずれもこの記事で考えたもので、実在するサービスや作品の画面ではありません。
AからDのうち、このページだけで最後まで読めるのはAです。Cはいまなら読めますが、いつまでかが決まっています。BとDは、このページで完結していません。
どれも悪い形ではありません。 冒頭だけを公開するのも、期間を決めて公開するのも、掲載する側の判断です。読む側は、それがどれなのかを知っておけば足ります。
判断が付かないときに掲載元の案内で補う
ページを見ても判断が付かないことがあります。そのときは、掲載元の案内を見ます。
見るのは、作者や出版社の公式ページ、掲載元が出している案内のページです。公開の範囲や期間についての説明が置かれていることがあります。
それでも分からなければ、そのままにしておきます。推測で「たぶん全部読める」と埋めると、読み始めてから戻ることになります。
Web短編を開く前の5項目
開く前に、さっと見ておきたいところです。
| 見るところ | 確認すること |
|---|---|
| 完結表記 | 終わっているか |
| 話数・ページ | 数と範囲 |
| 続きの導線 | 次があるか |
| 公開範囲 | どこまで読めるか |
| 公開期間 | いつまでか |
結局、混ざりやすい三つを別々に見るだけでいい
Web短編で迷うのは、性質の違う三つが同じ画面に並んでいるからです。 作品が終わっているか(完結表記)、いまどこまで読めるか(公開範囲)、お金がかかるか(料金)。この三つは互いに独立していますが、画面上では隣り合って表示されます。
混ぜると、一つの表示から二つ結論を出してしまいます。 「完結」と書いてあるから全文読めるはず、「無料」と書いてあるから最後まで読めるはず。どちらも、見ているものと結論がずれています。別々に確かめれば、この取り違えは起きません。
見る順番も、この独立性から決まります。 先に完結表記を見るのは、それが作品そのものの状態だからです。話数と導線は、いま開いているページの状態。作品の状態を見てから、ページの状態を見る。 逆にすると、ページの状態から作品の状態を推し量ることになります。
そして、四つそろわないのが普通です。 表記が無いページのほうが多いくらいなので、書かれていないことを「無い」と読まないのが最後の一点になります。 話数の表示が無いことは、1話だけという意味ではありません。
分からない項目は、分からないまま置いておきます。確認できたところまでが、分かったことです。最後まで読めると分かったら、あとはふつうに一作として読むだけです。